青が散る
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| 青が散る | |
|---|---|
| 作者 | 宮本輝 |
| 国 |
|
| 言語 | 日本語 |
| ジャンル | 長編小説 |
| 発表形態 | 雑誌連載 |
| 初出情報 | |
| 初出 |
『別冊文藝春秋』 1978年夏号(145号) - 1982年夏号(161号) |
| 出版元 | 文藝春秋 |
| 刊本情報 | |
| 出版元 | 文藝春秋 |
| 出版年月日 | 1982年10月25日 |
| 総ページ数 | 445 |
『青が散る』(あおがちる)は、宮本輝の青春小説。『文藝春秋』の季刊誌『別冊文藝春秋』の1978年夏号(145号)から1982年夏号(161号)に連載。1982年に文藝春秋から単行本を刊行、1985年に文庫化された。
追手門学院大学の1期生である宮本輝が同大学を舞台に、大阪府茨木市の新設大学に1期生として入学した主人公が友人たちとテニス部を創設してテニスに打ち込み、ヒロインに恋をする姿を通じて、また彼らを取り巻く友人たちの抱える闇を通じて、青春の光と影を描いた作品[1][2]。
TBSテレビで石黒賢・二谷友里恵の主演によりテレビドラマ化され、1983年10月21日から1984年1月27日まで全13回にわたって放送された。
大阪郊外茨木市の新設大学に入学した主人公の椎名燎平は、入学手続きの日に出会った洋菓子店の一人娘である同級生の佐野夏子に一目惚れする。その後、眼鏡の大男金子慎一に誘われてテニス部を設立し、自分たちの手でテニスコートを作る。高校時代は名選手だったものの精神病でテニスを辞めてしまった安斎克己や、女子部員の星野祐子に小学校時代から片思いしている貝谷朝海と言ったメンバーを加えてテニス部は活動を始める。夏子の父の病死、祐子の見合い相手との結婚など状況の変化もありながら、燎平は大学生活をひたすらテニスに費やす。
しかしある時、夏子は田岡幸一郎という婚約者のいる男と駆け落ちしてしまう。だが結局、田岡は夏子とは結婚せずに元の婚約者と結婚する。さらに安斎も病気が悪化して自殺する。季節が流れ、卒業試験の追試を2人で受ける燎平と夏子。帰り道、夏子は燎平に「私みたいな傷物はいや?」と訊ねるが燎平は言葉を返すことができない。そして「自分のまわりにいた者はすべて、大切な何物かを喪った」と感じながら、夏子と別れる。
登場人物
書誌情報
- 青が散る(1982年10月25日、文藝春秋、ISBN 978-4-16-307130-5)
- 青が散る(1985年11月25日、文春文庫、ISBN 978-4-16-734802-1)
- 青が散る 上(新装版)(2007年5月10日、文春文庫、ISBN 978-4-16-734822-9)
- 青が散る 下(新装版)(2007年5月10日、文春文庫、ISBN 978-4-16-734823-6)