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みんなの銀行

日本の銀行 From Wikipedia, the free encyclopedia

株式会社みんなの銀行(みんなのぎんこう、英: Minna Bank, Ltd.)は、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)傘下の新たな形態の銀行に分類されるネット銀行(デジタルバンク)である[4]。2021年5月28日に開業した。略称は、みん銀[5]。

設立 2019年8月15日
(みんなの銀行設立準備株式会社)
概要 種類, 機関設計 ...
株式会社みんなの銀行
Minna Bank, Ltd.
種類 株式会社
機関設計 監査等委員会設置会社[1]
本社所在地 日本の旗 日本
〒810-0002
福岡県福岡市中央区西中洲6番27号
設立 2019年8月15日
(みんなの銀行設立準備株式会社)
業種 銀行業
法人番号 6290001086260 ウィキデータを編集
金融機関コード 0043
事業内容 インターネット専業銀行
代表者
  • 代表取締役会長 横田浩二
  • 代表取締役頭取 永吉健一
資本金
  • 5,694百万円
(2025年3月31日現在)[2]
発行済株式総数
  • 2,550千株
(2025年3月31日現在)[2]
売上高
  • 3,484百万円
(経常収益 2025年3月期)[2]
経常利益
  • △7,310百万円
(2025年3月期)[2]
純利益
  • △5,463百万円
(2025年3月期)[2]
純資産
  • 5,446百万円
(2025年3月31日現在)[2]
総資産
  • 40,951百万円
(2025年3月31日現在)[2]
従業員数
  • 173人
(2025年3月31日現在)[2]
決算期 3月31日
主要株主 株式会社ふくおかフィナンシャルグループ 100%
外部リンク https://www.minna-no-ginko.com/
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貸出金残高
  • 252億円
(2025年3月31日現在)[2]
預金残高
  • 335億円
(2025年3月31日現在)[2]
概要 みんなの銀行のデータ, 統一金融機関コード ...
みんなの銀行のデータ
統一金融機関コード 0043
法人番号 6290001086260 ウィキデータを編集
貸出金残高
  • 252億円
(2025年3月31日現在)[2]
預金残高
  • 335億円
(2025年3月31日現在)[2]
特記事項:
口座数は141万(2025年10月末現在[3])。預金残高は、2025年3月31日現在[2]。
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概要

みんなの銀行は、デジタルネイティブ世代と呼ばれる若年層の顧客獲得と、デジタルバンクとしての新しいビジネスモデルの創出を目的とするネット銀行である。ネット銀行としては、2022年1月に開業したUI銀行の次に新しく、最後発のネット銀行の一つである。

昨今の我が国において、特に地方では急速な人口減少が進行しており、特定の地域を地盤とする地方銀行は、従来のビジネスモデルが成り立たなくなる危機感を抱いていた。みんなの銀行の設立母体であるふくおかフィナンシャルグループ(FFG)も同様の問題に直面しており、傘下の福岡銀行と熊本ファミリー銀行の経営統合や、親和銀行と十八銀行[6]の買収を通じて規模を拡大することで、この問題に対処しようとしてきたが、地方銀行同士の統合では問題の根本解決にはならず、従来の地方銀行の役割にとらわれない新たなビジネスモデルの確立が急務であった。そのような背景において、スマートフォンの操作に慣れ親しんだ日本全国のデジタルネイティブをターゲットとし、スマートフォンひとつで全てのサービスが完結するデジタルバンク(システム開発に携わったアクセンチュアは「日本初」としている[7])として設立されたのが、みんなの銀行である。

また昨今の金融業界においては、金融に関する技術開発(フィンテック)が急速に進展してきたことで、金融業への参入ハードルが下がり、異業種による新規参入が続出している。特に地方銀行にとってはその脅威は非常に大きなものであり、金融機関としての存在意義そのものが脅かされる事態となっていたことも、みんなの銀行が設立された動機の一つである。

勘定系システムはプラットフォームにGoogleのパブリッククラウドサービスであるGoogle Cloud Platform(GCP)を採用し、アクセンチュアが開発した「アクセンチュア クラウドネイティブ コア ソリューション(MAINRI)」をベースにしたシステムを構築している[8]。国内銀行の勘定系システムにパブリッククラウドが採用されるのは初めてであり[9]、アクセンチュアは「世界初のフルクラウドバンキングシステム」と称している[7]。このシステムは、2022年11月18日より「フルクラウド型銀行システム」として、グループ会社でシステム開発を手掛けたゼロバンク・デザインファクトリーを通じて、国内外の金融機関や銀行サービスへの新規参入を目指す非金融事業者向けに外部提供を開始している[10]。2025年5月、三菱UFJ銀行が新たに設立するデジタルバンクが、同システムを採用することを発表した。ゼロバンク社にとっては、初の外部提供となった[11]。

