インドネシア鉄道CC202形ディーゼル機関車
From Wikipedia, the free encyclopedia
| CC202形ディーゼル機関車 | |
|---|---|
|
インドネシア鉄道会社CC202ディーゼル機関車 | |
| 基本情報 | |
| 製造所 | GM-EMD、GMD |
| 型名 | G26MC-2U |
| 製造年 | 1986年 - 2009年 |
| 製造数 | 48両 |
| 主要諸元 | |
| 軸配置 | Co'Co' |
| 軌間 | 1,067 mm (3 ft 6 in) |
| 全長 | 18,942 mm (745.7 in) |
| 車体長 | 17,678 mm (696.0 in) |
| 高さ |
3,683 mm (145.0 in) 連結器高さ : 759 mm (29.9 in) |
| 機関車重量 | 108メトリックトン (106ロングトン; 119ショートトン) |
| 台車中心間距離 | 11,404 mm (449.0 in) |
| 固定軸距 | 3,632 mm (143.0 in) |
| 車輪径 | 1,016 mm (40.0 in) |
| 燃料搭載量 | 3,800 L (840 imp gal; 1,000 US gal) |
| 動力伝達方式 | 電気式 |
| 機関 | EMD 16-645E |
| 発電機 |
AR 6 QAD - D14交流発電機 出力 : 2,000 hp (1,500 kW) |
| 主電動機 | D-29直流電動機、6台 |
| 最高速度 | 80 km/h (870 in/s) |
| 出力 | 2,250 hp (1,680 kW) |
| 引張力 | 22,680 kgf (222,400 N; 50,000 lbf) |
CC202形ディーゼル機関車(シーシー202がたディーゼルきかんしゃ、インドネシア語:Lokomotif CC202)は、アメリカ合衆国のGM-EMDが設計し、同社のカナダの子会社であるGMDで製作されたクレタ・アピ・インドネシア(インドネシア鉄道会社、PT.KAI)向けの電気式ディーゼル機関車である。重量は108tあり、インドネシアの機関車としては最も重い。
この機関車の設計は貨物列車の牽引に特化しており、スマトラ島南部で石炭の鉄道輸送に従事する姿が見られる。1986年から2009年にかけて48両が輸入され、タンジュンカラン機関区に配置されている。車軸配置はCo'Co'で、これは2台の台車にそれぞれ3つの動軸を有していることを意味している。
初期車15両が到着した当時はすぐに、石炭輸送列車に充当され、50から60両の石炭車を牽引したが、エンジンの都合により40両牽引に減らされた。主ディーゼル機関は16気筒のEMD 16-645Eである。このエンジンは1970年代前半から作られ、2011年に至るも顧客の需要に応じて細々と生産され続けるほど信頼性、耐久性が高い機関である。
製造数
1986年から現在までに、47両が運用されている。CC 202 90 01号機は、2012年に異常事態 (PLH) が発生したため、現在は廃車となっている。
1986年頃にゼネラルモーターズのエレクトロ・モーティブ部門(現在のプログレス・レール・ロコモティブズ)からPJKAによって最初に輸入され、一次車は15両であった。 1990年と 1995年 (新形式番号では 1993) に 18両が輸入され、2001年には4両、2002年には2両、そして最後に 2008年には9両が輸入された。到着当初は 50~60両編成でババランジャン号にすぐに投入されたが、時間が経つにつれてエンジンの耐久性上の理由から、定期列車は40両となっている[1]。
インドネシア市場向けに48両が製造された。「Gapeka 2023」ダイヤ改正によると、南スマトラ地方のバラタラハン石炭貨物 (ババランジャン号) を中心に、様々な石炭貨物列車に使用されている。現在では、セメン・バトゥラジャ号とニラハン紙パルプ貨物の牽引に定期運行されており、時々、プルタミナの燃料輸送列車や旅客列車としても運行される[2]。2019年12月1日より、CC202形の全車両はバンダルランプン市のタラハン機関区に配置された。
| 配置場所 | 製造区分 | 車両番号 | 配置両数 | |
|---|---|---|---|---|
| 機関区名 | 電報略号 | |||
| タラハン | THN | 一次車 | CC 202 86 01 - 86 15 | 47両 |
| 二次車 | CC 202 90 02 - 90 15 | |||
| 三次車 | CC 202 93 01 - 93 03 | |||
| 四次車 | CC 202 01 01 - 01 04 | |||
| CC 202 02 01 - 02 02 | ||||
| 五次車 | CC 202 08 01 - 08 09 | |||
- CC202形の全車両は、2016年の運輸大臣規則PM第193号に基づいて、運転席側面に形式規則番号プレートを設置される。 2021年3月から、PJKA の塗装を使用している機関車を除き、バンパーに付けていた古い番号が撤去された。
- 全てCC202形は Perumka の塗装であるが、2020年から供用されたPT.KAIの新ロゴを使用している。CC 202 86 05、CC 202 90 03、CC 202 90 07号機は、全体が白い新しい KAI ロゴが付いている。一方、他の車両は文字「A」が青色になっている。
- CC 202 86 09号機は、エアコンを搭載した最初のCC202形である。以前は前面にWahana Daya Pertiwiのロゴが入ったPJKAの特徴的な黄緑色の塗装を使用されたが、2023年8月9日から、2020年から変更されたKAIの新ロゴが付いた特徴的な赤青の塗装に戻った。
- CC 202 90 02、CC 202 08 07号機は、前面に「Wahana Daya Pertiwi」のロゴが付いた PJKA の特徴的な黄緑色の塗装が施された。
車両概説
エンジン
主エンジンは、EMD 645 シリーズの16-645E型を採用している。スーパーチャージャーまたはルーツブロワーとも呼ばれる16個のシリンダーが装備されている。ディーゼル機関車としてはインドネシアで唯一V16エンジンを搭載している。 EMD 645E シリーズは、EMD がこれまでに製造したエンジンの中で最も信頼性の高いエンジンの1つとして知られ、1965年から1983年まで生産され、その後も消費者の需要に応じて2011年まで少量生産が続けられた。そのため、16-645E型は、1996年にEMD 16-645E3ターボチャージャー付きエンジンを搭載したEMD SD40機関車が発売されて以来、EMDのベストセラーとなっている。
EMDは以前、1964年7月に16-645E3型エンジンを試験するために、EMDX 434をベースにしたSD40形ディーゼル機関車の試作車を製造した。2009年時点でEMD434試作機関車は、イリノイ・セントラル鉄道の6071号機としてモンティチェロ鉄道博物館に保存されている[4]。 EMD 645E型エンジンは、CC202形の重連運転で48両のババランジャン号を最高速度 70 km/h で走行できることから耐久性が高い機関である。