NHK東京児童合唱団
NHK放送センターを拠点に活動する児童合唱団
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NHK東京児童合唱団(エヌエイチケーとうきょうじどうがっしょうだん)は、東京・渋谷のNHK放送センターを拠点に活動する児童合唱団である。通称「N児」。
| 略称 | N児 |
|---|---|
| 前身 | 東京放送児童合唱団 |
| 設立 | 1952年 |
| 本部 | 東京都渋谷区神南2-2-1 |
| 座標 | 北緯35度39分57秒 東経139度41分46秒 |
| ウェブサイト | http://www.nji-tokyo.jp/ |
概要
日本放送協会と関連のある任意団体の一つで、児童音楽番組編成の際に利用するために組織された。事務局は、NHK放送センターの制作局青少年・教育番組部内に置かれている。正団員は、小学2年生(あるいは小学3年生:養成開始時期により異なる)から大学4年生のメンバーで構成される。通常「N児」という呼称はこの組織全体を指す。
正団員の前段階に、養成クラス(小学1年生―小学2年生)を開設しており(オーディションあり)、正団員を目指して、ソルフェージュ、歌唱を学ぶ。
『みんなのうた』、『歌のメリーゴーラウンド』、『NHK紅白歌合戦』、『NHK全国学校音楽コンクール』など同局の音楽番組、教育番組のほか、ドラマなどにも出演している。また、外部のコンサート、オペラなどでも客演している。過去には海外演奏旅行も行った。
経緯
- 1943年(昭和18年) - 当時の社団法人日本放送協会 (NHK)が放送合唱団を公募し、スタジオでの審査の結果、音羽ゆりかご会を東京放送児童合唱団に委嘱[要出典]。
- 1944年(昭和19年) - この年、「少国民の時間」などNHKの放送に東京放送児童合唱団名義の児童合唱団が多数出演[1]。
- 1951年(昭和26年)6月1日 - 放送法施行に伴い社団法人日本放送協会(旧NHK)が解散。旧NHKの権利義務および事務のすべては、特殊法人である日本放送協会(NHK)が承継。
- 1951年12月 - 児童の出演する番組の増加と今後民間放送でも同様の需要の増加が予想されるため、NHKは、独自に児童劇団と児童合唱団を援助育成することを決定。演劇部門は東京放送児童演劇研究会として、合唱部門は東京放送児童合唱研究会として発足する計画が示され、研究会会員の募集を開始。NHKが合唱団の主宰者個人に業務を委嘱し、NHKと契約する指導者・補助者を合唱団に派遣し指導にあたることとした[2]。
- 1952年(昭和27年)3月 - 東京放送児童合唱研究会が活動開始[2]。
- 1952年(昭和27年)4月 - 養成開始。練習は、渋谷区松濤幼稚園などで行った[2]。
- 1952年(昭和27年)8月 - 研究会の活動終了。この年の暮から放送に出演[2]。この頃までに、合唱団の名称を東京放送児童合唱団に変更。
- 2003年(平成15年)10月 - NHK東京児童合唱団に改称。
構成員
設置当初(東京放送児童合唱研究会; 1952年4月)
昭和35年度(東京放送児童合唱団; 1960年)
- 富田正牧
- 伴奏 - 堀内照元
- 事務 - 横山玲子
このほかに、山本金雄、恩地展子が指導と伴奏に関与[2]。
現在のスタッフ
(2022年4月現在)
- 常任指揮者 - 金田典子、大谷研二
- 名誉指揮者 - 古橋富士雄
- 指揮者 - 間谷勇
- 客員ピアニスト・講師 - 斎木ユリ、古髙晋一
- ヴォイストレーナー・講師 - 北條加奈
- 指導アシスタント・ピアニスト - 苅谷麻里、櫻井郁里
- 指導アシスタント - 久保沙央里、
- 事務局長 - 江田篤史
- 事務局次長 - 土谷雅幸
- 事務局次長 - 工藤一恵、土谷雅幸
- 運営委員長 - 髙月嘉彦(NHK会友)
クラス
2007年度から (ユースメンズクワイアは2013年度から)
- ジュニアクラス
- 構成:小学2 - 4年
- この年代でなければ出せない声の響きを放つクラス。
