ギブソン・テクノロジー
イギリスのモータースポーツ関連企業
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概要
1981年に、元ルーカス・エレクトロニクス(イギリスの自動車部品メーカー)のエンジニアだったビル・ギブソン(Bill Gibson)が独立して創業。会社組織としては「ザイテック・オートモーティヴ (Zytek Automotive) 」と「ザイテック・エンジニアリング (Zytek Engineering) 」という2つの部門に分かれており、日本ではどちらかと言えば後者が有名。
ザイテック・オートモーティヴ
設立当初から手がけるエンジンコントロールユニット(ECU)の開発・供給を始め、電気自動車向けのモーター(エンジン)や、F1で使われる運動エネルギー回収システム(KERS)などの開発を手がける。過去にはジャガー・XJ220など多くのスポーツカーで同社のECUが採用された実績がある。またKERSはF1の2009年シーズンにマクラーレン・MP4-24に搭載されて実戦投入されている。
ザイテック・エンジニアリング
1983年に、当時F1に参戦していたトールマンチームが使用するハートエンジンのECUとして同社のECUが採用されたことで、モータースポーツの世界に参入。その後当時の国際F3000選手権向けにECUの供給などを手がけた後、1996年から2004年までジャッドと組んで国際F3000用のワンメイクエンジン(ジャッド・KV)の供給を担当する(このエンジンはユーロ3000選手権でもワンメイクエンジンとして使用されている)。
2002年には、同年に倒産したレイナードから当時同社が開発中だったマシンのうち数台の設計データを譲り受け、その設計を元に2004年に独自のスポーツカーとして「ザイテック・04S」を開発し、ル・マン耐久シリーズ、ル・マン24時間レースに参戦を開始した(エンジンも独自開発)。2009年にはジネッタと共同でジネッタ-ザイテック・GZ09Sを開発。ルマン・シリーズのLMP1,2両クラスに参戦、LMP2クラスで2勝し、ドライバー、チームのダブルタイトルを獲得した。
2005年から2008年にかけてはA1グランプリ向けにワンメイクエンジン供給を行っていたほか(このエンジンはAuto GPでもワンメイクエンジンとして使用されている)、2008年からはフォーミュラ・ニッポン用マシン(ローラ・B06/51)向けに同社製のセミオートマチックギアシフトシステム(EGS:Electrically-assisted Gearshift System)の供給を開始。マシンがスウィフト・017.nに切り替わった2009年以降も継続して使用されているほか、2009年から2013年までSUPER GT・GT500クラスでも同一のシステムが採用された。
2011年からはNISMOと組み、NISMOが開発したレース用のVK45DEエンジンの欧州における販売及びメンテナンスを担当した[2]。同年、LMP2カーのザイテック・Z11SNを開発した。2011年ル・マン・シリーズとル・マン24時間レースのLMP2クラスで、グリーヴス・モータースポーツがクラス優勝を果たした。2014年はJotaスポーツがル・マン24時間レースにZ11SNで参戦し、クラス優勝を果たした。
2014年10月1日より ギブソン・テクノロジー(Gibson Technology )と改称された[3]。
ギブソン・テクノロジー
2017年から導入されたLMP2規定でのエンジンサプライヤーは、ギブソン・テクノロジー製GK428のワンメイクとなった[4]。
2018年、LMP1エンジンであるGL458が[5]、レベリオン・レーシングのR13、BRエンジニアリングのBR1、2019年からバイコレスのCLM P1/01、2023年からバイコレスのヴァンウォール・ヴァンダーヴェル 680に搭載された。
