コボルド (ダンジョンズ&ドラゴンズ)
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| コボルド Kobold | |
|---|---|
| 特徴 | |
| 属性 | 一般に“秩序にして悪” |
| 種類 | 人型クリーチャー |
| 統計 | Open Game License stats |
| 掲載史 | |
| 初登場 | Dungeons & Dragons (1974) |
コボルド(Kobold)[注 1]は、ファンタジー・ロールプレイングゲーム(RPG)『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(D&D)に登場する架空の種族。長い尾を持つ小型のヒト型爬虫類として描かれることが多く、ドラゴンとは遠縁とされる。ただ、その描写は時代により変化がある。
ゲーム上では、コボルドはゴブリンと同様に弱い「使い捨て戦力」のモンスターとして扱われがちだが、集団では狡猾で危険な存在になることもある[1][2]。
コボルドは、1971年のウォー・シミュレーションゲーム『Chainmail』に、ゴブリン、オーク、トロルと並んでモンスターとして登場した。これは『ホビットの冒険』や他のファンタジー小説に触発されたゲイリー・ガイギャックス[注 2]の「fantasy supplement」の一部である[3]。このサプリメントは、コボルドが再登場する最初の『Dungeons & Dragons[注 3]』(1974)に影響を与えた[4]。これら初期の登場では、コボルドはゴブリンに似たクリーチャーとしてのみ描かれている。
コボルドは、 1972年にガイギャックスがオリジナルD&Dルールのために行った最初のプレイテストでも、対戦相手として登場した[5]。
コボルドは、ガイギャックスによる『Advanced Dungeons & Dragons[注 4](AD&D)第1版』の『モンスター・マニュアル(MM)』(1977)で、小さな角を持つ毛のない人型生物として初めて描写された。そこでは、コボルドは暗い森や地下に暮らす攻撃的な部族のクリーチャーとして描写されている[6]。コボルドはコンピュータゲーム『Pool of Radiance』(1988)にも登場し、そこでの描写は直接『MM』からとられたものである[7]。
1987年、ロジャー・E・ムーアは雑誌『ドラゴン』に「Tucker's kobolds」という論説を掲載し、用意周到なコボルドの大群がゲリラ戦術を用いて、より強力な冒険者パーティに果敢に挑むという、ゲームのシナリオを説明した[8]。この論説はロールプレイングファンの間で人気を博し、コボルドの人気を高めるきっかけとなった[9]。『AD&D第2版』の『MM』(1993)では、コウモリのような翼を持つコボルドに似た種族である「ウルド」が登場した[10]。
後の版では、よりドラゴン的な側面が強調され、コボルドは生物学上ドラゴンと関連があり、崇拝と奉仕の対象であるとされている[11]。『Dungeons & Dragons第3版[注 5]』では、コボルドはよりドラゴン的なものに置き換えられた。
『D&D』のメディア化作品における著名なコボルドのキャラクターはディーキン・スケイルシンガー(Deekin Scalesinger)で、BioWareが開発したコンピュータRPG『Neverwinter Nights』の拡張パック『Shadows of Undrentide』で登場する野心的なバード(吟遊詩人)である。ディーキンは元々、ホワイト・ドラゴンTymofarrarの信奉者であり、Tymofarrarはディーキンの親族にシルヴァー・マーチにあるヒルトップという小さな村へ行き、Drogan Drogansonというドワーフの魔道士を襲撃するよう命じる。ディーキンは『Shadows of Undrentide』の主人公で、Droganの弟子と出会って助け、後にこの冒険者を説得して旅の仲間として連れて行く。ディーキンは2番目の拡張パック『Hordes of the Underdark』で手下として再登場し、そこでは力と地位が成長し、ドラゴンの弟子としてドラゴンのような能力や特徴を現すまでになっている。ディーキンは、Obsidian Entertainmentが開発した『Neverwinter Nights 2』にもカメオ出演している。