アイドル雑誌
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アイドル雑誌の内容
アイドル雑誌とジェンダー
歴史
戦後
ミスコンブーム
ミス・コンテスト(ミスコン)ブームにおいては1970年より少女誌『Seventeen』が『ミスセブンティーンコンテスト』を開催し、多数の女性アイドルを輩出していった[3]。
そのミスセブンティーンに選出されていた一人「松田聖子」が台頭すると、1980年には『BOMB!』がアイドル雑誌となった。また1982年には「花の82年組」と呼ばれる人気アイドルが数多く登場し、1984年には『BOMB!』への対抗として、「花の82年組」の一人「小泉今日子」を起用した雑誌『DUNK』が登場して人気となった[9][10]。
一方、1982年には少年漫画誌『少年マガジン』が読者投票企画「ミスマガジン」を開始し、同年9月にはその派生アイドル誌として『DELUXEマガジン』(のちの『DELUXEマガジンORE)が登場した。
学園ドラマブーム
1979年より始まった学園ドラマ『3年B組金八先生』が人気となることで、そのキャストによりアイドルグループ『たのきんトリオ』が結成され、雑誌『ザ・ベストワン』がそれを取り上げて人気となっていった[11]。またそれを取り上げる新たなアイドル誌『マイアイドル』及び『ティーンアイドル』も登場した[11]。
しかしながら学園ドラマブームの終了によって1986年には『ティーンアイドル』が休刊となり、『マイアイドル』も不定期刊となった[11]。
アイドルバンドの登場
元々西洋のロック歌手をアイドルとして捉える雑誌は『ROCK SHOW』(1977年〜)、『VIVA ROCK』(1982年〜)が存在していた。
1984年よりは「チェッカーズ」を始めとする日本の男性アイドルバンドや吉川晃司を始めとするニューアイドルがブームとなって、それらを取り上げる雑誌『PATi PATi』(1984年)[11]、『POTATO』(1984年)、『B-PASS』(1985年)、『DUeT』(1986年)が登場した。
テレビ露出のカジュアル化
1983年には前述の『BOMB!』の妹誌としてアイドル雑誌『Momoco』が登場した。Momocoではアイドルオーディションコーナーとして審査を通った人に通し番号を振る「モモコクラブ」が登場した[12]。
1985年にはテレビにおいてもモモコクラブと同様に審査を通った人に通し番号を振るアイドル番組『夕やけニャンニャン』が登場し人気となった[12]。
次いで1986年には前述のアイドル雑誌『Momoco』の「モモコクラブ」が同名の『モモコクラブ』としてテレビ番組化された[12]。こちらの番組は前者と異なりグラビア誌の映像版に相当するものとなっていた[12]が、これらの番組によってテレビ露出の敷居は低いものとなっていた[12]。
ジャニーズブームとアイドル冬の時代
1987年にはジャニーズ事務所よりパフォーマンス派の男性アイドルグループ『光GENJI』が登場して人気となり、ジャニーズブームが訪れた[13]。そんな中で1988年にはワニブックスはアイドル雑誌の「Wink Up」を創刊した。またPOTATOやDUeTなどの男性アイドル誌でもアイドルバンドに代わりジャニーズ関連の記事が増えていった。しかしながら1990年代初頭には既に光GENJIの人気が落ち、学校読書調査で男性アイドル誌の順位が落ちていたとされる[14][15]。
一方、女性アイドルは「おニャン子クラブ」の解散もあって「アイドル冬の時代」となり、1987年に新たなアイドル誌『大海賊』が創刊されたものの1990年に休刊となっている。またこの時代には同1990年に『Dunk』が、1991年に『DELUXEマガジンORE』、1994年に『Momoco』が休刊となった[16]。
「アイドル冬の時代」の頃に雑誌でインタビューを行っていたとする三輪隆は女性アイドルの画一化が起きていたと述べている[17]
お菓子系アイドルの登場
プロデューサーの時代
1990年代後半にはテレビのバラエティ番組を中心としたプロデューサーの時代となり女性アイドルのブームが復活した。
この頃の1997年にはテレビ雑誌とアイドル雑誌を組み合わせた雑誌『B.L.T.』が登場した。
ローティーンアイドルの登場
ローティーン向けファッション誌「ピチレモン」の登場に次いで「mezzo piano」や「エンジェルブルー」などのローティーン向けファッションブランドが人気となっていき、それに併せてローティーンアイドルも増加していった。
ローティーンアイドル誌では2000年に『ピュア☆ピュア』が、2002年に『いもうと』(ザ・トップビデオ増刊)が登場した。
大規模アイドルのブームからアイドル戦国時代へ
2000年代後半にはAKB48を始めとする大規模アイドルがブームとなった。また2011年に東日本大震災が起きると、女性アイドルグループのももいろクローバーZがその支援を行いメディア露出を増やしていった。これらによって女性アイドルでは「アイドル戦国時代」と呼ばれる時代へと突入していった。
このアイドル戦国時代の頃にはアイドル誌として『BIG ONE GIRLS』(2010年)[8]、『iDolspot』(2011年)、『月刊AKB48グループ新聞』(2011年)、『GIRLS-PEDIA』(2013年)、『BRODY』(2015年)[8]、『アイドルヴィレッジ』(2017年)[8]などが登場した。
また2012年には『MARQUEE』がこの「アイドル戦国時代」を取り上げ[18]アイドル雑誌へと転換したほか、『BUBKA』もアイドルを中心に取り上げるようになっていった。
2次元アイドルブーム
