クロロピコン藻綱
From Wikipedia, the free encyclopedia
| クロロピコン藻綱 | |||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分類 | |||||||||||||||
| |||||||||||||||
| 学名 | |||||||||||||||
| Chloropicophyceae Lopes dos Santos & Eikrem, 2017 | |||||||||||||||
| 下位分類 | |||||||||||||||
|
クロロピコン藻綱(クロロピコンそうこう、学名: Chloropicophyceae)は、緑藻植物門に属する緑藻の1綱である。プラシノ藻と総称される緑藻植物の初期分岐群の1つであり、2025年現在、外洋性のピコプランクトンである2属(Chloroparvula, Chloropicon)が知られている(図1)。分子系統学的研究から認識されるようになり、その後、新たな綱として記載された。
細胞は非常に小さく直径 1.5–3 µm、球形[1](図1, 2)。ふつう単細胞性だが、ときにパルメラ状(共通の寒天質外被に包まれる)の集隗を形成する。細胞は細胞壁に囲まれる(図2)。葉緑体は1個、ピレノイドを欠く(図2)。カロテノイドとしてルテイン、ネオキサンチン、ビオラキサンチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、β-カロテン、α-カロテンをもつ[1][2][3]。またアスタキサンチンを含み、特に強光下で多いことから、光防御のためであると考えらえている[1][3]。多くの株はロロキサンチンを含むが、強光下では減少する[1][3]。Chloropicon primus においてゲノム塩基配列が決定されており、ゲノムサイズは約 17 Mb(1 Mb = 100万塩基対)[4]。また栄養細胞が複相であることが示唆されている。
2a. Chloroparvulaの微細構造: (A–D) C japonica. (E,F) C. pacifica
2b. Chloropicon sieburthiiの微細構造