また、FFGは独自にiBank事業と呼ばれるフィンテックサービスを進めており、「Wallet+(ウォレットプラス)」と名付けられた資産管理アプリをリリースするなど[注釈 1]、積極的にデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいる[12]。この経験が、新たな顧客層の獲得とフィンテックの活用を目的とするみんなの銀行設立へとつながった[13][注釈 2]。

当初、FFGは開業から3年目の2023年度に単年度黒字化することを目標としていた。しかし、稼ぎ頭となるはずだったカードローン事業で苦戦しており、赤字が拡大。同社は2024年3月期決算において、開業からの累積損失は約260億円にのぼっていると発表している[14]。

沿革

サービス概要

みんなの銀行は、「全てのサービスがスマートフォン上で完結する次世代型の新銀行」を標榜している。このため、(iOSまたはAndroidを搭載した)スマートフォンを持っている事が前提となっており、パソコンなどのウェブブラウザからの利用は出来ない。

預金口座を開設して銀行サービスを利用するためには、スマートフォン(タブレットは動作保証外[25])にみんなの銀行のアプリをインストールし、アプリ上から行う必要がある。また、法人や外国人口座の開設も行うことが出来ない。[26]

Wallet

普通預金。口座開設にあたってキャッシュカードは発行されない。口座の入出金はセブン銀行のATMにおいてスマートフォンを使って行う[27]。口座自動振替は利用できない。

JCBのバーチャルデビットカードが付帯している(リアルカードも発行可能)。

Saving・Box

制度上は貯蓄預金にあたる。基本口座となるSavingとは別に、目的別のバーチャルな口座・Boxを最大20個設置でき、Wallet・Saving・Box間でフリックによって振り替えが可能。

みんなのCheer Box

上記のBoxに特定の名称を付けて預け入れることで、みんなの銀行とパートナーシップを締結した団体に対し、該当するBoxの残高合計の最大1%の資金を預入をしたファン(ユーザー)に代わってみんなの銀行が団体に活動支援金として提供するサービス。サービス期間は3ヶ月から1年の間で、活動支援金を受けた団体はファンへの返礼品となるプレゼントなどが用意される。

主なパートナーシップ締結団体

プレミアムサービス

月600円の追加サービスで、以下の特典がある。

  • 出金手数料(110円)が月10回まで無料
  • 他行振込手数料(220円)が月10回まで無料
  • デビットカードのキャッシュバック率上乗せ(0.2% → 1.0%)
  • 貯蓄預金の金利上乗せ(+0.2%)
  • Walletの残高不足時の融資サービス「Cover」の申込が可能
  • リアルカードの発行手数料(1,100円)が無料

なお、プレミアムサービスの利用料金はApp Store・Google Playのサブスクリプションによる支払いとなる(口座引き落としではない)[34]

U25 Z割

25歳以下のユーザーが、ATM出金手数料が月3回まで、他行への振込手数料が月3回まで無料になる。プレミアムサービスとの併用も可能である[35]。

Cover

プレミアムサービスの機能のひとつで、Walletからの出金時に残高が不足した時、5万円を上限に立て替えるサービス(一般で言うところの当座貸越)。金利は発生しない。

みんなの銀行お友達紹介プログラム

みんなの銀行では新規口座開設の促進にあたりお友達紹介プログラムを行なっている。すでにみんなの銀行の口座開設をしている人から紹介を受けて、新規口座開設をすると、紹介者、被紹介者両者に500円(かつては1,000円)が必ず支払われる仕組みである。

この紹介コードを利用してもらうために、新規口座開設の方法や口座開設のメリットなどを発信している配信者も多い[36]。

法人口座

2026年4月27日より取扱いを開始。最短で翌営業日に口座開設できるスピードの速さと、パスキーによるログインを可能にしたことによる利便性を売りにしている。

ただし一般口座とは逆にスマートフォンでの利用は出来ず、利用にはパソコンのウェブブラウザからのログインが必要である[37]。また、現金の出金や融資も出来ない。

支店名

口座開設にあたっては、世界の橋にちなむ以下の8支店(オリジナル支店)及びパートナー支店から加入者が自由に選択できる。

オリジナル支店

パートナー支店

みんなの銀行では金融機能サービスをパートナー企業に提供し、金融と非金融との共創を目指すBaaS (Bank as a Service) 事業を推進している[38]。2021年9月以降、BaaS事業で提携した企業の利用者向けの「パートナー支店」を開設している。また2026年6月からは、ひとりにつき最大5個までのパートナー支店の口座を持てるようになった。(最初に開設した支店の口座が代表口座となり、代表口座以外はWalletのみ利用可能)

その他

この他に、本店(001)・グランリバー支店(101)がある。

受賞

[46]

脚注

関連項目

外部リンク

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