- シニアクラス
- 構成:小学5年 - 中学2年
- 児童合唱の醍醐味といえる味わいを表現出来る年代。
- ユースシンガーズ
- 構成:中学3年 - 大学4年
- 主に中2で卒団したメンバーと入団オーディションによって入ったメンバーで組織する女性のみの演奏団体。
- ユースメンズクワイア
- 構成:中学3年 - 大学4年
- 主に中2で卒団したメンバーと入団オーディションによって入ったメンバーで組織する男性のみの演奏団体。
2004年度まで
- ジュニア
- 構成:小学2 - 4年
- 正団員になるとまず所属する、最多団員数を誇るクラス。
- ミドゥル
- 構成:小学5 - 中学2年
- 一昔前までは、N児の正団員はこのクラスまでを指した。
- シニア
- 構成:中学3年 - 高校2年
- 一昔前までは、N児本体とは別個のシニアという組織だったものが、当時の最高学年(大学2年)を大幅に引き下げ、現役のN児団員とした。
関連団体
- N児同窓会 - 同窓会団体だが、もともとN児にはこのような組織がなく、2003年になってから組織された。N児のOG&OBで組織される。
所在地
名称
著名な出身者、関係者、旧スタッフ
- 神山まりあ - ミス・ユニバース・ジャパン2011
- 深津瑠美(TBSニュースバードキャスター)
- 田幸知有紗(日経CNBCキャスター)
- 麻衣
- 神子雅
- 神崎ゆう子
- 宮本浩次(エレファントカシマシ)
- 小堺一機
- 外山國彦(初代指導者・声楽家)
- 富田正牧(2代指導者・声楽家、作曲家)
- 近藤真司(3代指導者・声楽家)
- 古橋富士雄 (4代指導者・合唱指揮者)
- 栗山文昭 (5代指導者・合唱指揮者)
- 加藤洋朗 (6代指導者・合唱指揮者)
海外公演
- 第1回欧州演奏旅行
- 第2回欧州演奏旅行
- 第3回欧州演奏旅行
- 第4回欧州演奏旅行
- 第5回欧州演奏旅行
- 第6回欧州演奏旅行
- 第7回欧州演奏旅行
- 第8回欧州演奏旅行
- 第9回欧州演奏旅行
- 第10回欧州演奏旅行
- 第11回欧州演奏旅行
- 第12回欧州演奏旅行
- 第13回欧州演奏旅行
- ハンガリー日本友好協会主催コンサート出演 ――ファショールプロテスタント教会(ブダペスト)
- ハンガリー日本友好協会主催コンサート出演 ――ファショールプロテスタント教会(ブダペスト)
- コダーイ・ゾルタン音楽祭出演 ――ケチュケメート市庁舎(ケチュケメート)
- コダーイ・ゾルタン音楽祭出演 ――ケチュケメート市庁舎(ケチュケメート)
- CASDOK主催コンサート出演 ――イストバン教会(ガランタ)
- CASDOK主催コンサート出演 ――イストバン教会(ガランタ)
- リヒテンターラ国際夏の音楽祭出演 ――リヒテンタール教会(ウィーン)
- 老人ホーム慰問コンサート ――Residenz Wohnstift Augstinum(ウィーン)
- 老人ホーム慰問コンサート ――Residenz Wohnstift Augstinum(ウィーン)
- リーガー祭2008出演 ――ベルマーニュ公園(リガ)
- リーガー祭2008出演 ――ベルマーニュ公園
リガ市議会文化局主催コンサート出演 ――聖ペテロ教会(リガ)
- リガ市議会文化局主催コンサート出演 ――聖ペテロ教会(リガ)
交流
みんなのうた
()内はその曲のメインを歌った人物。他にも民謡等をコーラスも含めて歌唱しており、旧名称時代も含めると現在157曲の楽曲を歌っている[5]。尚、これまでに歌唱した楽曲の中には、現時点で、映像・音源の放送用素材のいずれかとその両方が、未保存状態となっており、★はその該当曲の一部である。詳しくは『みんなのうた発掘プロジェクト』を参照。
- ああ おかしいね
- アビニョンの橋で
- いたずラッコ(水森亜土)
- ウメボシジンセイ (ビューティフルハミングバード)
- エコー ~こだまする歌~
- エトはメリーゴーランド(田中星児)
- おおブレネリ
- おふろやさんへつれてって(橋爪佑太)
- カボチャのおじさん(三好鉄生)
- 川はだれのもの?
