オイシックス・ラ・大地
自然派食品の通信販売企業
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オイシックス・ラ・大地株式会社(オイシックス・ラ・だいち、英: Oisix ra daichi Inc.)は、東京都品川区に本社を置き、有機・無添加食品、ミールキットの通信販売を行う日本の企業。自然派食品宅配業界の最大手[2]。
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本社が入居するゲートシティ大崎イーストタワー | |
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
| 市場情報 | |
| 略称 | オイシックス/オイラ大地 |
| 本社所在地 |
〒141-0032 東京都品川区大崎一丁目11番2号 ゲートシティ大崎イーストタワー5F |
| 設立 | 2000年6月 |
| 業種 | 小売業 |
| 法人番号 | 6010701012329 |
| 事業内容 | ウェブサイトやカタログによる一般消費者への有機野菜、特別栽培農産物、無添加加工食品等、安全性に配慮した食品・食材の販売や、企業・官公庁・保育園・病院・老人保健施設等の給食などの受託運営や食材卸など |
| 代表者 | 髙島宏平(代表取締役社長) |
| 資本金 | 39億9,500万円(2025年3月現在) |
| 発行済株式総数 | 38,014,892株 |
| 売上高 | 2,560億9000万円(2025年3月31日時点) |
| 営業利益 | 68億6,400万円(2025年3月31日時点) |
| 純利益 | 36億3,800万円(2025年3月31日時点) |
| 純資産 | 394億8,700万円(2025年3月31日時点) |
| 従業員数 | 2,021名(2025年3月31日時点) |
| 決算期 | 3月 |
| 主要株主 |
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| 関係する人物 | 藤田和芳(元会長) |
| 外部リンク |
www |
概要
有機野菜などの食品宅配専門スーパー「Oisix」、および有機野菜などのカタログ食品宅配「大地を守る会」、有機野菜などの個別宅配「らでぃっしゅぼーや」を運営している。また、2010年11月からは、初の店舗事業[3]を開始した。
2000年6月、マッキンゼー・アンド・カンパニーに在籍していた髙島宏平が代表となりオイシックス株式会社を設立。2017年7月、「大地を守る会」との経営統合に先駆けオイシックスドット大地株式会社へ商号変更[4]。同年10月、代表取締役会長に藤田和芳、代表取締役社長に髙島宏平が就任。
2018年1月、株式会社NTTドコモとの業務資本提携、および同社子会社である「らでぃっしゅぼーや」のグループ化を発表。同年7月、「らでぃっしゅぼーや」との経営統合に先駆け、オイシックス・ラ・大地株式会社に商号変更。同年10月、らでぃっしゅぼーや株式会社と経営統合した[5]。
食品ロス撲滅に向けた取組にも参加しており、契約企業・団体、農家などで本来捨てられてきた食材を再利用し、乾物などの加工食品や、宅配給食・弁当のメニューなどに利用している[6]。
子会社には、移動スーパー事業を手掛ける「とくし丸」、米国のヴィーガン食のミールキット宅配「Purple Carrot」などが存在する。
社名
自然食品を事業とする業界では、社名そのものが、生産者の主義・主張を感じるネーミングであることが多い中、消費者視点の言葉から社名を決定した。候補の中から、30代の女性にヒアリングを行い、最も支持されたものが選択された。また、インターネットで検索されることを考え、音で聞いた言葉をそのまま言うことのできるネーミングが良いということも考慮された[7]。
2017年秋、大地を守る会との経営統合に向け、7月に商号を「オイシックスドット大地」に変更した。社名は、「大地というドメインのうえに、おいしい食卓は成り立つ」[8] という考えに由来する。
2018年には、同年10月のらでぃっしゅぼーやとの経営統合に先駆け、7月に商号を「オイシックス・ラ・大地」へ変更。なお”ラ・大地”は被合併会社(らでぃっしゅぼーやと大地を守る会)の一部の引用でもある。
2026年7月 - オイシックス株式会社へ商号変更予定
沿革
- 2000年
- 6月 - オイシックス株式会社を設立。「Oisix」をオープン。日商岩井株式会社と資本提携。日本ヒューレット・パッカード社のベンチャー企業支援プログラムに、日本で初めて選出される。
- 8月 - 給食事業最大手のシダックスフードサービス株式会社と提携。
- 9月 - 食の安全を監査する第三者機関「食質監査委員会」を設立。
- 2001年7月 - 乳販店等を通じた店舗宅配事業を本格的に展開。
- 2004年7月 - インターネット通信販売事業でニッセンと業務提携。
- 2007年10月 - レシピブログポータルサイト「Oixi(オイシィ)」をオープン。
- 2009年12月 -「Oisix香港」をオープン。
- 2010年
- 3月 -「Yahoo!ショッピング」と連携開始。
- 6月 - 株式会社リクルート(現・リクルートホールディングス)と資本提携。
- 11月 - 初の実店舗を恵比寿三越に出店。
- 2011年
- 2013年
- 2014年1月 - 実店舗3号店目を武蔵野市アトレ吉祥寺内に出店。
- 2016年5月 - 移動スーパーを運営する「とくし丸」を傘下に収める。
- 2017年
- 2018年
- 2019年
- 2020年
- 4月 - 東京証券取引所第一部へ市場変更。
