鈴木崇広 (化学者)

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鈴木 崇広
生誕 日本の旗 日本 静岡県賀茂郡東伊豆町(稲取)
国籍 日本の旗 日本
研究分野 化学理科教育光化学
研究機関 埼玉県立坂戸高等学校
大妻嵐山中学校・高等学校
大妻女子大学(研究員)
東京理科大学
出身校 埼玉大学 理学部
埼玉大学大学院 教育学研究科
東京理科大学大学院 理学研究科
主な業績 東レ理科教育賞 文部科学大臣賞
主な受賞歴 東レ理科教育賞 文部科学大臣賞(2022年度)
リカジョ育成賞 準グランプリ(2024年)
日本学生科学賞 指導教諭賞(2022年)
東レ理科教育賞(2026年)
プロジェクト:人物伝
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鈴木 崇広(すずき たかひろ)は、日本の化学者教育者静岡県賀茂郡東伊豆町(稲取)出身[1]東京理科大学理学部第一部化学科助教[2]。専門は化学教育光化学

高等学校教諭時代に開発した化学実験教材が高く評価され、2022年度(第54回)東レ理科教育賞の最高賞(文部科学大臣賞)を受賞した。現在は大学において、理科教員の養成や新規教材の開発研究に従事している。

学歴

  • 2012年3月 - 埼玉大学 理学部 基礎化学科 卒業
  • 2014年3月 - 埼玉大学大学院 教育学研究科 教科教育専攻 理科専修課程 修士課程修了
  • 2021年9月 - 東京理科大学大学院 理学研究科 科学教育専攻 博士課程修了

職歴

人物・教育方針

「受験のためだけでなく、人生の豊かさにつながる理科教育」を理念に掲げている[4]

高校教員時代は、授業時間を確保しにくい進学校の環境にあっても「実験」を重視し、生徒自身が仮説を立てて検証するプロセス(探究活動)を積極的に取り入れた。特に女子校(大妻嵐山中学校・高等学校)勤務時代には、理系分野に進む女子生徒(リケジョ)を増やすための取り組みに注力し、2024年に日産財団より「第7回リカジョ育成賞」準グランプリを授与されている[5]

実験教材の開発においては、高価な器具や危険な薬品を使わず、家庭用洗剤やアルミホイルといった「身近な材料」を用いる手法を得意とする。これは、生徒が安全に取り組めるだけでなく、安価で再現性が高いことから、教育現場での普及に適していると評価されている[6]

業績・研究

専門は化学教育および光化学。特に、中等教育(高校化学)における実験教材の安全性向上や、身近な材料を用いた新規教材の開発研究で知られる。

黄銅めっき教材の開発
従来、黄銅(真鍮)へのめっき実験には、有毒なシアン化物や強アルカリ性の水酸化ナトリウム水溶液を加熱して用いる手法が一般的であった。鈴木は、家庭用洗剤に含まれる界面活性剤アルミホイル(アルミニウム)を用いることで、常温かつ安全に銅板へ均一な亜鉛めっきを施し、加熱により黄銅化させる手法を確立した。この成果により、第54回東レ理科教育賞・文部科学大臣賞を受賞した[6]
光化学反応教材(フォトクロミズム)
メチレンブルーアスコルビン酸を用いたフォトクロミズム(光変色)現象を利用し、レーザー光で溶液に文字や絵を描ける新規教材の開発を行っている。この教材は「液体に光で絵を描く」という視覚的なインパクトがあり、安価に体験できることから、出身地である伊豆新聞などでも取り上げられた[1][7]
2025年3月には、これらの教材開発に関する研究が評価され、日本化学会第105春季年会において「ハイライト講演」に選出された[8][9]。さらに2026年3月には第57回東レ理科教育賞を受賞した[10]。2回目の東レ理科教育賞受賞である。

受賞歴

著書

  • 『化学基礎』(令和4年度用 高等学校教科書、化基704)、実教出版、2022年(共著)
  • 『化学』(令和5年度用 高等学校教科書、化学704)、実教出版、2023年(共著)

脚注

関連項目

外部リンク

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