女による女のためのR-18文学賞

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女による女のためのR-18文学賞(おんなによるおんなのためのアールじゅうはちぶんがくしょう)は、新潮社が主催する公募新人文学賞である。単にR-18文学賞ともいわれる[1]

受賞対象女性が執筆した小説
日本の旗 日本
主催新潮社
報酬大賞30万円
友近賞10万円
概要 受賞対象, 国 ...
女による女のためのR-18文学賞
受賞対象女性が執筆した小説
日本の旗 日本
主催新潮社
報酬大賞30万円
友近賞10万円
初回2002年
最新回2026年
最新受賞者水登マヤ「水を得にゆく魚」(大賞)
白木凜「曇る母へ」(友近賞)
公式サイトhttps://www.shinchosha.co.jp/r18/
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概要

応募者は女性に限られており、また選考委員の作家や下読みにあたる編集者も女性のみとしている。当初は、について描かれた小説を対象とし、女性のためのエロティックな小説の発掘を目指していたが、第11回より「女性が性について書くことは珍しいことではなくなり、性をテーマにすえた新人賞としては一定の社会的役割を果たした」との理由で、募集作品を「女性ならではの感性を生かした小説」と改めた(官能をテーマとした作品も引き続き受け付ける)。第14回からは、選考委員に友近が加わり、友近賞が新設された[2]

最終候補作はウェブ上で公開され、選考委員の合議により選出する大賞と、ウェブ上の投票により選出する読者賞を設ける。受賞作は、『小説新潮』『yom yom』に掲載されている。受賞者には、正賞として大賞30万、読者賞10万円が、副賞として体脂肪計付ヘルスメーターが贈られる。 2021年7月にテーマを「書き手の感性を生かした小説」とし、大賞と友近賞の2賞とする等のリニュアルが発表された[3]

受賞作一覧

年は受賞作の発表年。特記がなければ、出典は公式サイト[4]、初刊は新潮社、文庫は新潮文庫刊。

第1回から第10回

さらに見る 回(年度), 賞 ...
回(年度)受賞作著者初刊文庫化
第1回(2002年度) 大賞 マゼンタ100 日向蓬 2002年9月[注 1] 2006年11月[注 2]
読者賞 青空チェリー 豊島ミホ 2002年9月[注 3] 2005年8月[注 3]
候補 楽園の乙女田村和佳
残像田中薫
なつの感触菊池とおこ
under my skin近藤紋己
第2回(2003年度) 優秀賞 パートナー 正木陶子 2007年7月[注 4]
読者賞 そして俺は途方に暮れる 渡辺やよい 2004年2月[注 5]
候補 シャワー志村紫
鴇色の首飾り田中文
華鵺唖猫
猫にさよなら原田夏海
カジュアル瑤池あさみ
第3回(2004年度) 大賞 ねむりひめ 吉川トリコ 2004年12月[注 6] 2009年11月[注 7]
読者賞
優秀賞 ハイキング 管乃了
候補 ラブタクシー安達薫
コロッケ緋川小夏
蜜柑の匂いがみちみちて吉村奈央子
フルーツ・フル宇山桃子
第4回(2005年度) 大賞 夏がおわる 南綾子 2007年2月[注 8]
読者賞 宇宙切手シリーズ 松田桂 2007年7月[注 4]
候補 青ざめる雪下田路花
グレープフルーツのしずく南本あいら
うみはひろいな、おおきいな野乃日和
カササギ瀧本マサキ
第5回(2006年度) 大賞 花宵道中 宮木あや子 2007年2月[注 9] 2009年9月[注 9]
読者賞
優秀賞 なくこころとさびしさを 清瀬マオ 2006年10月[注 4]
候補 遊戯生活桜木みわ
Decade青山歌
クロルカルキの夏くれは繭
第6回(2007年度) 優秀賞 シーズンザンダースプリン♪ 三日月拓 2007年6月[注 4]
読者賞 ラムネの泡と、溺れた人魚 石田瀬々 2007年8月[注 4]
候補 朝の訪れ塚本ゆう
かたばみ荘の猫たち彩瀬まる
珍蝶円山蛇
旅館みなみ屋マミヤアキ
第7回(2008年度) 大賞 自縄自縛の二乗[注 10] 蛭田亜紗子 2010年9月[注 11] 2012年12月[注 11]
読者賞 16歳はセックスの齢[注 12] 山内マリコ 2012年8月[注 13] 2014年4月[注 14]
候補 たままゆ彩瀬まる
真夜中の孔雀茶屋山田華
ワタシゴノミ円山蛇
聖橋マンゴーレイン飯田麻子
第8回(2009年度) 大賞 ミクマリ 窪美澄 2010年7月[注 15] 2012年10月[注 15]
候補 内洞君蓮生乙嗣
いちごゼリーのたくらみ鈴木メロウ
成宮失恋治療院姫野ルミ
七日美女コウサカミユキ
まごころを君に番あしえ
第9回(2010年度) 優秀賞 溶けたらしぼんだ。 木爾チレン 2010年12月[注 4]
読者賞 花に眩む 彩瀬まる 2010年12月[注 4]
候補 クローゼット天城智伊
やづくんとあいちゃん高柳亜希子
20%は誰が悪い芦沢やよい
溺れちまうよと、カワウソは言った。山田うみ
第10回(2011年度) 大賞 べしみ 田中兆子 2014年3月[注 16] 2016年10月[注 16]
読者賞 偶然の息子 上月文青
候補 僕のゆかちゃん宇山明香
愛とその他のこと佐伯こはく
ふらふら、不埒後藤亜稀子
selfish西丘はつか
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第11回から

