たて座UY星
From Wikipedia, the free encyclopedia
| たて座UY星 UY Scuti | ||
|---|---|---|
中央の明るい星がたて座UY星(DSS2で撮影された画像) | ||
| 仮符号・別名 | UY Sct | |
| 星座 | たて座 | |
| 見かけの等級 (mv) | 8.29 - 10.56[1] 11.200 - 13.300[2] | |
| 変光星型 | 脈動変光星(SRC)[1] | |
| 位置 元期:J2000.0 | ||
| 赤経 (RA, α) | 18h 27m 36.5286196699 s[3] | |
| 赤緯 (Dec, δ) | −12° 27′ 58.893326502″[3] | |
| 赤方偏移 | 0.000061[3] | |
| 視線速度 (Rv) | 18.33 km/s[3] | |
| 固有運動 (μ) | 赤経: -0.693ミリ秒/年[3] 赤緯: -3.033ミリ秒/年[3] | |
| 年周視差 (π) | 0.6433 ± 0.1059ミリ秒[3] (誤差16.5%) | |
| 距離 | 約 5100 光年[注 1] (約 1600 パーセク[注 1]) | |
たて座UY星の位置(赤丸付近)
| ||
| 物理的性質 | ||
| 半径 | 755R☉[4] | |
| 質量 | 7〜10または25太陽質量 | |
| スペクトル分類 | M4Iae[3] | |
| 表面温度 | 3,605 ± 170K[5] | |
| 色指数 (B-V) | 3.00[6] | |
| 色指数 (U-B) | 3.29[5] | |
| 他のカタログでの名称 | ||
| BD-12° 5055[3] V* UY Sct[3] Gaia DR2 4152993273702130432[3] |
||
| ■Template (■ノート ■解説) ■Project | ||
座標:
18h 27m 36.53s, −12° 27′ 58.9″
たて座UY星(UY Scuti、たてざUYせい)はたて座にある赤色超巨星でSRC型の脈動変光星。太陽系から約5,100光年の距離にあるとされる[注 1]。
2010年代には、太陽系から約9,500光年の距離にあると考えられ、太陽の約1,700倍の半径を持つ「既知の恒星の中で最も大きな星」と見なされていた。しかしその後の観測によって距離が大きく修正されており、半径もより小さいものとされている。


1. 水星 < 火星 < 金星 < 地球
2. 地球 < 海王星 < 天王星 < 土星 < 木星
3. 木星 < プロキシマ・ケンタウリ < 太陽 < シリウス
4. シリウス < ポルックス < アークトゥルス < アルデバラン
5. アルデバラン < リゲル < アンタレス < ベテルギウス
6. ベテルギウス < おおいぬ座VY星 < はくちょう座V1489星 < たて座UY星.
688日[1]または740日[2]の周期で変光するとされる半規則型変光星である。
2012年夏、チリのアタカマ砂漠にある超大型望遠鏡VLTのAMBER近赤外線干渉計を使い、銀河系の中心付近に存在する3つの赤色超巨星(たて座UY星、 さそり座AH星、いて座KW星)を観測した結果から、これらの恒星がいずれも太陽の1,000倍以上の半径を持つとする研究結果が発表された[5]。中でも、たて座UY星は太陽半径 (R☉) の1,708 ± 192倍の半径を持つとされ、この時点で既知の恒星の中で最大の半径を持つ恒星とされた[5]。
しかし2018年に公開されたガイア計画の第2回公開データによれば、たて座UY星と太陽系の距離は約5,100光年となり、これまでヒッパルコス衛星の観測データから計算されていた約9,500光年よりも60%近く縮小された。この距離と2012年に観測された視直径を基に再計算すると、たて座UY星の半径は約755 R☉となり[4]、既知の恒星で最も大きい星ではないこととなる。
たて座UY星には伴星が発見されていないため、重力相互作用によって質量を測定することができないため、その質量は正確に求められていない。