MacOS Catalina
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| macOS Catalina | |
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| macOS ファミリー | |
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| 開発者 | |
| Apple | |
| ウェブサイト | https://apps.apple.com/jp/app/macos-catalina/id1466841314?Mt=12 |
| 最終安定版 | 10.15.8 (19H2036) - 2026年2月2日 |
| ソースモデル | オープンソースのコンポーネントを用いたクローズドソース |
| ライセンス | APSL・ソフトウェア利用許諾契約・秘密保持契約 |
| カーネル型 | ハイブリッドカーネル (XNU) |
| 更新方式 | Mac App Store |
| プラットフォーム | x86-64 |
| 先行品 | macOS Mojave (10.14) |
| 後続品 | macOS Big Sur (11.0) |
| サポート状態 | |
| 終了 | |
macOS Catalina(マックオーエス カタリナ)は、Mac用のオペレーティングシステムであるmacOSの16番目のメジャーリリースである。バージョンナンバーは10.15。macOS Mojaveの後継として、2019年6月3日のWWDC 2019の基調講演で発表され[1]、同年10月8日にリリースされた[2]。
名前はカリフォルニア州ロサンゼルス沖に浮かぶサンタカタリナ島から付けられた。
Mac OS X v10.0以来、20年近くにわたりリリースされ続けてきた「10.x」シリーズの最後のバージョンである[3]。
最終セキュリティアップデートは2026年2月2日である[4]。
Macのハードウェア条件
- OS X Mavericks以降
- 4GB以上のメモリ
- 18.5GB以上のハードドライブ空き容量
- Apple ID(一部の機能)
- インターネット接続環境(一部の機能)
標準の設定でMojaveをサポートするすべてのMacをサポートする。ただしMac Proについては、GPUのアップグレードによってのみMojaveが動作したMid 2010 - 2012モデルはサポート対象から外れた[5][6]。
- MacBook: Early 2015以降
- MacBook Pro: Mid 2012以降
- MacBook Air: Mid 2012以降
- Mac mini: Late 2012以降
- iMac: Late 2012以降
- iMac Pro: 2017以降
- Mac Pro: Late 2013以降
変更点
システム
Mac Catalyst
新しい機能のMac Catalystを利用することで、macOSとiOS/iPadOSのの両環境で動作するアプリケーションを開発することが可能となった。AppleはJiraやTwitterなどのアプリケーションをデモンストレーションした(後者のmacOSアプリが2018年2月に利用できなくなった後)[7][8]。
Gatekeeper
Developer IDで署名されたMac app、インストーラ・パッケージ、カーネル拡張をmacOS Catalina上で実行するには、Appleからの認証が必要となった[9]。
Activation Lock
Activation Lockを利用すると、許可されていない利用を防ぎ、Apple T2セキュリティチップが搭載されたデバイス(iMac Pro、2018 MacBook Pro、Mac mini、MacBook Air、2019 Mac Pro)で、ドライブの削除が可能になる[6][10]。
専用システムボリューム
起動システムを置くファイルシステムにはAPFSが必須とされ、システムが読み込み専用のボリューム上で実行されるようになり、他のすべてのデータとは分離されるようになった[6]。ただしスタンドアロン式インストーラ用のOSは引き続きHFS Plusからしか起動できず、逆にAPFSからの起動は未対応である[11]。
ボイスコントロール
Siri以上に多くのコマンドが利用できるようになった。ナビゲーションの改善にデバイス上での処理が利用されている[6]。
Sidecar
Sidecarという機能により、MacでiPad(iPadOSが動作しているもの)をワイヤレスの外部ディスプレイとして利用できるようになった。Apple Pencilを使用すると、Mac上で実行中のソフトウェアに対してペンタブレットとして使用することもできる[12][13]。Sidecarを実行するには、Intel Skylake以上のCPUが搭載されたMacと、Apple PencilをサポートするiPadが必要である[14][15]。
ワイヤレス・ゲームコントローラーのサポート
Game Controllerフレームワークに2種類のメジャーなゲーム機のコントローラーであるPlayStation 4のDUALSHOCK 4とXbox Oneのコントローラーのサポートが追加され、システム上で開発されたアプリケーションのコントローラーの全体的なサポートが改善された[16][17][18][19]。
アプリケーション
iTunes廃止
iTunesは、iOSと同様に、ミュージックアプリ、Podcast、TVアプリという独立したアプリケーション群と置き換えられる。これまでiTunesで行われてきたiOSデバイスの管理は、Finderで行われるようになる[20][21]。Mac上のTVアプリは、2018年以降に発売したMacBookでは、Dolby Atmos、ドルビー・ビジョン、HDR10に対応する。一方、4K HDR再生は対応ディスプレイを接続した2018年以降に発売したMacでのみサポートされる[22]。
Find My
Find My MacとFind My FriendsがFind Myと呼ばれる一つのアプリに統合された。
リマインダー
視覚的なデザインや機能の改善に加えて、リマインダーへの添付ファイルの追加が可能になり、イベントについてユーザーに通知を行うタイミングをSiriが予測できるようになった[23]。
削除または変更されたコンポーネント
macOS Catalinaは64ビットアプリケーションしか動作しない。そのため、Carbon APIおよびQuickTime 7が必要な画像・音声・動画フォーマットを使用するすべてのソフトウェアを含む32ビットアプリケーションは動作しなくなった。Appleは、32ビットでしか動作しないアプリケーションをMac App Storeから削除した[24]。
macOS Catalinaでは、2003年のMac OS X v10.3(Panther)に導入された[25]Bashの代わりに、zshがログインシェルおよびインタラクティブシェルのデフォルトとなった[26]。BashはmacOS Catalinaでも利用可能であり、csh/tcshやkshなども引き続き利用できる。
DashboardはmacOS Catalinaでは削除された[27]。
Perl、Python 2.7、Rubyに対するビルトインサポートはレガシー・ソフトウェアとの互換性のためにmacOSに残される。しかし、将来のバージョンのmacOSでは、こうしたスクリプト言語のランタイムではデフォルトでは含まれなくなり、追加パッケージの手動インストールが必要となる[28]。
その他
Apple IDユーザへサービスごとのメールアドレスを発行することでプライバシー保護が強化された。
iOS 12から搭載されたスクリーンタイムがmacOSでも利用できるようになった[29]。
ニューラル言語モデルが導入され、日本語入力プログラムでの予測変換の性能向上が図られた[29]。
2018年以降のMacで、HDRビデオ(ドルビービジョン、HDR10、HLG)再生対応[30]。内蔵ディスプレイもしくは、HDR10対応のディスプレイを利用する必要がある[30]。