エーヤワディー川
ミャンマー中央を流れる川
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エーヤワディー川(エーヤワディーがわ、Ayeyarwady)は、ミャンマー中央を流れる川。旧称イラワディ川、イラワジ川[4](Irrawaddy)。
ミャンマーで最も重要な川であり、パテイン他多くの河川港を擁する水運の要である。流域は411,000平方キロメートル(158,700平方マイル)を覆い、全長は2,170km(1,350マイル)である。最上流部は独竜江と呼ばれ中華人民共和国のチベット自治区内にあり、雲南省を経てミャンマー国内に入りエーヤワディー川となる。最大の支流は、エーヤワディーデルタ中央部で合流するチンドウィン川で、ミャンマー北東部のナガ丘陵を水源としている。
ヒマラヤ山脈の南端を源泉として、ミャンマーを北から南に縦断し、9本に分かれて広大なデルタ地帯を形作りマルタバン湾に流れ込む。鉄道や道路が整備される前の植民地時代には、「マンダレーへの道」と呼ばれていた。
語源は、サンスクリット語で「象の川」を意味する airavati から来ていると推定されている。1989年に連邦政府は、この河川の英語表記を、古ビルマ語の発音に由来する Irrawaddy から、現代ビルマ語の発音に近い Ayeyarwady に改称した。それに合わせて日本語での表記もイラワディ川、イラワジ川からエーヤワディー川に変わりつつあり、または併記されることも多い。
河口付近には、川から名前を取られたイラワジイルカ(カワゴンドウ)のほか、タイマイ、バタグールガメ、オバシギ、カラフトアオアシシギ、アオウミガメ、ドール、ヒメウミガメ、スナドリネコ、コハゲコウ、イリエワニなどが生息している。マングローブが密生する三角州南部の一部は2017年にラムサール条約登録地となった。ただし、マングローブの植物はウラジロナツメヤシに取り替えられる趨勢が見られる[5]。