清繭子
日本のエッセイスト、小説家
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来歴・人物
大阪府に生まれる。大阪府立泉陽高等学校、早稲田大学政治経済学部卒業後、出版社で雑誌、まんが、絵本等の編集に携わる。2022年、17年勤めた出版社を退職し、小説家を目指して、フリーのエディター、ライターになる[1]。
「#ママ戦争止めてくるわ」投稿
2026年、第51回衆議院議員総選挙において、X (ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に「#ママ戦争止めてくるわ」というハッシュタグを投稿し、同ハッシュタグが一時トレンド1位を獲得した。「ママ戦争止めてくるわ」のフレーズには、賛否があった[3][4][5]。
- ロイター記者の鬼原民幸は、戦争や安全保障に関する考え方には人それぞれ違いがあると指摘した上で、清繭子の率直な投稿が多くの反響を呼んだことは、戦後80年を経て再び「戦争の足音」を意識し始めた国民の心情を反映していると述べた[6]。
- 社会学者の千田有紀は、ハッシュタグが立憲民主党のコア支持層には響いた一方で、若者には刺さらず、同党への忌避感を招いた可能性があると指摘した。さらに「ママ」という母親役割に依拠した表現は、第2波フェミニズムで批判対象となった手法と重なり、現代の若者が意識する戦争像(外部からの侵略戦争)とは乖離していると述べた[7]。
- 東京新聞は、評論家の投稿として、ハッシュタグの表現は自由民主党や高市の支持者を「戦争を望んでいる」と決めつけるもので、根拠のないレッテル貼りにより分断を助長するとしたり、「戦争を止めよう」と言うだけで戦争が止まるという発想は現実的でなく、思考停止であるといった批判があることを紹介した[8]。
- 産経新聞は、このハッシュタグへのネット上での反応は「ママはウクライナに行くのか」「中国に言ってください」「日本のどこで戦争が起きているのか」などの反応が主流だったと思えるとし、最初に投稿した個人への批判は控えるとした上で、この投稿を利用して選挙戦を戦った一部野党が見苦しかったと述べた。「#中道いいじゃん」などのハッシュタグとともに拡散した中道改革連合について、「分断を生む政治」を批判して結党したにもかかわらず、高市政権があたかも「戦争したい」勢力であるかのような印象を与える表現を用い、結果として分断を煽っていたと指摘した[9]。
- 経済評論家の朝香豊は、多くの人は戦争を起こそうとしているのは日本ではなく中国であると認識しており、防衛費増額も現実的対応として避けられないと考えていると指摘した。その視点から、「高市総理は日本を戦争に引き摺り込もうとしている」という前提に立つのは無理があり、フレーズの繰り返しはむしろ違和感を生むと述べた[10]。
- 元衆議院議員の山尾志桜里は「自分と違う方法論を持つ相手に『好戦的』とレッテル貼りして国内で分断を広げても、戦争回避には全くつながらない。なにより、女性とか母性とかの属性に特定のイデオロギーを背負わせるムーブが終了してほしい」と批判した[11]。
- 政治学者の岩田温は、中道改革連合らが「ママ、戦争を止めてくるわ」のハッシュタグがSNSで拡散した事に対して、「防衛力強化こそが戦争を未然に防ぐ抑止力になる」と主張した[12]。
- お笑いタレントの松陰寺太勇は「すごく気持ち悪かったんですけど。"今すぐ戦争をしようとしている日本"みたいなレッテルにしか見えない」と違和感を示した[13]。
- お笑いタレントの三浦マイルドは「『ママ、戦争を止めてくるわ』の何が気持ち悪かったのかと言うと、自民党に投票する事は、戦争に、人を殺める事に加担してるんだぞという、罪悪感や自己否定感を植え付けようとするやり方です」と指摘した[14]。
- 弁護士の倉持麟太郎は「今回の選挙で『護憲対改憲』という構造が全く国民に刺さらなかったことが明らかになった。『ママ、戦争を止めてくるわ』のようなハッシュタグは一部でのエコーチェンバー内では流行っても、一般には響かなかった」と論じた[15]。
エッセイ
- 夢みるかかとにご飯つぶ(幻冬舎 2024年7月)
- 学校を休んだ日は本をひらいて(主婦と生活社 2026年5月)