進歩党 (グリーンランド)
グリーンランドの政党
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近年の動向
2013年3月12日の総選挙で14議席を獲得、当時の党首アレカ・ハモンドが女性としては初のグリーンランドの首相に就任した[5]。2014年9月、ハモンド首相による公的資金の不正支出が発覚し[6]、同氏は首相および進歩党の党首を辞任した[7]。これに伴い、同党で閣僚を務めていたキム・キールセンが新たに党首および首相に就任したものの、連立与党の連帯党が連立を一方的に解消、新たな選挙の実施を要求した為、解散総選挙が行われた。選挙の結果、先述のスキャンダルや、進歩党に所属していたハンス・エノクセン元首相が率いるグループが離党し新党(ナレラク党)を結成[8]したことなどが影響し、3議席を失った。
キム・キールセン政権の押し進めるレアアース採掘計画には賛成の立場を取っていたが、野党からは環境汚染などの懸念から反対の声が挙がり、2021年4月6日執行の総選挙ではこの計画が争点となった[9]。1979年以来政権を担い続けた進歩党はこの選挙で10議席にとどまり、計画反対派のイヌイット友愛党(12議席)に次ぐ第2党となった。同じく計画に反対のナレラク党の4議席とあわせ反対派が議会過半数を占めることとなり、採掘計画は凍結される見通しとなったほか、進歩党は少数政党との連立を余儀なくされることとなった[10][11]。
2025年3月11日執行の総選挙はドナルド・トランプ米政権によるグリーンランド領有宣言で揺れ動く中、独立慎重派の野党が勝利し進歩党はわずか4議席にとどまる敗北を喫した[12]ものの、続くイェンス=フレデリック・ニールセン政権には引き続き連立参加[13]。同党所属のヴィヴィアン・モッツフェルトが外相として対米交渉を担うなど重要な役割を果たしたが、2026年2月26日に本国のメッテ・フレデリクセン首相が議会総選挙の繰り上げ実施を表明すると、グリーンランドからデンマーク議会に2人割り当てられている議員枠の候補者をめぐり、同党所属ではない閣僚二人を割り当てる方針に進歩党は反発。3月13日、自治政府は進歩党の連立政権離脱を発表し、モッツフェルト外相らも閣内から引き上げることとなった[14]。3月24日に執行されたデンマーク議会総選挙ではグリーンランドに割り当てられた2議席をナレラクに奪われ、進歩党は議席を獲得できなかった[15]。