エルミオーネ

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1819年のリブレット

エルミオーネ』(イタリア語: Ermione)は、ジョアキーノ・ロッシーニが作曲した2幕からなる悲劇オペラ(アツィオーネ・トラジカ)で、1819年ナポリで初演された。ジャン・ラシーヌアンドロマック』(1667年)を原作とする。ロッシーニの生前には成功せず忘れられていたが、1987年に再演されて以来しばしば上演される作品になっている。

物語はエウリピデスアンドロマケー』に題材をとっているが、このギリシア悲劇を直接原作とするのではなく、ラシーヌ『アンドロマック』(1667年)を元にしてアンドレア・レオーネ・トットラ英語版リブレットを書いた。ラシーヌはエウリピデスの原作に大幅に変更を加えており、トットラはそれに従っている[1]。ラシーヌの劇との主要な違いは、話の重点をアンドロマカ(アンドロマケー)からエルミオーネ(ヘルミオネー)に移した点と、オレステ(オレステース)の人格づけにある[2]

1819年3月27日にナポリサン・カルロ劇場で初演されたが、名歌手を揃えたにもかかわらず失敗に終わった[1]。この作品は3月から4月にかけて5回だけ上演された[3]:58

150年間にわたって忘れられた作品だったが、1977年にシエーナで演奏会形式で蘇演された[2]。舞台形式での上演は1987年のペーザロ・ロッシーニ音楽祭で行われ、傑作であることが知られるようになった[3]:58[2]。1990年代にはいると大々的にリバイバル上演されるようになった[3]:271

登場人物

あらすじ

脚注

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