Wikiwand AI

ExpressVPN

From Wikipedia, the free encyclopedia

開発元 Express VPN International Ltd.
種別 VPNサービス
公式サイト
ExpressVPN
開発元 Express VPN International Ltd.
対応OS
種別 VPNサービス
公式サイト
テンプレートを表示

ExpressVPNは、 英領ヴァージン諸島の企業Express VPN International Ltd. [1]が提供するバーチャルプライベートネットワーク(VPN)サービス。 このソフトウェアは、ユーザーのWebトラフィックを暗号化しIPアドレスマスクするプライバシーおよびセキュリティツールとして、販売されている[2]

サーバー

ExpressVPNは、Windows/macOS/iOS/Android/Linux/ルーター用にアプリケーションを提供している[3]。アプリケーションは、4096-bit CA、AES-256-CBC暗号化、およびTLSv1.2使用してトラフィックを保護する[4]。利用できるVPNプロトコルには、Lightway、OpenVPN (TCP/UDPを使用)、 SSTP, L2TP/IPSecPPTPが含まれる[5]。 Lightwayは、ExpressVPNにより開発されたプロトコルである[6]

ソフトウェアには、VPNに対応していないデバイスにVPN機能を追加するためのMediaStreamerと呼ばれるスマートDNS機能や、ゲーム機などの非対応機器をバイパスしてルーターにVPNを設定できるルーターアプリも搭載されている[7]

ExpressVPNは、データ保持法がなく、イギリスとは別の法的管轄権を有する、プライバシーに配慮したイギリス領ヴァージン諸島に法人を設立している[8]

ExpressVPNの親会社は、ワイヤレスから有線でのインターネット接続に切り替えるときなど、VPN使用中に利用しているVPNプロバイダがネットワークトラフィックやDNS、実際のIPアドレスを漏洩させていないか診断する漏洩テストツールも開発している[9]

2021年8月時点で、ExpressVPNの3,000のサーバーネットワークは、は94ヶ国で160のVPNサーバーロケーションをカバーしている[10]。ただし、このうち一部は仮想サーバーと呼ばれ、IPアドレスが特定の国のものとして認識されても、物理的にその位置にサーバーが置かれているわけではない[11][12]

2019年4月、ExpressVPNは、同社のVPNサーバーはハードドライブ上ではなく揮発性メモリ(RAM)上で単独で実行されていることを発表した。このようなサーバーセキュリティ設定は、VPN業界では初めての例で、TrustedServerと呼ばれている[13]

Lightwayプロトコル

LightwayはExpressVPNのオープンソースVPNプロトコルである。WireGuardプロトコルに似ているが、wolfSSL暗号化を使用し、ルーターやスマートフォンなどの埋め込みデバイスのスピードを向上する。

LightwayはOSのカーネル内では動作しないが、監査をサポートするために軽量化されている。OpenVPNの2倍の速度と言われ、TCPとUDPをサポートしている[14]

歴史

ExpressVPNの親会社であるExpress VPN International Ltdは、シリアルアントレプレナーであり、Wharton Schoolの卒業生でもあるPeter BurchhardtとDan Pomerantzの二人によって2009年に創業された。親会社がExpressVPNとしてビジネスを展開している。

2017年12月, ExpressVPNは、「Privacy Research Lab」プロジェクトを発表。このプロジェクトには、GitHubで公開されているオープンソースのテストツールが含まれており、VPN接続中にトラフィック、DNS、実際のIPアドレスが漏れているかどうかを確認することができる[15]

2019年12月、ExpressVPNは消費者のオンラインセーフティに関する提言団体であるVPN Trust Initiativeの創設メンバーになった[16]

2020年5月, 同社は、ExpressVPN用に開発した、接続速度の向上と消費電力の削減を目的とするLightwayと呼ばれる新プロトコルを発表[17]。10月には、Yale Privacy Labの創設者であるSean O'BrienがExpressVPN Digital Security Labに加わり、プライバシーとサイバーセキュリティの分野で独自の研究を行っている[18]

2021年9月13日、 ExpressVPNは、Private Internet AccessCyberGhost、ZenMateの3つのVPNサービスを運営する、ロンドン証券取引所に上場しているデジタルプライバシーおよびセキュリティ企業である、Kape Technologiesによって買収されたと報じられた[19][20]。買収当時、ExpressVPNのユーザー数は300万人を超えていたと報じられている[21]。2021年9月、ExpressVPNは既存のKapeブランドとは別サービスとして存続することを発表している[22]

検閲

2017年7月、ExpressVPNは公開書簡にてAppleが全VPNアプリを中国App Storeから削除したことを発表し、『ニューヨーク・タイムズ』などのマスメディアにて報道された[23][24][25]。Appleは米国上院議員からの質問に対し、中国政府の要請により、中国のApp Storeから674個のVPNアプリを削除したと述べた。

アンドレイ・カルロフの暗殺

2017年12月ロシアトルコ大使であったアンドレイ・カルロフ暗殺事件の捜査に関連し、「容疑者Gmail/Facebookアカウントから暗殺についての情報を削除するために使用された」 として、トルコによってExpressVPNサービスの所有するサーバーが押収された[26][27]。しかし、「サーバーには一切のログが記録されていなかった」(同社)とされ、ユーザーログを保存していないという主張が確認される形となった。

VPNのようなセキュリティツールが不正な目的で悪用される可能性があるのは残念ですが、これらは私たちの安全とオンラインでのプライバシーの権利を守るために重要です。 ExpressVPNは、バックドアインストールしようとする取り組みや、これらの技術を弱体化させる政府の試みに根本的に反対しています。」(同社)[28]

評価

脚注

外部リンク

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks