アンテラキサンチン

From Wikipedia, the free encyclopedia

アンテラキサンチン
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChemSpider
性質
C40H56O3
モル質量 584.885 g·mol−1
外観 黄色固体
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。

アンテラキサンチン(Antheraxanthin)は、光合成を行う多くの生物で見られる明るい黄色の補助色素である。ギリシア語でánthosは「花」、xanthosは「黄色」を意味する。キサントフィルサイクルの色素であり、カロテノイドキサントフィルサブグループに分類される油溶性アルコールである。アンテラキサンチンは、緑藻紅藻ユーグレナ藻植物による光合成の光防護に関わっており、またその生成物でもある[1][2]

アンテラキサンチンは、植物等の大部分の光合成真核生物や一部の細菌で、キサントフィルサイクルの中間体分子である。キサントフィルサイクルでは、特定のカロテノイド色素が酵素反応により光防護性の生体色素に変換される[3]

植物は、橙色のビオラキサンチンをアンテラキサンチン、そして明るい黄色の色素ゼアキサンチンに変換することで、非光化学的消光能を向上させ、過剰な熱を消失させることができる[4]。キサントフィルサイクルの色素の合計量は、"VAZ"と呼ばれることがある[5]

"VAZ"は、このサイクルの主な色素を光防護能が低い方から順に並べたものである。アンテラキサンチンは真ん中の"A"に相当し、"V"はビオラキサンチン、"Z"はゼアキサンチンである[6]

チラコイド膜内の局在

酵素と反応

出典

Related Articles

Wikiwand AI