ザ・ビートルズ・アンソロジー4
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『ザ・ビートルズ・アンソロジー4』(The Beatles Anthology 4)は、2025年11月にリリースされたビートルズのコンピレーション・アルバムである。CD、3枚組LPレコードでも発売された。
解説
制作に至る経緯
2021年に公開された、ピーター・ジャクソン監督のドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ: Get Back』の成功を受け、ポール・マッカートニーとリンゴ・スターは同映画で使われた新しい技術をもって「アンソロジー・プロジェクト」で制作されたドキュメンタリー・ビデオをジャクソンとともに更新することに決めた[3]。
ビデオで使われている楽曲のリミックス作業はジャイルズ・マーティンが任せられたが、合わせて、採用されなかった音源を集めて、もう1枚新しい『アンソロジー』アルバムの制作も依頼された[3]。
制作
リミックス作業は、『リボルバー・スペシャル・エディション』や「ナウ・アンド・ゼン」でも使われた『ザ・ビートルズ: Get Back』制作時にジャクソンのチームが開発したAIを用いた機械学習プログラム「Machine Audio Learning」(MAL)を使用した「デミックス」技術によって行われた。一つのトラックにミックスされて重なり合っているボーカルや楽器の音、さらにノイズを分離・抽出することができるこの技術は、主に1963年以前に2トラックで録音された音源やモノラル音源、ライブ音源など音質が悪いもので重点的に使われた[注釈 1]。
本作には未発表のセッション音源など13曲を含む、これまでのアンソロジーCDシリーズに含まれていない36曲が選ばれた。
「アンソロジー・プロジェクト」で新曲として制作された「フリー・アズ・ア・バード」と「リアル・ラヴ」は当時の技術上の制約で、ジョン・レノンの歌声がひずんで聞こえていたが、新たにデミックス技術でこれら2曲のオリジナル・デモテープからレノンの歌声を抽出し、鮮明化した2025年版を制作した。このリミックス作業は元々2曲をプロデュースしたジェフ・リンが行い、マーティンは関与しなかった[3][注釈 2]。
リリース
本作は当初ボックスセット『ザ・ビートルズ・アンソロジー・コレクション』のみでの発売の予定だったが、単独での発売を要望する声が多く寄せられたため、急遽発売が決定された[4]。
収録曲
CD
| # | タイトル | 作詞・作曲 | オリジナル・リリース | 時間 |
|---|---|---|---|---|
| 1. | 「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」(I Saw Her Standing There (Take 2)) | レノン=マッカートニー | ビートルズ・ブートレグ・レコーディングズ 1963 | |
| 2. | 「マネー」(Money (That's What I Want) (RM7 undubbed)) | ビートルズ・ブートレグ・レコーディングズ 1963 | ||
| 3. | 「ジス・ボーイ」(This Boy (Takes 12 & 13)) | レノン=マッカートニー | CDシングル「フリー・アズ・ア・バード」 | |
| 4. | 「テル・ミー・ホワイ」(Tell Me Why (Takes 4 & 5)) | レノン=マッカートニー | ||
| 5. | 「恋におちたら」(If I Fell (Take 11)) | レノン=マッカートニー | ||
| 6. | 「マッチボックス」(Matchbox (Take 1)) | カール・パーキンス | ||
| 7. | 「エヴリー・リトル・シング」(Every Little Thing (Takes 6 & 7)) | レノン=マッカートニー | ||
| 8. | 「アイ・ニード・ユー」(I Need You (Take 1)) | ジョージ・ハリスン | ||
| 9. | 「夢の人」(I've Just Seen a Face (Take 3)) | レノン=マッカートニー | ||
| 10. | 「イン・マイ・ライフ」(In My Life (Take 1)) | レノン=マッカートニー | ||
| 11. | 「ひとりぼっちのあいつ」(Nowhere Man (First version – Take 2)) | レノン=マッカートニー | ||
| 12. | 「ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」(Got to Get You into My Life (Second version – Unnumbered mono mix)) | レノン=マッカートニー | リボルバー・スペシャル・エディション | |
| 13. | 「ラヴ・ユー・トゥ」(Love You To] (Take 7)) | ジョージ・ハリスン | リボルバー・スペシャル・エディション | |
| 14. | 「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」(Strawberry Fields Forever (Take 26)) | レノン=マッカートニー | サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド50周年記念アニバーサリー・エディション | |
