アポロニウス点

From Wikipedia, the free encyclopedia

ユークリッド幾何学において、 アポロニウス点(アポロニウスてん、:Apollonius point)はクラーク・キンバリングEncyclopedia of Triangle CentersX(181)として登録されている三角形の心である[1]。 3つの傍接円に外接する円と、傍接円の接点の成す三角形と元の三角形の配景として定義される[2]

文献によっては等力点に対してアポロニウス点の名を使用する場合もある[3]。これは、等力点の性質にアポロニウスの円が関係することに由来する。

アポロニウスの問題の解は何世紀も前から知られていたが、1987年に初めて、アポロニウス点の指摘がなされた[4][5]

  ABCの辺の延長
  傍接円EA, EB, EC
  ABCのアポロニウス円
  AA', BB', CC'の交点アポロニウス点

アポロニウス点の定義は以下のとおりである。

ABC について、A, B, Cの傍接円をそれぞれEA, EB, ECとする。また、EEA, EB, EC に内接する円として定義する。EEA, EB, ECの接点をそれぞれA', B', C' として
AA', BB', CC'共点である。この点をABCのアポロニウス点という。

アポロニウスの問題とは、3円に接する円の構成に関する問題である。一般的に、3つの円に接する円は最大8つ存在する。3つの傍接円の場合は、九点円や三角形の3辺が解の一つとなる。Encyclopedia of Triangle Centersの中でEアポロニウス円(Apollonius circle)と呼ばれている。

アポロニウス円の半径はである[6]。ただしr,sはそれぞれ内接円の半径、半周長である。

三線座標

アポロニウス点の三線座標は以下の式で与えられる[4]

証明

A',Jをそれぞれ、Aの傍接円とアポロニウス円、内接円とアポロニウス円の外側の相似中心とすると、頂点Aは内接円とAの傍接円の外側の相似中心なので、モンジュの定理よりA,A',J共線である。傍接円とアポロニウス円は接しているので、A'はその接点である。同様にして、B,B',JC,C',Jの共線も分かり、AA', BB', CC'は内接円とアポロニウス円の外側の相似中心J、つまりアポロニウス点で交わる[2]

関連する図形

出典

関連

Related Articles

Wikiwand AI