Mac Catalyst
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Mac Catalystとは、macOS向けアプリの開発用フレームワークであり、アプリの実行環境である。
| 開発元 | Apple |
|---|---|
| 初版 | 2019年10月7日 |
| 対応OS | macOS Catalina 10.15以降 |
| 種別 | API |
| 公式サイト |
developer |
概要
アプリ開発者は、Mac Catalystを利用することでiPad向けアプリをmacOSでも実行できるよう開発することができる[1]。従来、macOS向けアプリとiOS/iPadOS向けアプリは明確にXcodeプロジェクトを分けて開発する必要があり、コードやリソースを共有することは開発者が注意深く行う必要があった。しかしmacOS Catalina以降に搭載されたMac Catalystの機能を利用することで、アプリ開発のビルドターゲットとしてmacOSを選択し、簡単に開発・移植ができるようになった。
Mac CatalystはiOS/iPadOSの実行環境を模して動作するため、macOSのバージョン毎に下記のようなiOS/iPadOSバージョンの違いがある。例えばmacOS Catalina上ではiOS/iPadOS 13以降をターゲットとして開発されたアプリは動作するが、iOS/iPadOS 14以降をターゲットに開発されたアプリは動作しない。
詳細
Xcodeのプロジェクト内で展開対象のプラットフォームにMac Catalystを追加すると、Xcodeはプロジェクトに次の変更を加える[4]。
- デバッグ環境として"My Mac"を追加し、Xcodeを実行しているmacOS上でアプリを直接実行・デバッグできるようになる
- Mac互換のコンテンツのみをリンクまたは埋め込むようになる
- Macバージョンの最小展開ターゲットを設定したり、アプリのMacバージョン用のバンドル識別子を追加できるようになる
沿革
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2019年 |
AppleはWWDC 2019でProject Catalystを発表し、iPad向けアプリをMacで動作させる仕組みを提供予定であると明かした[5]。Appleは同プロジェクトの成果を利用してNews、Homeや株価といったiOSアプリを移植し、macOS Catalinaとともにリリースした[6]。またその後TwitterやGameloftなどのサードパーティもMac Catalystを利用してmacOS向けアプリをリリースした[7][8]。 |
| 2020年 |
macOS Big Surのリリースに含まれたMac Catalystでは、iOS/iPadOS 14向けアプリの実行が可能になった。アプリのユーザーインターフェイスをMac用に最適化するかどうかのオプションや、iOS/iPadOS 14の新しい機能を利用できるようになった。 |
| 2021年 |
macOS Montereyのリリースに含まれたMac Catalystでは、iOS/iPadOS 15向けアプリの実行が可能になった。macOSネイティブアプリと同じフルスクリーン機能を利用できるようになったほか、iOS/iPadOS 15の新しい機能を利用できるようになった。 |