はめつのおうこく

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はめつのおうこく
ジャンル ダーク・ファンタジー
漫画
作者 yoruhashi
出版社 マッグガーデン
掲載誌 月刊コミックガーデン
MAGCOMI
レーベル BLADE COMICS
発表号 月刊コミックガーデン:
2019年5月号 - 2026年4月号
MAGCOMI:
2019年5月5日 -
発表期間 2019年4月5日[1] -
巻数 既刊14巻(2026年4月10日現在)
アニメ
原作 yoruhashi
監督 元永慶太郎
シリーズ構成 鴻野貴光
キャラクターデザイン 加藤裕美
音楽 櫻井美希兼松衆中村巴奈重
アニメーション制作 横浜アニメーションラボ
放送局 毎日放送TBSほか
放送期間 2023年10月7日 - 12月23日
話数 全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

はめつのおうこく』は、yoruhashiによる日本漫画。ジャンルはダーク・ファンタジー。『月刊コミックガーデン』(マッグガーデン)にて2019年5月号より連載を開始し[1]、同年5月5日からは同社のウェブコミック配信サイト『MAGCOMI』でも配信中。『月刊コミックガーデン』が2026年4月号で休刊した後は『マグコミ』に移籍して連載されている[2][3]。2023年10月時点で単行本の累計は100万部を突破している[4]

メディアミックスとして、2023年10月から12月までテレビアニメが放送された[5]

アニメ版あらすじ

かつて魔女と人間が共存していた世界帝国リディア。しかし科学文明が発展し魔女の力を恐れた人間族の王が魔女狩りを強行する。魔女に育てられた人間アドニスは師匠クロエとの逃亡の果てに目の前で彼女が殺される事となり、帝国への復讐を決意する。

  • 第1話前半 孤児だったアドニスは魔女のクロエともにリディア帝国の魔女狩りから逃亡するが、捕縛されクロエは皇帝ゲーテに処刑される。
  • 第1話後半-第3話 10年後、収容所の奴隷ドロカは看守の隙をつき脱走し収監されていたアドニスを解放する。アドニスは復讐のために街を壊しながら帝国の首都を目指すが、保安局のヤマトの攻撃でドロカとアドニスは死亡する。
  • 第4話-第6話 アドニスは魔女に助けられ月園に転送した。アドニスは魔女にクロエ復活を強要されるが、代わりにドロカを復活させる。そこへヤマトが月園を襲撃し魔女の大半が虐殺される。アドニスはヤマトを撃退し、ドロカと地上に戻る。
  • 第7話 アドニスはドロカを復讐に利用しようとし、ドロカは負の連鎖を止めようとする。二人は廃棄民に助けられるが、アドニスは一人で復讐の旅に出る。ドロカはアドニスを助けるために旅に同行する。
  • 第8話 リディア帝国は崩御したゲーテに代わり皇妃アンドロメダが即位する。アンドロメダは魔女であり、臣民を魅了して従える。廃墟のサンドタウンでは投獄された妻を助けられなかった男が妻の遺骸とともに牢屋に留まっていた。
  • 第9話 都市国家マムタの男性は性奉仕人形のマードア欲しさに自分達の妻や娘を奴隷として売却し、女性のいないマムタは崩壊した。アドニスはプログラムに従い廃墟で動き続けるマードア達を破壊し解放する。
  • 第10話-第12話 マムタでシロウサギの攻撃を受け、ドロカは両目を潰される。アドニスはドロカによる騎士化の魔法で強化され、クロエに教わった魔法でシロウサギを撃退する。ドロカは復讐が間違っていなかったと語り、二人は旅を続ける。

