イバン・バルトン
エルサルバドルのサッカー審判員
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来歴
エルサルバドル大学で化学科学の学士号を取得し、有機化学の教鞭を執りながら、プリメーラ・ディビシオン・デ・フットボルの審判員の1人としても活動した[1][2]。
審判員としては2018年から国際サッカー連盟 (FIFA) に国際審判員として登録されており、2018年にアメリカで行われたCONCACAF U-20選手権、 翌2019年のCONCACAFゴールド カップ [3]、CONCACAFネーションズリーグ、ブラジルで行われたFIFA U-17ワールドカップなど、代表チームの国際大会に審判員として派遣された[4] [5]。
2022年5月、同年にカタールで開催される2022 FIFAワールドカップの審判団の1人に選ばれ、グループE・日本対ドイツの主審を務めた[6]。またラウンド16のイングランド対セネガルの主審も務めた。
2026 FIFAワールドカップではトルコ対パラグアイ戦でミゲル・アルミロンに対してレッドカードを提示したが、これは人種差別的、侮辱的な発言を隠す行為を防ぐために導入された新ルールにアルミロンが違反した為であったが、パラグアイのテレビ局でコメンテーターを務めているホルヘ・ベラからは「泥棒だ、泥棒だ、バルトン!」と中傷的な発言を受けてしまった[7]。この試合でパラグアイがリードした際に、ゴールキック直後に足を痛めたことをアピールして時間稼ぎを行ったパラグアイのオルランド・ギルに対して治療を認めず、立つように促してすぐにプレーを再開させていた[8]。
日本対スウェーデン戦では、日本チームにとって不利な判定をバルトンが下すと、この試合で解説を担当した本田圭佑から「VTRで見て確認してほしい」「(ファウルを誘ったアンソニー・エランガの)声に騙されてつられて判定を下している」といった趣旨の発言を受けるなど、再三本田から苦言を受けていた[9]。スポーツニッポンは一方的に本田や安田理大、内田篤人ら日本代表チーム側だけの意見を引用し、明確な根拠も記事内では紹介せずバルトンに対して「悪名高い前科持ち最悪の審判」「傲慢な態度、常にひいきした不公平な判定」と酷評している[10]。この試合中にはバルトン(および審判団)は中村敬斗のソックスについて指摘すると、中村は急遽ピッチ脇で履き替えるハプニングが発生したが、この判断についてJFA会長の宮本恒靖は「試合前に指摘されなかったものが試合中に指摘され、それを試合中に(履き替えるためにピッチから)外れろというのは我々にとって不利だなと思う」と述べ、FIFAに対して確認する方針を表明した[11]が、バルトンは2025年には審判交流プログラムの一環で来日し、J1リーグでの鹿島アントラーズ対アビスパ福岡戦で主審を担当した際にパンツをまくってプレーすることがお馴染みとなっている鈴木優磨に対し、身だしなみを指摘した過去があった[12]。この試合に出場したヴィクトル・ギェケレシュは、(スウェーデンチームが)ファウルを貰えなかったことについていくつか厳しい判定があったと主張し、バルトンへアピールした際にはもう少し敬意を払ってくれと言われた述べている[12]。一方で(バルトンの)母国エルサルバドルの複数のメディアはこの試合におけるバルトンのレフェリングについて高評価を与え、エル・ディアロ・デ・ホイは「いつも通りの落ち着きと真面目さを持って試合を裁き、僅かな抗議も収めて実用的な英語を活用しながら試合の流れをコントロールした」と評価し、「試合に直接影響するような大きな判定を下すシーンはなく、バルトンのレフェリングによって比較的穏やかな試合進行になったと総括した[13]。ラ・プレンスサ・グラフィカは、審判評論家のオスカル・ルイス・ブランコ氏による分析を紹介しつつ再び堅実なレフェリングを披露と報じ、「90分間を通してバランスの取れた判断を維持し、落ち着いて試合を進行した上でコントロールを失うことは一度もなかった」と高い評価を与え、「(バルトンが)決勝トーナメントの試合での割り当てを受ける可能性を高めた」と期待する論調が見られた[13]。