- 川面がキラキラ(井上昌己)
- 元祖バナナの魂(山本コウタロー)
- 北風小僧の寒太郎(堺正章)
- 口笛吹いたら(五味美保)
- クマのぬいぐるみ(吉岡雄介)
- コックのポルカ(天地総子)
- 子ねこと毛糸
- ジャガイモジャガー(田中星児)
- JUST FRIENDS 〜いつまでも〜(aya)
- ショボクジラ・チビコブラ
- 神父さんのパイプオルガン(アグネス・チャン)
- 先生は走る(友竹正則)
- たいへんだぁ
- たのしいさんすう(田中星児)
- チチンプイプイ(森みゆき)
- 天使の羽のマーチ(上條恒彦)
- ドラキュラのうた(クニ河内)
- トランペット吹きながら★
- 泣いていた女の子
- はじめての僕デス(宮本浩次)
- ヒーハイホー(上條恒彦)★
- ふたりは80才(天地総子、下條アトム)
- へんな家!(レミー・ブリッカ)
- ヘンなABC(一城みゆ希)
- 鳳来寺山のブッポウソウ
- ぼくはひこうき(安藤紘丹)
- ミラクル鬼ん坊(坂本和雅)
- みんなでステップ(天地総子)
- めいわく団地(菊地真美)
- 山口さんちのツトム君(川橋啓史)
- ユアハンドマイハート ~YOUR HAND,MY HEART.~(ミュージッククリエイション)
- 勇気一つを友にして(山田美也子)
- 雪祭り(後藤拓)
- ゆらん ゆろん
- ラジャ・マハラジャー(戸川純)
等
主題歌を歌唱した番組
出演番組
- みんなの童謡(不定期)
- NHK全国学校音楽コンクール課題曲紹介番組(その年の課題曲を範唱するのが通例である)
- BS永遠の音楽大全集(2009年まで)
- 天才てれびくんhello,
- 青春アドベンチャー『あたふたオペラ 「からめん」』(2022年8月、NHK-FM)[6] - 子供たち 役と歌唱
- おかあさんといっしょ(生活習慣歌「ぱくぱくるんるん」歌唱)[7]
かつて出演していた番組
レコード
かつて共演した団体、指揮者、声楽家、著名人
- 交響楽団
- NHK交響楽団
- 新日本フィルハーモニー交響楽団
- 東京交響楽団
- 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
- 東京都交響楽団
- 東京ニューシティ管弦楽団
- 東京フィルハーモニー交響楽団
- 日本フィルハーモニー交響楽団
- 読売日本交響楽団
- 指揮者
- 小澤征爾
- 広上淳一
- 沼尻竜典
- 外山雄三
- 佐藤功太郎
- 外山国彦
- 若杉弘
- 渡辺暁雄
- 尾高忠明
- 南安雄
- シャルル・デュトワ
- ヘルベルト・ブロムシュテット
- ユーリ・テミルカーノフ
- パーヴォ・ヤルヴィ
- ジャナンドレア・ノセダ
- エリアフ・インバル
- ガリー・ベルティーニ
- ジャン・フルネ
- イエジ・マクシミウク
- ジョセフ・ローゼンストック
- ヴォルフガング・サヴァリッシュ
- ズデニェク・コシュラー
- ミケランジェロ・ヴェルトリ
- ピアニスト
- 新垣隆
- 寺嶋陸也
- 合唱団
- ハンガリー少年少女合唱団
- 西ドイツ ・ オーベルンキルヘン少年少女合唱団
- ブルガリア・ソフィア少年少女合唱団
- 東京荒川少年少女合唱隊
- 広島放送児童合唱団
- 聖トーマス教会合唱団
- モスクワ少年少女合唱団
- ソフィア少年少女合唱団
- 浜松ライオネット合唱団
- レーゲンスブルク少年合唱団
- ダルムシュタット合唱団
- フィンランド・ヴォックスアウレア少年少女合唱団
- レーゲンスブルク大聖堂少年合唱団
- カンテムス少年少女合唱団
- プロムジカ女声合唱団
- 大学
- 東京藝術大学
- 早稲田大学
委嘱作品作曲家
備考
- かつてNHKでは、各中央放送局にN児と同様の児童合唱団を設置し、ローカル放送用の実演団体としていた。また「奈良放送児童合唱団」のように、中央放送局ではない県域の地域放送局にも設置されることがあった。主なものは下記のとおり(NHKの手を離れて独自運営で現存するものも含む)。
- NHK帯広少年少女合唱団
- NHK青森児童合唱団
- NHK弘前放送児童合唱団
- NHK仙台少年少女合唱隊
- 鶴岡放送児童合唱団
- NHK水戸児童合唱団
- 静岡児童合唱団
- 津放送児童合唱団
- 大津児童合唱団
- 大阪放送児童合唱団
- 神戸放送児童合唱団
- NHK奈良児童合唱団
- 和歌山児童合唱団
- NHK鳥取放送児童合唱団
- NHK広島児童合唱団
- NHK高松放送児童合唱団
- NHK福岡児童合唱団MIRAI
- NHK長崎児童合唱団
- NHK熊本児童合唱団
- NHK鹿児島児童合唱団
- また、児童合唱団以外にも、名古屋放送児童管弦楽団や東京放送児童劇団など小中学生による管弦楽団、劇団も存在した。