登場人物

声の項はテレビアニメ版における声優

主要人物

アドニス
声 - 石川界人[5]寺崎裕香(幼少期)
本作の主人公。魔女クロエに育てられた人間の少年であり、彼女の弟子。魔女狩りから逃れるためクロエと旅をしていたが、リディア帝国の科学技術によって捕らえられ、最愛の師を眼前で失う。
科学文明を重視する人間でありながら魔法(記述式召喚魔法)を操り、クロエを殺された恨みから同族である人類(帝国人)に対し復讐を誓う。リディア帝国の永年幽閉指定人物。
ドロカ
声 - 和氣あず未[5]
本作のヒロイン。リディア帝国第七管理地区メイヘム捕虜収容所に囚われた奴隷。天真爛漫で自分を卑下するなど他人のために自分を犠牲にすることを厭わない心優しい少女。魔女の一人。男を操る愛の魔法・束縛(マンドラゴラ)[6]の使い手。帝国皇妃アンドロメダと瓜二つ。シロウサギとの戦いで両眼を潰され、失明になるが騎士化(ナイトウォール)[7]の覚醒を果たした。
クロエ・モルガン
声 - 白石涼子[8]
アドニスを育てた氷の魔女。一個小隊を壊滅させるほどの実力者。魔女が普通に生活できる場所を求めて旅している。明るい性格で分け隔てないが魔女としてのプライドは高く、気安く魔法を使わず、科学技術を理解する気もない。一方で自分の立場を真面目に考えながらもアドニスを茶化す砕けた一面もあった。アドニスとともにリディア帝国に捕らえられ、無抵抗(魔法を無効化する装置による)のまま惨殺される。
ゲーテ
声 - 斉藤次郎
リディア帝国23代皇帝。優れた科学技術を背景に、魔女狩りと世界征服を行い多くの国を侵略。帝国人以外は同等と見なしておらず、他国の人間は全て奴隷として、非道に扱う。特に魔女は人類の敵であると公言し、どのような残虐非道の限りを尽くしても構わないとして、虐殺してきた。魔女を滅ぼし帝国を隆盛に導いた偉大な皇帝と民からは思われているが、実際のところはドロテーアの魔法に魅了された傀儡でしかなく、帝国が魔女も世界も蹂躙した後はもう用済みとして、殺処分された。
アンドロメダ
声 - 和氣あず未
ゲーテの妃。本作で起こった出来事の真の黒幕。その正体は多重奏宇宙を駆ける未知の魔女「ドロテーア・グレーテ」。違う宇宙(剣の王国)から来た存在であり、ドロカはこの宇宙における同一存在。男を操る愛の魔法・束縛(マンドラゴラ)[9]によってゲーテを傀儡にし、最後は転落死させて自らが新皇帝(女王)となる。かつてはドロカと同じように心優しい人物だったが、この宇宙を訪れる前に起こったある出来事により優しさを捨て冷酷非情となる。その目的は、アドニスの首を使って愛するアルフレド(アドニスの同一存在)を蘇らせること。

リディア帝国

パルポル
声 - 太田哲治
メイヘム捕虜収容所看守長でオネエ言葉を話すひげ面の男性。ドロカの行動で捕虜を脱走させてしまい[10]、その責任でエーコートにより処刑される[11]
ヤマト
声 - 日野聡[12]きそひろこ(幼少期)
国家保安局局長で上席主幹。ユキの兄で妹を溺愛する。月園でのアドニスとの戦いの末に死亡[13]
ユキ
声 - 遠野ひかる[12]
保安局副局長で主幹で最年少で副局長になり、現在は14歳。ヤマトの妹で兄を敬愛するが幹部になったのは本人の実力である。アドニスの攻撃を食い止めるためにDAMを起動するも被曝の影響で昏睡状態になり[11]、後に回復する[14]。兄の命を奪ったアドニスとドロカに再戦するが彼女の怒りと憎しみを胸に挑むが返り討ちあい敗北した。
エーコート
声 - 榊原優希
首都警備局局員で主幹。ヤマトの命令でアドニス捕縛に向かうが、冷酷なためパルポルを初めとする看守達を処刑する[10]。アドニスを狙撃するが銃弾を反射され死亡した[15]
シータ・サマンスタ
声 - 日笠陽子
国家科学局局長。被曝の危険からDAMの使用を中止しようとするが、ユキの起動したDAMにより余命幾月となってしまう[11]。月園の戦いではアドニスの巧妙な罠によりヤマト局長を始めとする多くの者達を戦死させた。その後は女王に即位したドロテーアによって処刑された。
オズ・ゴージャス
声 - 池田純矢勝杏里[16][注 1]
国家諜報局主幹。聖都マグナガルド出身。実は大貴族のゴージャス家の跡取りだったが巨大隕石の衝突によって、恋人である魔女のエステルを失ってから、自身の故郷を滅んだ真相を探っていた。やがてドロテーアが黒幕であると突き止め、彼女を危険視し、心から憎んでいる。
チャーミー
声 - 富田美憂
国家諜報局主査。貴女情報収集班[18]を統括し、シロウサギを支援する。貴女情報収集班(声-中根久美子、本間沙智子、家治里歩)
シロウサギ
声 - 谷山紀章[12]
国家諜報局局長。ドロテーアと直接のつながりを持つ冷酷無比な男で、強力なサイボーグ。アドニスとの戦いではドロカの両眼を潰し[19]、戦意喪失に追い込むが騎士化(ナイトウォール)の覚醒を許し死亡した[20]
ダイナズマ
声 - 喜屋武和輝
権言局局長。アドニスの攻撃を受けて死亡した。
エリ
声 - 真野美月
女子高生。アドニスの襲撃に出くわすが[11]、恋人のタクマを見捨てて逃げてしまう[15]。アドニスに感化されている。
タクマ
声 - 柳晃平
エリの元彼。アドニスの攻撃により死亡した[11]

