香港スプリント
From Wikipedia, the free encyclopedia
香港スプリント(ホンコンスプリント; 中: 香港短途錦標/英: Hong Kong Sprint)とは毎年12月中旬に香港沙田競馬場の芝1200メートル (m)で行われる3歳以上の競馬の競走である。
香港国際賽事(香港国際競走)として、香港カップ (芝2000m)・香港マイル (芝1600m)・香港ヴァーズ (芝2400m)といった国際G1(グループワン)と同日に開催されている。
香港競馬年度シーズンの最初の短距離路線のG1競走でヨーロッパや日本、オセアニアから第一線級のスプリンターが多数出走する。
近年の日本競馬においてはスプリンターズステークスが2000年に10月第1週に移動した事により、スプリント路線のその年の締め括りとして当競走に出走するローテーションが定着しつつある。2012年は日本のロードカナロアが優勝。これで香港国際競走の全てのレースで日本馬が優勝したことになる。
歴史
- 1999年 国際リステッド競走として創設、当初の施行距離は芝1000メートル (m)。
- 2000年 国際G3に昇格。
- 2001年
- 国際G2に昇格。
オーストラリア調教馬のFalvelon(ファルヴェロン)が史上初の連覇。
- 2002年
- 国際G1に昇格。
- All Thrills Too(オールスリルズトゥー)が当時のレコード56秒4で優勝。史上初の3連覇を狙ったファルヴェロンは3着に終わった。
- 2004年 地元香港の英雄Silent Witness(サイレントウィットネス)が当時13戦無敗のまま、2頭目の連覇。
- 2006年
- グローバル・スプリント・チャレンジシリーズに参加し、その最終戦として開催(2017年を最後に休止)。それに伴い施行距離を芝1200mに変更。スタート地点も従来の直線コースからバックストレッチへ移動。
- Absolute Champion(アブソリュートチャンピオン)が2021年現在も記録されているレコード1分07秒8で優勝。2着サイレントウィットネスに4馬身4分の1での勝利は当時最大着差だった。
- 2009年 地元香港のセイクリッドキングダムが2007年以来2度目の優勝を達成した。
- 2010年
南アフリカ共和国のジェイジェイザジェットプレーンが優勝。同レースはそれまでオーストラリアの出身馬の優勝が目立っていたが、オーストラリア出身以外で初の優勝になった。 - 2011年 総賞金を1200万から1400万香港ドルへと200万ドル増やし香港ヴァーズと同じ賞金額になった。
- 2012年
日本のロードカナロアが優勝。 - 2013年 日本のロードカナロアが史上3頭目の連覇。2着のアイルランド調教馬・ソールパワーに5馬身差をつけての優勝は、これまで記録していたアブソリュートチャンピオンの従来の記録を7年振りに更新した。
- 2018年 ミスタースタニングが史上4頭目の連覇。
- 2020年 日本のダノンスマッシュが優勝。
- 2021年 多重落馬により、アメージングスター・ナブーアタックの2頭が予後不良となる[3]。他にも日本のピクシーナイトら2頭が競走中止し、競走中止は出走馬12頭の1/3を占める計4頭となった[4]。
- 2025年 カーインライジングが史上5頭目の連覇。アブソリュートチャンピオンが記録したレースレコードを更新
歴代優勝馬
| 回数 | 施行日 | 調教国・優勝馬 (欧文名) | 日本語読み カタカナ名 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 1999年12月12日 | フェアリーキングプローン | 騸4 | 0:56.5 | S.キング | P.イウ | |
| 第2回 | 2000年12月17日 | ファルヴェロン | 牡5 | 0:56.7 | D.オリヴァー | D.ボーゴーア | |
| 第3回 | 2001年12月16日 | ファルヴェロン | 牡5 | 0:57.0 | D.オリヴァー | D.ボーゴーア | |
| 第4回 | 2002年12月15日 | オールスリルズトゥー | 騸5 | 0:56.4 | G.モッセ | D.ヘイズ | |
| 第5回 | 2003年12月14日 | サイレントウィットネス | 騸4 | 0:56.5 | F.コーツィー | A.クルーズ | |
| 第6回 | 2004年12月12日 | サイレントウィットネス | 騸5 | 0:56.8 | F.コーツィー | A.クルーズ | |
| 第7回 | 2005年12月11日 | ナチュラルブリッツ | 騸5 | 0:57.6 | G.スコフィールド | D.クルーズ | |
| 第8回 | 2006年12月10日 | アブソリュートチャンピオン | 騸5 | 1:07.8 | B.プレブル | D.ホール | |
| 第9回 | 2007年12月9日 | セイクリッドキングダム | 騸4 | 1:08.4 | G.モッセ | P.イウ | |
| 第10回 | 2008年12月14日 | インスピレーション | 騸4 | 1:08.68 | D.ビードマン | J.ムーア | |
| 第11回 | 2009年12月13日 | セイクリッドキングダム | 騸6 | 1:09.16 | B.プレブル | P.イウ | |
| 第12回 | 2010年12月12日 | ジェイジェイザジェットプレーン | 騸6 | 1:08.84 | P.ストライドム | L.ホウタラギス | |
| 第13回 | 2011年12月11日 | ラッキーナイン | 騸4 | 1:08.98 | B.プレブル | C.ファウンズ | |
| 第14回 | 2012年12月9日 | ロードカナロア | 牡4 | 1:08.50 | 岩田康誠 | 安田隆行 | |
| 第15回 | 2013年12月8日 | ロードカナロア | 牡5 | 1:08.25 | 岩田康誠 | 安田隆行 | |
| 第16回 | 2014年12月14日 | エアロヴェロシティ | 騸6 | 1:08.57 | Z.パートン | P.オサリバン | |
| 第17回 | 2015年12月13日 | ペニアフォビア | 騸4 | 1:08.74 | J.モレイラ | A.クルーズ | |
| 第18回 | 2016年12月11日 | エアロヴェロシティ | 騸8 | 1:08.08 | Z.パートン | P.オサリバン | |
| 第19回[5] | 2017年12月10日 | ミスタースタニング | 騸5 | 1:08.40 | N.ローウィラー | J.サイズ | |
| 第20回[6] | 2018年12月9日 | ミスタースタニング | 騸6 | 1:08.85 | K.ティータン | F.ロー | |
| 第21回[7] | 2019年12月8日 | ビートザクロック | 騸6 | 1:08.12 | J.モレイラ | J.サイズ | |
| 第22回[8] | 2020年12月13日 | ダノンスマッシュ | 牡5 | 1:08.45 | R.ムーア | 安田隆行 | |
| 第23回[9] | 2021年12月12日 | スカイフィールド | 騸5 | 1:08.66 | B.シン | C.ファウンズ | |
| 第24回[10] | 2022年12月11日 | ウェリントン | 騸6 | 1:08.76 | R.ムーア | R.ギブソン | |
| 第25回[11] | 2023年12月10日 | ラッキースワイネス | 騸5 | 1:09.25 | Z.パートン | K.マン | |
| 第26回[12] | 2024年12月8日 | カーインライジング | 騸4 | 1:08.15 | Z.パートン | D.ヘイズ | |
| 第27回[13] | 2025年12月14日 | カーインライジング | 騸5 | 1:07.70 | Z.パートン | D.ヘイズ |
日本調教馬の成績
→詳細は「日本調教馬の日本国外への遠征 § 香港スプリント」を参照