金幣社

第二次世界大戦後に神社を等級化した制度 From Wikipedia, the free encyclopedia

金幣社(きんぺいしゃ)は、第二次世界大戦後の岐阜県において、岐阜県神社庁が独自に実施している神社の等級制度(社格)。正式な名称は県神社庁長参向指定神社[1]。下位等級には銀幣社(ぎんぺいしゃ、県神社庁支部長参向指定神社)、白幣社(はくへいしゃ、県神社庁部会長参向指定神社)があり、本記事ではこれらも併せて解説する。

概要

太平洋戦争終結後の1946年昭和21年)2月2日、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の神道指令により神社の国家管理が廃止されると同時に近代社格制度も廃止された。同年4月から岐阜県神社庁は献幣使参向に申請制度を採用。希望する神社に献幣使が参向することにする[2]。岐阜県神社庁は毎年20社から30社の献幣使参向を行っていたが、年度ごとの申請であること、参向神社が年次により同じでないこと、神社の大小に関わらず負担金が一律であったため不公平が発生してしまった[2]。そのため、1951年(昭和26年)に参向神社の適正化が議論され、1952年(昭和27年)5月に『献幣使参向に関する規定』が制定され[2]、献幣使参向の神社を指定したのが始まりである[2][3]

岐阜県神社庁『献幣使参向に関する規定』により、金幣社、銀幣社、白幣社の3等級が定められている[2][4][5]。旧県社格を金幣社、旧郷社格を銀幣社、旧村社格を白幣社と称した[6]。金幣社は岐阜県神社庁長が参向して金色の幣帛(金幣)を奉る神社、銀幣社は岐阜県神社庁支部長が参向して銀色の幣帛(銀幣)を奉る神社、白幣社は岐阜県神社庁部会長が参向して白色の幣帛(白幣)を奉る神社である[3]。指定された神社には献幣使が恒例的に参向することとなっている。

1952年(昭和27年)に制度が始まった時点での金幣社は16社[注釈 1]、銀幣社は51社、白幣社は15社であったが[2][注釈 2]、その後指定を受ける神社が増加し、1991年(平成3年)時点では金幣社は88社、銀幣社は252社、白幣社は351社であった[2][7][注釈 3]2021年令和3年)時点で、岐阜県神社庁が管轄する神社は約3200社あり、金幣社はそのうち約90社である[1]2025年(令和7年)現在の金幣社は89社である[8]

岐阜県神社庁の一部の支部では市内の金幣社を巡るスタンプラリーを実施している[9]

さらに、気多若宮神社飛騨総社大津神社など一部の神社は特別金幣社に列せられている[10]

主な金幣社

岐阜地区
西濃地区
中濃地区
東濃地区
飛騨地区

主な銀幣社

岐阜地区
西濃地区
中濃地区
東濃地区
飛騨地区

主な白幣社

岐阜地区
西濃地区
  • 社宮神社(安八郡安八町大森)
  • 天満神社(安八郡安八町東結)
  • 白山神社(安八郡安八町東結)
  • 御鍬神社(安八郡安八町東結)
  • 神明神社(安八郡安八町西結)
  • 白髭神社(安八郡安八町西結)
中濃地区
  • 白鬚神社(加茂郡八百津町久田見2867-2)
  • 熊野神社(加茂郡八百津町)
  • 春日神社(加茂郡富加町)
  • 神明神社(加茂郡七宗町川並) ※通称:樫原神明神社
  • 神明神社(加茂郡坂祝町勝山)
  • 白山神社(郡上市和良町法師丸)[257]
  • 熊野神社(郡上市和良町土京179)[258] ※通称:下土京熊野神社
  • 白山神社(郡上市和良町三庫東野)[259] ※通称:東野白山神社
  • 神明神社(郡上市白鳥町向小駄良)
  • 多賀神社(郡上市大和町徳永)[260]
  • 河辺神社(郡上市大和町河辺)[261]
  • 白山神社(郡上市大和町神路(口神路))[261]
  • 白山神社(郡上市大和町神路)[262]
  • 白山神社(郡上市大和町古道)[263]
東濃地区
飛騨地区

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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