MacOS Big Sur
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| macOS Big Sur | |
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| macOS ファミリー | |
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| 開発者 | |
| Apple | |
| ウェブサイト |
www |
| 最新の安定版 | 11.7.11 (20G1443) - 2026年2月2日 |
| ソースモデル | オープンソースのコンポーネントを用いたクローズドソース |
| ライセンス | APSL・ソフトウェア利用許諾契約・秘密保持契約 |
| カーネル型 | ハイブリッドカーネル (XNU) |
| 更新方式 | ソフトウェア・アップデート |
| プラットフォーム | x86-64、ARM64 |
| 先行品 | macOS Catalina (10.15) |
| 後続品 | macOS Monterey (12) |
| サポート状態 | |
| 2026年2月2日、継続中 | |
macOS Big Sur (マックオーエス ビッグサー)は、Mac用のオペレーティングシステムであるmacOSの17番目のメジャーリリース。バージョンナンバーは11。macOS Catalinaの後継として、2020年6月22日のWWDC 2020の基調講演で同年秋にリリース予定と発表された[1][2]。2020年11月10日のApple Eventにて、11月13日リリースと発表され[3]無償配布されている。
名前はカリフォルニア州セントラルコーストにある沿岸地域ビッグサーに由来する。バージョンナンバーは11となり、Mac OS X Public Beta以降の20年近く用いられてきたメジャーバージョンである10から変更された。
従来のIntelベースのMacに加えてAppleシリコンを搭載したMac上でも動作する。macOSが複数のアーキテクチャに対応するのはv10.5 Leopard以来約13年ぶりである。ユーザーインターフェースが大幅に変更されたほか、開発者によって許可されたiOSとiPadOSのアプリが動作するようにもなった[4][5]。
対応機種は以下の通り。一つ前のリリースであるmacOS Catalinaをサポートする機種のうち、2012年、2013年モデルのMacの一部が対象から外れた[6]。
- MacBook: 2015以降
- MacBook Pro: Late 2013以降
- MacBook Air: 2013以降
- Mac mini: 2014以降
- iMac: 2014以降
- iMac Pro: 2017以降(全モデル)
- Mac Pro: 2013以降
特徴
デザイン
メニューバーやDock、ウィンドウなど、macOS全体にわたってインターフェースがリデザインされた[7]。また、サイドバーのウィンドウの高さの最大化が拡張されたり、ツールバーもリデザインされたりと、よりiOSに近いインターフェースとなった[8][9]。またmacOS付属アプリケーションのアイコンを一新することにより他のApple製品端末との一貫性を持たせた[8]。
また、アプリケーションごとにアクセントカラーを持たせることができるようになった[10]。これに合わせて、iOSなどで用いられてきたSF Symbolsが更新され、macOSのサードパーティアプリケーションの開発者が容易に利用できるようになった[11][12]。
これらの変更について、Appleは「Mac OS Xのリリース以来最大となるデザインのアップグレード」と表現した[1]。
コントロールセンター
Wi-Fi、Bluetooth、AirDropなどの設定を速やかに変更できる機能であるコントロールセンターは、これまでiOS及びiPadOSのみに搭載されていたが、今回初めてmacOSに追加された。iOSのものとは異なり、メニューバーからクリック1回で呼び出す仕様となる[7]。また、デザインもiOSのものと全く異なっている。
通知センター
アプリケーションからの通知を集約して表示する通知センターには、通知のグループ化や通知上での操作が追加された。また、iOS 14で採用されたウィジェットが導入され、大きさや配置の自由度が増した。Mac App Storeで通知センター用のウィジェットが検索できるようになった[1]。
Safari
macOSの標準ブラウザであるSafariには、以下の機能が追加された[1]。
- スタートページのカスタマイズ
- デフォルトでタブへのファビコン表示
- タブにカーソルを重ねた時のページプレビュー
- プライバシーレポートやパスワードモニタリングといったプライバシー保護機能の強化
- ウェブページの翻訳機能(ベータ版)[13]
- Google ChromeやFirefoxの拡張機能と互換性のあるWebExtensions APIのサポート
- 表示速度や電力効率の改善
- 履歴、ブックマーク、パスワード等のGoogle Chromeからのインポート機能
- WebPやWebMへの対応[14]
Mac App Store
アプリケーションのダウンロードサービスを提供するMac App Storeには、以下の機能が追加されている[1]。
- 通知センターのウィジェット
- Safari拡張機能
- 各アプリのページのプライバシー情報。
- 家族共有での支払い
その他
- 起動音が復活し、起動音のオンオフの切り替えが「システム環境設定」で変更可能になった。
- システムレベルでWebP画像に対応した。
- Time MachineがAPFSに対応し、省スペースかつ高速となった[15]。
- Appleシリコン版[16]、Intel版[17]ともに、The Open GroupによるUNIX 03認証を受けたUNIXオペレーティングシステムである。