アブセント・ラヴァーズ
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本作には、ロバート・フリップ、エイドリアン・ブリュ―、トニー・レヴィン、ビル・ブルーフォードによって1981年に結成されたキング・クリムゾンの最終公演にあたる1984年7月11日のモントリオール公演の模様が完全収録された[2]。彼等が発表したアルバム『ディシプリン』(1981年)、『ビート』(1982年)、『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー』(1984年)[注釈 1]の収録曲が演奏されたが、「太陽と戦慄パートII」(1973年)と「レッド」(1974年)[注釈 2]も取り上げられた[2]。
ジョージ・グロソップがライブ録音時のミキシングを担当し、フリップとデヴィッド・シングルトンが1998年1月から2月にかけてミキシングとマスタリングを行った[3]。ただしフリップのコメントによれば、両名はそれほどミキシングに携わらず、本作のプロダクションにおいては「定義」(「限定」ではなく「明確さ」という意味)をキーワードにしたという[5]。
ブルーフォードは、自分が1980年代に録音したアルバムのうち、本作を『ディシプリン』と並ぶお気に入りの作品として挙げている[6]。
リンゼイ・プラナーはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け、アルバム全体に関して「この集合体のことを思い出したい熱心なファンにとっても、この喧騒がどんな感じだったか興味のある向きにとっても、『アブセント・ラヴァーズ』は打ってつけである」、「レッド」や「太陽と戦慄パートII」に関して「10年前のオリジナル以上のエナジーと攻撃性を伴い演奏されていると言えるだろう」と評している[2]。
収録曲
特記なき楽曲はロバート・フリップ、エイドリアン・ブリュー、トニー・レヴィン、ビル・ブルーフォードの共作。作詞はエイドリアン・ブリューによる。
ディスク1
- エントリー・オブ・ザ・クリムズ - "Entry of the Crims" - 6:26
- 太陽と戦慄パートIII - "Larks' Tongues in Aspic (Part III)" - 5:05
- セラ・ハン・ジンジート - "Thela Hun Ginjeet" - 7:07
- レッド - "Red" (Robert Fripp) - 5:49
- 待ってください - "Matte Kudasai" - 3:45
- インダストリー - "Industry" - 7:31
- ディグ・ミー - "Dig Me" - 3:59
- スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー - "Three of a Perfect Pair" - 4:31
- インディシプリン - "Indiscipline" - 8:09
ディスク2
- サートリ・イン・タンジール - "Sartori in Tangier" - 4:40
- フレイム・バイ・フレイム - "Frame by Frame" - 3:57
- マン・ウィズ・アン・オープン・ハート - "Man with an Open Heart" - 3:44
- ウェイティング・マン - "Waiting Man" - 6:26
- スリープレス - "Sleepless" - 6:08
- 太陽と戦慄パートII - "Larks' Tongues In Aspic (Part II)" (R. Fripp) - 7:56
- ディシプリン - "Discipline" - 5:02
- ハートビート - "Heartbeat" - 5:15
- エレファント・トーク - "Elephant Talk" - 8:55
参加ミュージシャン
- ロバート・フリップ – ギター
- エイドリアン・ブリュー – ギター、ドラムス、リード・ボーカル
- トニー・レヴィン – エレクトリックベース、スティック、シンセサイザー、ボーカル
- ビル・ブルーフォード – ドラムス、エレクトロニック・ドラムス、パーカッション