| 15. | 「シーズ・リーヴィング・ホーム」(She's Leaving Home (Take 1 – Instrumental)) | レノン=マッカートニー | サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド50周年記念アニバーサリー・エディション | |
| 16. | 「ベイビー・ユーアー・ア・リッチ・マン」(Baby, You're a Rich Man (Takes 11 & 12)) | レノン=マッカートニー | ||
| 17. | 「愛こそはすべて」(All You Need Is Love (Rehearsal for BBC broadcast)) | レノン=マッカートニー | ||
| 18. | 「フール・オン・ザ・ヒル」(The Fool on the Hill (Take 5 – Instrumental)) | レノン=マッカートニー | ||
| 19. | 「アイ・アム・ザ・ウォルラス」(I Am the Walrus (Take 19 – Strings, brass, clarinet overdub)) | レノン=マッカートニー | ||
合計時間: | ||||
| # | タイトル | 作詞・作曲 | オリジナル・リリース | 時間 |
|---|---|---|---|---|
| 1. | 「ヘイ・ブルドッグ」(Hey Bulldog (Take 4 – Instrumental)) | レノン=マッカートニー | ||
| 2. | 「グッド・ナイト」(Good Night(Take 10 with a guitar part from Take 5)) | レノン=マッカートニー | ザ・ビートルズ50周年記念アニバーサリー・エディション | |
| 3. | 「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」(While My Guitar Gently Weeps (Third version – Take 27)) | ジョージ・ハリスン | ザ・ビートルズ50周年記念アニバーサリー・エディション | |
| 4. | 「ベイビー・アイ・ドント・ケア」((You're So Square) Baby I Don't Care (Studio jam)) | ザ・ビートルズ50周年記念アニバーサリー・エディション | ||
| 5. | 「ヘルター・スケルター」(Helter Skelter (Second version – Take 17)) | レノン=マッカートニー | ザ・ビートルズ50周年記念アニバーサリー・エディション | |
| 6. | 「アイ・ウィル」(I Will (Take 29)) | レノン=マッカートニー | ザ・ビートルズ50周年記念アニバーサリー・エディション | |
| 7. | 「キャン・ユー・テイク・ミー・バック?」(Can You Take Me Back? (Take 1)) | レノン=マッカートニー | ザ・ビートルズ50周年記念アニバーサリー・エディション | |
| 8. | 「ジュリア」(Julia (Two rehearsals)) | レノン=マッカートニー | ザ・ビートルズ50周年記念アニバーサリー・エディション | |
| 9. | 「ゲット・バック」(Get Back (Take 8)) | レノン=マッカートニー | レット・イット・ビー・スペシャル・エディション | |
| 10. | 「オクトパス・ガーデン」(Octopus's Garden (Rehearsal)) | リチャード・スターキー | レット・イット・ビー・スペシャル・エディション | |
| 11. | 「ドント・レット・ミー・ダウン」(Don't Let Me Down (First rooftop performance)) | レノン=マッカートニー | レット・イット・ビー・スペシャル・エディション | |
| 12. | 「ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー」(You Never Give Me Your Money (Take 36)) | レノン=マッカートニー | アビイ・ロード50周年記念アニバーサリー・エディション | |
| 13. | 「ヒア・カムズ・ザ・サン」(Here Comes the Sun (Take 9)) | ジョージ・ハリスン | アビイ・ロード50周年記念アニバーサリー・エディション | |
| 14. | 「サムシング」(Something(Take 39 – instrumental – strings only)) | ジョージ・ハリスン | アビイ・ロード50周年記念アニバーサリー・エディション | |
| 15. | 「フリー・アズ・ア・バード」(Free as a Bird(2025 Mix)) |
| ザ・ビートルズ・アンソロジー1 | |
| 16. | 「リアル・ラヴ」(Real Love(2025 Mix)) | ジョン・レノン | ザ・ビートルズ・アンソロジー2 | |
| 17. | 「ナウ・アンド・ゼン」(Now and Then) |
| シングル | |
合計時間: | ||||
LP
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