2010年、美少女キャラクター雑誌『電撃G's magazine』が2次元アイドル企画『ラブライブ!』を開始し、2013年にそのアニメが登場し、2019年にはその派生誌として『ラブライブ!』専門のアイドル誌『LoveLive!Days』が登場した。
ジャニーズ問題
2023年よりジャニー喜多川性加害問題が話題となり、次いでジャニーズを取り上げていた男性アイドル誌が次々と休刊となった。
2024年には『ポポロ』が[19]、2025年には『Wink Up』、『POTATO』、『Duet』が[19]、2026年には『QLAP!』が休刊した[19]。
アイドル雑誌の一覧
現行
- Myojo(1952年〜、集英社) - 「M誌」とも呼ばれている[20]。
- BOMB(アイドル路線: 1980年〜、ワン・パブリッシング)
- アップトゥボーイ(1986年〜、ワニブックス)
- クリーム(アイドル路線: 1990年代中盤〜、ミリオン出版→ワイレア出版→メディアックス)
- B.L.T.(1997年〜、東京ニュース通信社)[8] - アイドル・テレビ誌
- MARQUEE(アイドル路線: 2012年〜、星雲社)
- BUBKA(アイドル路線: 2012年〜、コアマガジン→白夜書房)
- GIRLS-PEDIA(2013年〜、KADOKAWA)
- My girl(2014年〜、KADOKAWA)
- IDOL AND READ(2014年〜、シンコーミュージック・エンタテイメント) - ROCK AND READのアイドル版
- BRODY(2015年〜、白夜書房)[8]
- Top Yell NEO(2016年〜、竹書房) - Top Yellの妹誌
- 楽遊IDOL PASS(2017年〜、楽遊)
- アイドルヴィレッジ(2017年〜、メタ・ブレーン)[8]
- BEEEEM(2025年〜、BUZZ PUBLISHING)
- IDOL REPORT.mag(2025年〜、オフィスアスク)
過去
- ティーンアイドル(1981年[21]〜1986年[11]、講談社)
- マイアイドル(1980年[22]〜?年、小学館)
- 月刊平凡(1945年〜1987年、凡人社→平凡出版→マガジンハウス)
- 大海賊(1987年〜1990年、英知出版) - アイドル冬の時代に創刊された。
- DELUXEマガジン→DELUXEマガジンORE(1982年〜1991年、講談社) - 週刊少年マガジンのアイドルオーディション『ミスマガジン』により創刊。
- ザ・ベストワン→ベスト・ワン(1979年〜1992年、学習研究社)
- Momoco(1983年〜1994年、学習研究社)[8] - BOMBの妹誌。菊池桃子の売り出しに合わせて創刊された。テレビ番組『モモコクラブ』も登場した。
- The SUGAR[23](1983年-1996年、マガジン・マガジン)
- TVKids(1996年〜2001年、集英社)
- iCupid(1999年〜2002年、ディジット)
- DUNK(1984年〜1990年[8]・1999年〜2003年、集英社)
- いもうと(2002年〜2003年、ダイアプレス) - ローティーンアイドル誌
- 近代映画(1945年〜2009年、近代映画社)
- 近代映画じゃんぼ - アイドルグラフ誌
- サブラ(1999年〜2010年、小学館)
- ピュアピュア(2000年〜2010年、辰巳出版) - ローティーンアイドル誌
- Memew(2001年-2012年、近代映画社)
- iDolspot→iSP(2011年〜2017年、アイドルスポット)
- URECCO(1986年〜2007年・2018年、ミリオン出版)
- girls!(1999年〜2018年、双葉社)
- Shinsengumi DX→Top Yell(2011年〜2018年、竹書房)
- OVERTURE(2014年〜2020年、徳間書店) - アイドル・ファッション誌
- ポポロ(1992年-2024年、麻布台出版社)
- Wink Up(1988年〜2025年、ワニブックス)[8][19] - 「W誌」とも呼ばれていた[24]。
- 月刊エンタメ(2001年〜2025年、徳間書店)[25]
- POTATO(1984年〜2025年、ワン・パブリッシング)[8][19] - 「P誌」とも呼ばれていた[26]。
- duet(1986年〜2025年、ホーム社)[8][19] - 「D誌」とも呼ばれていた[27]。
- BIG ONE GIRLS[8](2010年-2025年、近代映画社)
- QLAP!(2011年-2026年、音楽と人)
お菓子系アイドル誌
2次元アイドル誌
- 『LoveLive!Days』(2019年〜、KADOKAWA) - ラブライブ!専門誌
- プリティーシリーズ
- 『ぷっちぐみ増刊 プリティーリズムファン』(2013年〜2014年、小学館)
- 『プリパラ 公式ファンブック』→『アイドルタイムプリパラ 公式ファンブック』(2014年〜2017年、小学館)
- 『キラッとプリ☆チャン 公式ファンブック』(2018年〜2021年、小学館)
- 『ワッチャプリマジ! 公式ファンブック』(2021年〜2022年、小学館)
- 『ひみつのアイプリ 公式ファンブック』→『ひみつのアイプリ公式アニメ ファンブック』(2024年〜2026年、小学館)
- 『おねがいアイプリ 公式ファンブック』 (2026年〜、小学館)
- アイカツシリーズ
- 『アイカツ! 公式ファンブック』(2012年〜2016年、小学館)
- 『アイカツスターズ! 公式ファンブック』(2016年〜2018年、小学館)
- 『アイカツフレンズ! 公式ファンブック』(2018年〜2019年、小学館)
- 『アイカツオンパレード! 公式ファンブック』(2019年〜2020年、小学館)
- 『アイカツプラネット! 公式ファンブック』(2020年〜2022年、小学館)