Mac Catalyst

From Wikipedia, the free encyclopedia

Mac Catalystとは、macOS向けアプリの開発用フレームワークであり、アプリの実行環境である。

初版 2019年10月7日
種別 API
概要 開発元, 初版 ...
閉じる

概要

アプリ開発者は、Mac Catalystを利用することでiPad向けアプリをmacOSでも実行できるよう開発することができる[1]。従来、macOS向けアプリとiOS/iPadOS向けアプリは明確にXcodeプロジェクトを分けて開発する必要があり、コードやリソースを共有することは開発者が注意深く行う必要があった。しかしmacOS Catalina以降に搭載されたMac Catalystの機能を利用することで、アプリ開発のビルドターゲットとしてmacOSを選択し、簡単に開発・移植ができるようになった。

Mac CatalystはiOS/iPadOSの実行環境を模して動作するため、macOSのバージョン毎に下記のようなiOS/iPadOSバージョンの違いがある。例えばmacOS Catalina上ではiOS/iPadOS 13以降をターゲットとして開発されたアプリは動作するが、iOS/iPadOS 14以降をターゲットに開発されたアプリは動作しない。

さらに見る 最小展開ターゲットバージョン, 動作するmacOSバージョン ...
最小展開ターゲットバージョン動作するmacOSバージョン
iOS/iPadOS 13

Catalina 10.15以降

iOS/iPadOS 14

Big Sur 11以降[2]

iOS/iPadOS 15

Monterey 12以降[3]

閉じる

詳細

Xcodeのプロジェクト内で展開対象のプラットフォームにMac Catalystを追加すると、Xcodeはプロジェクトに次の変更を加える[4]

  • デバッグ環境として"My Mac"を追加し、Xcodeを実行しているmacOS上でアプリを直接実行・デバッグできるようになる
  • Mac互換のコンテンツのみをリンクまたは埋め込むようになる
  • Macバージョンの最小展開ターゲットを設定したり、アプリのMacバージョン用のバンドル識別子を追加できるようになる

沿革

さらに見る 時期, 内容 ...
時期内容
2019年

AppleはWWDC 2019でProject Catalystを発表し、iPad向けアプリをMacで動作させる仕組みを提供予定であると明かした[5]。Appleは同プロジェクトの成果を利用してNews、Homeや株価といったiOSアプリを移植し、macOS Catalinaとともにリリースした[6]。またその後TwitterGameloftなどのサードパーティもMac Catalystを利用してmacOS向けアプリをリリースした[7][8]

2020年

macOS Big Surのリリースに含まれたMac Catalystでは、iOS/iPadOS 14向けアプリの実行が可能になった。アプリのユーザーインターフェイスをMac用に最適化するかどうかのオプションや、iOS/iPadOS 14の新しい機能を利用できるようになった。

2021年

macOS Montereyのリリースに含まれたMac Catalystでは、iOS/iPadOS 15向けアプリの実行が可能になった。macOSネイティブアプリと同じフルスクリーン機能を利用できるようになったほか、iOS/iPadOS 15の新しい機能を利用できるようになった。

閉じる

脚注

Related Articles

Wikiwand AI