イブラーヒームが初めて史料に登場するのは908年に兄弟のフサインがアブドゥッラー・ブン・アル=ムウタッズ(英語版)をカリフに擁立しようとしたクーデター未遂事件に関与し、アッバース朝政府から追われる身となった時である。この時イブラーヒームはフサインの他の兄弟たちと同様にアッバース朝への忠誠を維持しつつフサインの赦免を交渉し、その結果フサインはアッバース朝の臣下に復帰した。しかし、914年から915年にかけてフサインが再度反乱を起こした際にイブラーヒームは関与の疑いをかけられ、別の兄弟のアブドゥッラーとともに短期間投獄された。その後、釈放されたイブラーヒームは919年か920年にジャズィーラ地方のディヤール・ラビーア(英語版)の総督に任命されたが、翌年に死去し、兄弟のダーウードが後を継いだ。