魔女

アンナ
声 - 高橋李依
複製の魔女で対象の精巧な身代わりを作り出し攻撃を回避する複製魔法デスキャンセルの使い手。ドロカとともに収容所に収監されていたが[10]、帝国兵士に扮しアドニスを月園へ逃がす[21]。ヤマトの襲撃で死亡する[22]
ミア
声 - 平山笑美
ドロカの姉[23]。ドロカを逃がして帝国に殺される[24]
トト
ミアの使い魔である狼。主の信頼が厚い。ドロカを月園へ逃がした。
オフィーリア・クレメンタイン
声 - 加良まゆみ
天啓の魔女で月園の長。人間への兵器としてクロエの復活を目論見、そのためにアドニスを月園へ導く[21]。ヤマト局長の襲撃の末に死亡した[22]
ダキャ
声 - 石上静香
蛇喰(じゃばみ)の魔女で髪の毛を蛇に変化させ攻撃する魔法蛇噛の使い手。ヤマトの襲撃で死亡する[25]
サンタマリア
声 - 川崎芽衣子
強化の魔女で服を防護服へ強化するバフ魔法の使い手。ヤマトの襲撃で死亡する[25]
クリスタルマヤ
声 - 平塚紗依
宝石の魔女で対象をアメジストで覆い尽くす宝石魔法アメジストドレスの使い手。ヤマトの襲撃で死亡する[25]
アウレア
声 - 高宮彩織
水錬の魔女で雨を降らす水練魔法包雨(ミラル)の使い手。ヤマトの襲撃で死亡する[22]
グリアナ
声 - 内山茉莉
傀蟲の魔女で対象の体内から蟲で喰い破る傀蟲魔法人間ホイホイの使い手。ヤマトの襲撃で死亡する[25]
エステル・ホワムドール
オズ・ゴージャスの幼馴染にして魔女。聖都マグナガルドで静かに暮らしていたが巨大隕石の衝突により、彼を庇って、死亡した。

軍産国家ミカ

エンドレス
ミカ国を統治する大統領。
ビシャス・ダブルガン
エンドレス大統領の側近。

単一母子国家オリオンソノー

マミィ
オリオンソノーを治める君主。

和郷スズレ国

スズレ・ヤマダマル
スズレ国の皇王。
一番ノ市
スズレ国のくノ一。
二番ノ市
スズレ国のくノ一。
三番ノ市
スズレ国のくノ一。
四番ノ市
スズレ国のくノ一。
五番ノ市
声 - 栗坂南美
スズレ国より派遣されたくノ一。アドニス捕獲の命を受けるがシロウサギに邪魔されて死亡した[26]
六番ノ市
声 - 岡村明香
スズレ国より派遣されたくノ一で五番ノ市を姉と慕う。アドニス捕獲の命を受けるがシロウサギに邪魔されて死亡した[27]