- 8月 - 大戸屋ホールディングスと業務提携[20]。
- 2021年
- 2022年
- 2月 - 元V6の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦の3人で構成される20th Centuryを起用したTVCMを関東エリアで放送開始[23]。元V6の3人が「オイシックス」と間違えて呼ばれるCM内容[24]にあわせて、20th CenturyやV6のファンを中心に、「V6の曲や歌詞をオイシックスっぽくしよう」とTwitter上で「#オイシックスgroove」のハッシュタグを使った大喜利投稿が行われた。
- 4月 - 東京証券取引所プライム市場へ市場移行
- 6月 - 料理家の栗原はるみが創業した株式会社ゆとりの空間を資本提携により関連会社化[25]
- 8月29日 - シダックスに対して株式公開買い付け(TOB)を行うことを発表[26]。
- →詳細は「シダックス § 経営権争奪戦」を参照
- 2023年
- 2024年1月 - シダックスを子会社化[31]。
- 2026年7月 - オイシックス株式会社へ商号変更予定[32]。
経営統合前の各社沿革
- 株式会社大地を守る会
- 1975年8月 -「大地を守る市民の会」(のちに「大地を守る会」と名称変更、会長・藤本敏夫)設立。
- 1977年11月 - 流通部門を法人化し、株式会社大地を設立。
- 1978年2月 -「地球は泣いている東京集会」開催。以後、毎年開催。
- 1979年6月 - 新宿区立落合第一小学校で、有機農産物による学校給食を実現。以後、学校給食に安全な食べものを入れる運動に取り組む。
- 1983年2月 - 他団体、生協等への卸部門として株式会社大地物産を、また食肉部門として株式会社大地牧場を設立。全国学校給食を考える会の設立に参画。
- 1985年10月 - 大地を守る会会長に藤田和芳が就任。
- 1986年4月 - 武蔵野地区で夜間宅配を開始。
- 1987年
- 2月 - チェルノブイリ原発事故をきっかけに脱原発運動を開始。
- 12月 - 静岡県田方郡函南町に、食品ロスを減らす目的で農産加工会社株式会社フルーツバスケットを設立。
- 1988年5月 - 関連会社の大地物産と日本リサイクル運動市民の会が提携して、「らでぃっしゅぼーや」がスタート。
- 1996年12月 - 株式会社大地内に「環境食料分析室」設置。
- 1997年2月 - 第1回有機農業後継者集会開催。
- 1999年 - 遺伝子組み換え食品反対の運動を始める。
- 2003年6月 - 配送車両に天然ガス(CNG)車の導入を開始。
- 2004年
- 4月 -「100万人のキャンドルナイト」開始。
- 10月 - 国産材と自然素材を活用し、日本の森の再生を志す自然住宅事業を開始。
- 2007年6月 - 新物流センターを習志野市茜浜に建設、稼働開始。
- 2008年6月 - 大地を守る会会員の寄付により、パレスチナに1.3キロの農道「大地の道」を完成。
- 2009年11月 - 株式会社大地を守る会に社名変更。
- 2010年
- 2011年
- 4月 - 水産資源を有効利用する「大地を守る会のもったいナイ魚」販売開始。
- 5月 - 被災地の生産者応援「食べて復興応援プロジェクト」開始。
- 2012年
- 8月 - 簡易測定器による青果物全品目の放射線量検査を開始。
- 11月 - 自然住宅事業が平成24年度「地域型住宅ブランド化事業」(国土交通省補助事業)として採択。
- 2013年
- 3月 - 富平創源農業科技発展有限責任公司設立。中国北京での有機農産物宅配サービス開始検討。
- 5月 - 株式会社ローソンと業務提携。
- 7月 - 中国北京での有機農産物宅配サービス「富平創源」開始。在来品種野菜シリーズ「日本むかし野菜」販売開始。
- 2014年9月 - 乳製品や石けんなど、宅配サービス「ローソンフレッシュ」と共同開発した商品シリーズ販売開始
- 2015年
- 4月 - サービス名称を「大地宅配」に変更
- 5月 - 首都圏限定宅配サービスを全国へ拡大。大地を守る会創立40周年記念セレモニーを東京プリンスホテルにて開催
- 2016年
- 8月 - 大地を守る会初の献立キット「おやさいdeli kit-大地のめぐみでゆとりごはん-」を販売開始。
- 12月 - オイシックスと大地を守る会、経営統合の検討を開始。
- らでぃっしゅぼーや株式会社
事業所
- ORD海老名ステーション(海老名)
- ORD厚木冷凍ステーション - 神奈川県厚木市上依知字上ノ原3007-7
- ORD習志野ステーション(習志野)
- ORD Food Rescue Center - 神奈川県海老名市今里3-26-11
- ORD横浜南部キッチン - 神奈川県横浜市金沢区富岡東2-2-16
- ORD札幌ステーション/北海道営業所(北海道)- 北海道札幌市東区苗穂町11-3-36
- ORD板橋ステーション/首都圏EAST営業所(首都東)- 東京都板橋区髙島平6-1-1
- ORD座間ステーション/首都圏WEST営業所(首都西)- 神奈川県座間市広野台2-10-8 プロロジスパーク座間2
- ORD一宮デポ/中部営業所(中部)- 愛知県一宮市浅野字西大土111番地
- ORD東大阪ステーション/関西営業所(関西)- 大阪府東大阪市加納6-6-15
- ORD Niigata Farm - 新潟県新潟市中央区笹口1丁目2番地 プラーカ2 1F
連結子会社
- シダックス株式会社
- 株式会社とくし丸
- 株式会社フルーツバスケット
- カラビナテクノロジー株式会社
- 株式会社CRAZY KITCHEN
- Oisix Hong Kong Co.,Ltd.
