アマチュア倶楽部
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『アマチュア倶楽部』(アマチュアくらぶ)は、1920年(大正9年)に製作・公開された日本映画である[1]。大正活映(略称:大活)の設立第1作であり、谷崎潤一郎のオリジナルシナリオ[注釈 1]を基に、トーマス・栗原が監督した。
夏の湘南の海を舞台に、若者たちを中心として起こる様々な騒動を描く、アメリカ風のドタバタ喜劇で、クロスカッティング[注釈 2]やクローズアップなどの技法が用いられたり、コンテを使用するなど、アメリカ式の技術を取り入れた画期的な作品となった。また、日本映画において初めて水着女性が写しだされた作品でもあり[3]、主演の葉山三千子が水着姿を披露し、彼女は日本最初の「水着美人」と言われた[4]。
フィルムは紛失しており、現在は観賞することはできない。[5]
鎌倉由比ヶ浜の海水浴場。村岡繁ら湘南ボーイたちは浜辺で戯れていたところに水着姿の三浦千鶴子が現れ、ボーイたちの視線を釘付けにさせる。その頃千鶴子の家では家宝の土用干しを行っていたが、そこへ二人の泥棒が忍びこむ。一方、村岡の別荘では繁を始め、素人の歌舞伎グループ「アマチュア倶楽部」のメンバーたちが『太閤記十段目』と『先代萩 床下の場』の芝居を公演するためにその稽古に余念がなかった。三浦家へ入った泥棒は帰って来た千鶴子に発見されて逃げ出す。村岡の別荘の大広間では歌舞伎の公演が行われていた。父の留守を狙っての公演だったが、公演中に突然父が帰って来てしまう。父は激怒し、「アマチュア倶楽部」のメンバーは先代萩の衣装のまま家を飛び出す。泥棒は再度千鶴子の家へ忍び込むが、そこへ鎧を着ていた千鶴子と遭遇し、泥棒は浜辺目がけて逃走し、千鶴子は鎧のまま彼らを追いかける。さらに繁と千鶴子の親の通報で警察も駆けつけ、四つ巴の追っかけが展開される。[2][6][7]