アルフレッド・バーンバウム
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翻訳の作風
日本語の構造にとらわれず、英語の感性を生かした翻訳を好むとされる。村上春樹は次のように語っている。
「バーンバウムは一種のボヘミアンなんです。特に定職もなく、大学に属しているわけでもなくて、タイに行ったりミャンマーに行ったりフラフラして暮らしている。彼はある場合には自分の好きなように訳すんです。正確かどうかよりは、出来上がりのかたちを重視する。だからわりに自由自在にやって、部分的に削ったりもする、勝手に(笑)」[1]
したがって、原著者よりもバーンバウム色が前面に出てしまっているという見解も見られるが、味のある作風に対してのファンも多数存在する。
| タイトル | 詳細情報 | 日本語タイトル | 備考 |
|---|---|---|---|
| Hear the Wind Sing | 講談社英語文庫(1987年2月) | 『風の歌を聴け』 | 現在は絶版。テッド・グーセン翻訳のものが2015年に出版。 |
| Pinball, 1973 | 講談社英語文庫(1985年9月) | 『1973年のピンボール』 | 現在は絶版。テッド・グーセン翻訳のものが2015年に出版。 |
| A Wild Sheep Chase | 講談社インターナショナル(1989年10月) | 『羊をめぐる冒険』 | |
| Hard-Boiled Wonderland and the End of the World | 講談社インターナショナル(1991年9月) | 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』 | |
| Norwegian Wood | 講談社英語文庫(1989年) | 『ノルウェイの森』 | 現在は絶版。ジェイ・ルービン翻訳のものが2000年に出版。 |
| Dance Dance Dance | 講談社インターナショナル(1994年1月) | 『ダンス・ダンス・ダンス』 |
短編小説・ほか
| タイトル | 詳細情報 | 日本語タイトル | 備考 |
|---|---|---|---|
| The Wind-up Bird and Tuesday's Women | 『ザ・ニューヨーカー』1990年11月26日号[2] | 「ねじまき鳥と火曜日の女たち」 | 短編集『The Elephant Vanishes』に収録 |
| The Kangaroo Communiqué[注 1] | 訳し下ろし | 「カンガルー通信」 | 同上 |
| The Fall of the Roman Empire, The 1881 Indian Uprising, Hitler's Invasion of Poland, And The Realm of Raging Winds | 『The Magazine』1988年3月号 | 「ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界」 | 同上 |
| Lederhosen[注 2] | 『Granta』1992年2月号 | 「レーダーホーゼン」 | 同上 |
| Barn Burning[注 3] | 『The Elephant Vanishes』(クノップフ社) | 「納屋を焼く」 | 同上 |
| TV People | 『ザ・ニューヨーカー』1990年9月10日号[3] | 「TVピープル」 | 同上 |
| A Slow Boat to China | 『The Threepenny Review』1993年3月1日号 | 「中国行きのスロウ・ボート」 | 同上 |
| The Last Lawn of the Afternoon | 訳し下ろし | 「午後の最後の芝生」 | 同上 |
| The Silence | 訳し下ろし | 「沈黙」 | 同上 |
| The Folklore of Our Times[注 4] | 『ザ・ニューヨーカー』2003年6月9日号[4] | 「我らの時代のフォークロア―高度資本主義前史」 | |
| Underground: The Tokyo Gas Attack and the Japanese Psyche | Vintage(2000年6月) | 『アンダーグラウンド』 『約束された場所で―underground 2』 | フィリップ・ガブリエルと共訳 |
