イクチオステガ

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イクチオステガ
生息年代: 367–362.5 Ma
後期デボン紀
Ichthyostega の想像図
地質時代
約3億6,700万-3億6,250万年前
(後期デボン紀)
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 肉鰭綱 Sarcopterygii
亜綱 : 扇鰭亜綱 Tetrapodomorpha
階級なし : 堅頭類 Stegocephalia
: イクチオステガ属 Ichthyostega
学名
Ichthyostega
Säve-Söderbergh, 1932
  • I. stensioei
  • I. watsoni
  • I. eigili
  • I. kochi

イクチオステガ学名Ichthyostega)は約3億6,700万-3億6,250万年前(後期デボン紀であるファメニアン期)に生息していた原始的四肢動物[1]

かつては最初の四肢動物といわれていたが、現在では、より古い時代のより始原的な形質を示すものとしてオブルチェヴィクティスエルギネルペトンといった種の存在が明らかとなっている。イクチオステガの化石はグリーンランドで発見された[2]。デボン紀当時のグリーンランドは、赤道直下付近に位置していたと考えられている[3]

学名ラテン語)は、ギリシア語の「ichthys(魚)」と「stegosroof, cover、屋根、覆い)」を組み合わせて造られた名称。

頭骨の複製(コペンハーゲン地質学博物館)
頭骨の下部
イラスト

1932年、グリーンランド東部にある後期デボン紀の地層から発見されたイクチオステガの四つの種と Ichthyostegopsis 属の I. wimani がスウェーデンの古生物・地質学者グンナル・セヴェセダーベリ英語版によって記載された[4]。これらは頭骨の大きさ、点、骨のパターンについて違いがあるものの、形態学上のはっきりとした違いは見られないためにシノニムとすることができる( I. stensioei のみが残った)。これらの比較は1931年にデンマークの探検隊がグリーンランド東部で発見した14点の標本について行われ、1933年から1955年の間にも標本が追加された。

特徴

体長約1-1.5メートル。アカントステガに比して、より魚類に近い頭骨を持つものの、肢帯四肢脊椎はより頑丈であり、陸上生活に比較的向いていた。また、重力から内臓を守るために肋骨がかなり発達していた[3]。しかし、その造りの頑丈さゆえに体が重すぎること、尾に肉鰭類のようなを持っていること、などを根拠にイクチオステガは、陸上を歩行するのは不得手だったと考えられている。ただし冒頭で述べたとおり胴体は陸上の環境に適していたため、四肢の構造も合わせて現生のアザラシのような動きで水辺を這い回っていた可能性が高い[5][6]

しばしば人間同様の5本指で描かれることがあるが、後肢は7本指であったことが明らかとなっている(前肢の指は未発見のため不明)[3][7]

なお陸生脊椎動物の祖先といわれているが、最近では「直接的な繋がりは無い」との異論も唱えられている。[要出典]

陸上生活への適応

脚注

関連項目

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