さらに見る 回(年度), 賞 ...
回(年度)受賞作著者初刊文庫化
第11回(2012年度) 大賞 金江のおばさん 深沢潮 2013年2月[注 17] 2016年2月[注 18]
読者賞 ハロー、厄災[注 19] こざわたまこ 2015年9月[注 20] 2018年3月[注 20]
候補 想影野村実来
キャラバン香文実和子
ジェリー・フィッシュ雛倉さりえ[注 21]
すごく遠く川上寿月
第12回(2013年度) 大賞 マンガ肉と僕 朝香式 2014年9月[注 22] 2019年7月[注 23]
読者賞 朝凪[注 24] 森美樹 2015年3月[注 25] 2017年12月[注 25]
候補 グレイン・オブ・ライス・イナ・サバービア鵡川いづる
絆創膏ワルツ八条優季
パーティ一木けい
第13回(2014年度) 大賞 とべない蝶々 仲村かずき
読者賞 ただしくないひと、桜井さん 滝田愛美 2016年12月[注 26] 2020年4月[注 26]
候補 ゾウリムシの部屋、セックスの部屋一木けい
ぽんぽん香坂よし穂
彼氏が欲しい処女を捨てたい結婚したい子供を産みたい迫ななえ
猫のたまごせつさやか
第14回(2015年度) 大賞 明け方の家[注 27] 秋吉敦貴
友近賞
読者賞 くたばれ地下アイドル 小林早代子 2018年4月[注 28] 2025年2月[注 29]
候補 不祥事一木けい
笑って欲しくて前田タカコ
コーラスノート七瀬裕子
プルースト効果の実験と結果佐々木愛
第15回(2016年度) 大賞 カメルーンの青い魚[注 30] 町田そのこ 2017年8月[注 31] 2021年3月[注 31]
読者賞 西国疾走少女[注 32] 一木けい 2018年1月[注 33] 2020年5月[注 33]
友近賞 県民には買うものがある 笹井都和古 2019年3月[注 34]
候補 ストロボライド山田珠玉
祝、貧乳佐々木愛
泳ぐ鹿 Swimming Deer白尾悠
第16回(2017年度) 大賞 アクロス・ザ・ユニバース[注 35] 白尾悠 2018年5月[注 36] 2022年7月[注 36]
読者賞
友近賞 月と林檎 伊藤万記
候補 どうしようもなくにやけた日々川上寿月
おっぱいララバイ渥ゆ史か
ストーム畑下香住
ハルコさんの、日常と1泊2日。カコ
第17回(2018年度) 大賞 手さぐりの呼吸[注 37] 清水裕貴[注 38] 2019年11月[注 39]
読者賞 空におちる海[注 40] 夏樹玲奈[注 41] 2019年12月[注 42]
友近賞 アップル・デイズ 山本渚
候補 猫と暮らせば長谷川未緒
卒業旅行宮島ムー
蝶々むすび畑下香住
第18回(2019年度) 大賞 赤い星々は沈まない 月吹友香 2024年4月[注 43]
読者賞 おまじない 小沼朗葉
友近賞 今はまだ言えない[注 44] 千加野あい 2023年5月[注 45]
候補 キリコ木村咲
好きだった人宮島ムー
トーキングヘッズ善知鳥二子
第19回(2020年度) 大賞 何言ってんだ、今ごろ 秋ひのこ
読者賞 カラダカシと三時の鳥[注 46] 梅田寿美子
友近賞
候補 海馬の子水野みちる
夜をめくる雨京香住
スタンプ有住唯
第20回(2021年度) 大賞 ありがとう西武大津店 宮島未奈[注 47] 2023年3月[注 48]
読者賞
友近賞
候補 水たまりのできる場所緒田栞
悪い癖戸塚セーラ
あのこの・あのこと水野みちる
アイスと白蛇松原凛
スターチス岡英里奈
第21回(2022年度) 大賞 救われてんじゃねえよ 上村裕香[注 49] 2025年4月[注 50]
友近賞 いい人じゃない 古池ねじ
候補 わらいもんにしまあおり
ユスリカ村崎夏生
海のふち平石蛹
第22回(2023年度) 優秀賞 鬼灯の節句 仲谷実織[注 51]
友近賞 ゴーヤとチーズの精霊馬[注 52] 義井優
候補 祝福の夜明け峯尾ゆき
ラ・ライク・ラブ関かおる
帰り道もあかるい村崎なつ生
洗いたい靴下タナカマーサ
第23回(2024年度) 大賞 息子の自立 広瀬りんご
友近賞 君の無様はとるにたらない 神敦子
候補 褪せる鳥飼みその
西瓜婆斉藤時々
これをもって、私の初恋とします楠原夏緒
姉妹じまい砂川緑
第24回(2025年度) 大賞 笑顔は業務に含みません[注 53] 斉藤時々
友近賞
候補 17(セブンティーン)にしまあおり
女の檻朝凪めい
みどりごを抱く東雲舞衣
海を蹴る深山夏楠
第25回(2026年度) 大賞 水を得にゆく魚 水登マヤ
友近賞 曇る母へ 白木凛
候補 タコのハナシ逸見真由
取り憑かれトリッパー北村よしみ
夜明けとマヨネーズねじまきねずみ
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選考委員

第1回
光野桃山本文緒
第2回 - 第5回
山本文緒、角田光代
第6回 - 第10回
山本文緒、角田光代、唯川恵
第11回 - 第13回
三浦しをん辻村深月
第14回 - 第20回
三浦しをん、辻村深月、友近
第21回 - 第24回
窪美澄東村アキコ柚木麻子、友近
第25回 -
窪美澄、東村アキコ、友近

脚注

関連項目

外部リンク

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