アッティクス宛書簡集
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『アッティクス宛書簡集』(アッティクスあてしょかんしゅう、ラテン語: Epistulae ad Atticum)は、古代ローマのキケロが親友アッティクスに送った書簡426通を収録した書物[1]。
『縁者・友人宛書簡集』『弟クイントゥス宛書簡集』『ブルートゥス宛書簡集』と並ぶキケロの書簡集の一つ[1]。
前68年から前44年の書簡、全16巻426通からなる[1]。アッティクスからキケロへの書簡は含まれない[1][2]。
アッティクスはキケロの幼馴染の富豪であり[1][3]、最多の書簡相手であり[2]、キケロの著作の写本を生産した出版社・パトロン的な人物でもあった[3][4]。
書簡の話題は多岐にわたり[2]、執筆中の著作についての相談から[3]、悩み・噂・近況・政治・哲学・家族・蒐書・別荘(ウィラ)にまで及び、キケロや当時の社会について貴重な資料となっている[2]。
ラテン語の文体は、キケロの弁論作品に比べれば簡潔であり[1]、古代ギリシア語の古典の引用や、洒落、口語的表現を多く含んでいる[1]。