しまぎり型巡視艇
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本型では、昭和45年度計画で建造されたしきなみ型より一段上の堪航性と高速性の両立を求められたことから、「23メートル型巡視艇建造基本計画検討委員会」が設置されて、関係各所から意見を聴取して基本計画が作成された。この結果、昭和52年度計画で建造された30メートル型PC(むらくも型)がタイプシップとされることになった。没水部船型はディープV型、船質はアルミニウム合金と、いずれもしきなみ型・むらくも型と同様の手法が踏襲されたが[1]、本型では、海保船艇としては初めて全溶接構造が採用された[2]。
主機関としては、V型12気筒のMTU 12V396 TB93ディーゼルエンジン(1,500馬力 / 1,975 rpm)が搭載された。推進器は固定ピッチ・プロペラである[3]。電源は交流220ボルト、出力20 kVAであった。主配電盤には自動化装置が組み込まれている[1]。
なお、3番艇「はやぎり」は、竣工当初は門司海上保安部(第七管区)に配属されていたために13mm単装機銃(ブローニングM2重機関銃)を備えていたが、1993年3月9日に下田海上保安部(第三管区)に配属変更されるのに伴って撤去されている[2]。(なお、「はやぎり」は平成11年12月8日に尾道(第六管区)へ配属替えされている)