エノキアン協会
From Wikipedia, the free encyclopedia
フランスのリキュールメーカー、マリー・ブリザール社が、何世紀にもわたって存続してきた伝統企業で、なおかつ、現在でも創業家による同族経営を維持し続ける企業を集めて団体を創設しようと提唱したことを発端とする[2]。1981年、イタリアのベレッタ社[注釈 1]が1年かけて164の商工会議所、25か国の大使館の協力を得て174社の会社とコンタクトをとり、加入を募った[3]。
協会への加入資格は、
- 創業以来200年以上の社史を持っていること
- 創業者の子孫が現在でも経営者、もしくは役員であること
- 家族が会社のオーナーもしくは筆頭株主であること
- 現在でも健全経営を維持していること
の4点である[1]。
174社のうち、この条件を満たしたのは15社であり、当初はそのうちの10社で協会が設立された。
創立目的
会の名称の由来
活動内容
協会の現状と加盟企業

現在、フランス・イタリアを中心とするヨーロッパの企業と日本の伝統的な企業あわせて50社で構成されている[3]。業種は、ヨーロッパの伝統産業であるワイン、ガラス製品、宝石、日本の醸造業のほか、航空機、貿易、サービス、出版、重工業など、多岐にわたっている[3]。
国別の内訳は2020年10月現在、イタリア11社、フランス15社、ドイツ5社、スイス3社、オランダ2社、ベルギー2社、イングランド1社、オーストリア1社、日本10社である[3]。
そのうち、最も創業の古いのが、石川県の温泉旅館「法師」である[5]。ヨーロッパ最古の企業は、以前は1295年設立のヴェネツィア(イタリア)のガラス品メーカー、 バロヴィエール&トーゾであったが、いまは脱会しており、現在はドイツのジーゲン(ノルトライン=ヴェストファーレン州)に所在する鉄鋼・金属の表面仕上げを専門とする企業、The Coatinc Companyが最も古い[5]。
加盟企業一覧
エノキアン協会は不整形多重円のデザインをマーク(会章)としているが、これは年輪をあらわしている。また、協会ではいまも、伝統を有し、会の精神を共有できる企業の新規加入を歓迎している。
ギャラリー
加盟企業の共通点
歴代会長
- 1981-1986 : Gérard Glotin - マリー・ブリザール
- 1987-1990 : Gérard Durant Texte - Griset
- 1991-1995 : Ugo Gussalli Beretta - ファブリカ・ダルミ・ピエトロ・ベレッタ
- 1996-1997 : Riccardo Piacenza - Fratelli Piacenza
- 1998-2001 : François Mellerio - Mellerio dits Meller
- 2002-2005 : Pina Amarelli - Amarelli
- 2006-2009 : Peter von Möller - Möller Group
- 2010-2013 : Christophe Viellard - Viellard Migeon & Cie
- 2014-2017 : Willem van Eeghen - van Eeghen & Co.
- 2018- : 岡谷篤一 - 岡谷鋼機株式会社取締役社長