Facade パターン
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Facadeパターンの例として、サブシステムとしてのコンパイラーを考える。システムとしてのコンパイラーは字句解析器や構文解析器などから構成されている。これらの構成要素は、新たなコンパイラーやその他ソフトウェアを作成する上でサブシステムとして利用することが出来る。しかし、一般ユーザーにとってコンパイラーはソースコードからプログラムを生成するためのものであり、ソースコードをコンパイルできる機能があれば十分である。そこでサブシステムから一般ユーザーのために一般ユーザーが必要としているコンパイル機能だけを呼び出すクラスを提供する。ここで提供されたコンパイル機能を持つクラスがFacadeクラスである。Facadeクラスが提供された事により一般ユーザーはサブシステムの詳細を知る必要がなくなり、サブシステムの実装から解放されるのである。
Facadeパターンの要件
- Facadeクラスはあくまでサブシステム内部に仕事を投げるだけで複雑な実装は持たない。
- 多様な機能の塊であるサブシステムから、サブシステムを利用するユーザーの用途に合わせた窓口(インターフェース)を提供するだけである。
- Facadeクラスをサブシステム自体が利用する事はない。
- Facadeクラスはあくまでサブシステム末端の窓口であるため、同じサブシステムから利用される事はない。
- Facadeパターンはサブシステムの直接使用を妨げない。
- Facadeクラスの利用は強制ではなく、必要であればサブシステムの機能を直接利用できる。言語によっては無名名前空間やPackageスコープによりサブシステムを利用者から隔離できるが、Facadeパターンはそのような制限はしない。
クラス図
Facade パターンのクラス図を以下に挙げる。
