長滝白山神社
岐阜県郡上市白鳥町長滝にある神社
From Wikipedia, the free encyclopedia
概要
祭神
沿革
霊峰白山を神体山と仰ぎ、白山信仰の表日本における一大拠点であり、いわゆる美濃馬場とはこの地のことである。
伝承によれば養老元年(717年)、白山中宮長瀧寺として泰澄が創建したとされる。同6年には同寺にて元正天皇の病気平癒を祈願して効験があったことから、元正自作の十一面観音、聖観音、阿弥陀如来の本地仏を安置し、白山本地中宮長瀧寺に改称したという。
天長5年(828年)にはそれまでの法相宗から天台宗寺院へ改宗。同9年には白山三馬場の一つになる(『白山之記』)。馬場とは禅定道の起点のことであり、白山三馬場とは、美濃国の白山中宮長瀧寺、加賀国の白山寺白山本宮(現在の白山比咩神社)、越前国の白山中宮平泉寺(現在の平泉寺白山神社)である。平安時代の長瀧寺は、白山三所、若宮社、大講堂、鐘楼、護摩堂、神楽殿、三重塔、法華堂、薬師堂など30以上の堂宇が建ち、6谷6院360坊を有していたという。文永8年(1271年)には火災により半数の建物を焼失。正応3年(1290年)には本殿が再建された。
宝徳2年(1450年)には比叡山延暦寺西塔院南尾一切経蔵院の末寺となる。
江戸時代には白山嶺上の管理を巡り、美濃馬場の白山本地中宮長瀧寺、加賀馬場の白山寺白山本宮、越前馬場の白山中宮平泉寺との論争が起きる。日本全国の白山神社の半数以上が白山本地中宮長瀧寺系統の白山神社であったという。
慶応4年(明治元年、1868年)、神仏分離令により、長滝白山神社と長瀧寺に分離した。白山本地中宮長瀧寺の建物のうち、白山三社、拝殿は長滝白山神社となり、大講堂、薬師堂、弁天堂、鐘楼、経蔵などは長瀧寺となる。明治32年(1899年)に火災で社殿を焼失し、現在の建物は大正時代の再建である。
1954年(昭和29年)1月1日、岐阜県神社庁より県神社庁長参向指定神社(金幣社)の指定(金28号)を受ける[1]。
長滝白山神社、長瀧寺、阿名院が共同で設置した宝物殿(瀧宝殿)は、2018年(平成30年)に郡上市に寄附され、郡上市の施設白山瀧宝殿となっている。
祭事
- 六日祭(1月6日)
- でででん祭り(5月5日)
- 豊作、豊蚕、無病息災を祈願する祭り。独特の太鼓を敲く音から、でででん祭りと呼ばれる。
- 白鳥拝殿踊り発祥祭(7月9日)
文化財
所在地
- 岐阜県郡上市白鳥町長滝138
周辺
- 徒歩5分で白山文化博物館があり、白山信仰や白鳥町の歴史が展示されている。
- 徒歩4分で道の駅白山文化の里長滝があり、地域の産物や土産物を販売している。
交通
参考文献
- 木村照 編『岐阜県の主要神社巡り』長良天神神社、1997年。