- 上海愛宜食食品貿易有限公司
- Oisix Inc.
- Three Limes, Inc(PURPLE CARROT)
- Future Food Fund株式会社
- Future Food Fund 1号投資事業有限責任組合
- 株式会社豊洲漁商産直市場
- Future Food Fund 2号投資事業有限責任組合
- 株式会社FutureFoodLab
- 株式会社ノンピ
- 株式会社アグリゲート
- 株式会社オイシクル
- 株式会社HiOLI
関連会社
- 株式会社日本農業
- 株式会社ウェルカム
トラブル
- 2022年1月24日、空箱が届く、メイン食材が欠品などの配送トラブルが頻発していることを謝罪する発表を行った[33]。1月18日に既存の物流センター「ORD海老名物流センター」から新たな物流センター「ORD新海老名ステーション」への移転を進める際に庫内作業の遅れが発生し、食材宅配サービスの発送遅れや欠品、中止が相次いだ[33]。新物流センターへの移転は2024年に行う予定だったが、コロナ禍における需要拡大によって前倒しで移転作業を進めていた[33]。
- 2024年2月12日、当時会長だった藤田和芳が、2023年から行われている東京電力福島第一原子力発電所のALPS処理水放出について、「放射能汚染水を流し始めた」などと自身のXに投稿。物議を醸すと共に批判が相次いだ。これを受けて、オイシックス・ラ・大地は「当社の考えとは全く異なり、不必要な不安を煽り、根拠のない風評被害に発展する可能性があるものとして、極めて不適切で容認できるものではない」として、謝罪すると同時に藤田を厳重注意した[34][35][36]。その後、藤田は会長職を辞任すると共に、社長の髙島宏平も2024年3月末までの役員報酬を一部返上することを同年2月22日に発表した[37]。
テレビ番組
- 日経スペシャル ガイアの夜明け 有機野菜を身近に~食の安全に挑む新ビジネス~(2008年2月19日、テレビ東京)[38]
- 日経スペシャル カンブリア宮殿(テレビ東京)
書籍
関連書籍
- 『いのちと暮らしを守る株式会社 ネットワーキング型のある生活者運動』(著者:藤田和芳・小松光一)(1992年7月13日、学陽書房)ISBN 978-4313810679
- 『農業の出番だ! 「THAT'S国産」運動のすすめ』(著者:藤田和芳)(1995年10月26日、ダイヤモンド社)ISBN 978-4478941188
- 『ダイコン一本からの革命 環境NGOが歩んだ30年』(著者:藤田和芳)(2005年11月5日、工作舎)ISBN 978-4875023890
- 『畑と田んぼと母の漬けもの「大地を守る」社会起業家の原風景』(著者:藤田和芳)(2010年10月18日、ビーケイシー)ISBN 978-4939051463
- 『有機農業で世界を変える ダイコン一本からの「社会的企業」宣言』(著者:藤田和芳)(2010年11月10日、工作舎)ISBN 978-4875024330
- 『ライフ・イズ・ベジタブル オイシックス創業で学んだ仕事に夢中になる8つのヒント 』(著者:髙島宏平)(2012年6月27日、日本経済新聞出版社)ISBN 978-4-532-16821-6
- 『ぼくは「技術」で人を動かす 今いるメンバーで結果を出す{チームリーダー}のレシピ』(著者:髙島宏平)(2015年2月1日、ダイヤモンド社)ISBN 978-4-478-02652-6