マークポイント医療国

Dr.ハイドラ
マークポイント国を治める病院の院長。
ソワレ・ユーフラテス
マークポイント国の看護師でDr.ハイドラの部下。

その他

パンチ
声 - 三宅健太
廃材平原の集落を仕切っている汚染民[28]。過去にクロエに命を助けられたことがあり、アドニスとドロカを助けた[29]。集落にはガスマスク(声-利根健太郎)、モヒカン(声-虎島貴明)、バンダナ(声-喜屋武和輝)、廃棄民(声-伊藤成秀で)、老人(声-高仲祐之)が居る。
囚人
声 - 志村知幸
廃墟となったサンドランド[30]の独房で歌う男。魔女と疑われて投獄された妻サーシャを助けられず死なせてしまった男は彼女の遺骸とともに房で暮らすことを選んだ[31]
マードア
声 - 京花優希、松井暁波、大西綺華
超産業革命で誕生した性奉仕用ガイノイドで生身の女性よりも魅力過ぎたため、男性は妻や娘を奴隷として売買してでも欲しがった。都市国家マムタが廃墟となっても遺体相手に奉仕を続けていた[32]
セピア・モルガン
龍の魔女。
コーネリアス・ハオウ
預言の継人。


用語

リディア帝国
世界の頂である帝国。首都はニューナイトメア。
超産業革命(ギア・エクスパンション)
リディアで始まった新科学技術の爆発。人類の文明を飛躍的に向上させた。
魔法光子抑制装置(SDAM-2)
その名の通り、魔法を無効化する機械。
記述式召喚魔法
魔女でない者が魔法を操る唯一の術。魔法のメカニズムを理解・体系化し、特殊な羽根筆(クイル)を用いて数式化する。最高の師に恵まれなければ会得は容易ではない。
ヒト細胞機能不全疾患
魔法光子抑制装置から放たれる核光子によって発病する奇病。
魔女
人と異なる女性のみの種族で魔法の使い手、また生身で宇宙空間に居られるほど強靭である。人間の男性を軽蔑している。生命樹から生まれ、条件が揃えば復活も可能である。超産業革命以降はリディア帝国の迫害を受ける。
月園(ルナミリア)
新たなる魔女の国。人の手のおよばぬ秘境で静寂の星であり月にある。ヤマトの襲撃でほとんどの魔女が死亡する。
生命樹(ミト)
魔女を生む樹。地上のものはリディア帝国に燃やされ月園の1本のみ残ったが、ヤマトの襲撃で燃やされる。
軍産国家ミカ
エンドレス大統領が治める国。
和郷スズレ国
皇王スズレ・ヤマダマルが治める国。
単一母子国家オリオンソノー
マミィが治める国。
医療国マークポイント
Dr.ハイドラが治める国。
聖都マグナガルド
オズ・ゴージャスの故郷。超産業革命の以前は農業大国だったが巨大隕石の衝突で滅亡した。現在はリディア帝国の領土になった。

書誌情報

  • yoruhashi『はめつのおうこく』 マッグガーデン〈BLADE COMICS〉、既刊14巻(2026年4月10日現在)
    1. 2019年10月10日発売[33][34]ISBN 978-4-8000-0901-2
    2. 2020年2月10日発売[35]ISBN 978-4-8000-0937-1
    3. 2020年8月7日発売[36]ISBN 978-4-8000-1001-8
    4. 2021年2月10日発売[37]ISBN 978-4-8000-1048-3
    5. 2021年8月10日発売[38][39]ISBN 978-4-8000-1121-3
    6. 2022年2月9日発売[40]ISBN 978-4-8000-1172-5
    7. 2022年9月9日発売[41]ISBN 978-4-8000-1244-9
    8. 2023年3月10日発売[42]ISBN 978-4-8000-1308-8
    9. 2023年10月10日発売[43]ISBN 978-4-8000-1376-7
    10. 2024年2月8日発売[44]ISBN 978-4-8000-1420-7
    11. 2024年7月10日発売[45]ISBN 978-4-8000-1473-3
    12. 2025年1月9日発売[46]ISBN 978-4-8000-1540-2
    13. 2025年4月10日発売[47]ISBN 978-4-8000-1579-2
    14. 2026年4月10日発売[48]ISBN 978-4-8000-1732-1

テレビアニメ

脚注

外部リンク

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