ジェネシスI

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コールサインNORAD #29252 (1)
乗員数無人
ジェネシスI
詳細
COSPAR ID2006-029A
SATCAT番号29252ウィキデータを編集
コールサインNORAD #29252 (1)
乗員数無人
打上げ日時2006年7月12日
14:53:30 UTC(3)
発射台ヤースヌイ宇宙基地
ロシア(3)
再突入2025年7月2日
質量1,360 kg (3,000 lb) (5)
全長4.4 m (14.4 ft) (2)
直径2.54 m (8.3 ft) (2)
居住空間11.5 m3 (406.1 cu ft) (2)
気圧51.7 kPa (7.5 psi) (6)
近地点547.6 km (340.3 mi) (1)
遠地点579.4 km (360.0 mi) (1)
軌道傾斜角64.51° (1)
平均速度27,243 km/h (16,928 mph) (2)
公転周期95.8分 (1)
日周回数15.03 (1)
周回日数>1,100日 (1)
総周回数>16,500 (1)
脚注: 1[1] 2[2] 3[3] 4[4] 5[5] 6[6]

ジェネシスI(Genesis I)は、アメリカ合衆国の民間企業ビゲロー・エアロスペースによって設計・製造され、2006年に打ち上げられた、実験的な宇宙ステーションである。企業によって軌道に投入された世界初の宇宙ステーションモジュールであり、長期間の宇宙居住の実現性を確認するための様々なシステム、材料、技術の試験が行われた。ジェネシスIやその他のビゲロー・エアロスペース社のモジュールは、アメリカ航空宇宙局トランスハブの設計を基にしている。

ジェネシスIは2006年7月12日にISCコスモトラスドニエプルロケットで、ロシアのドンパロフスキー射場から打ち上げられた。軌道への投入は成功し、15時8分からビゲロー・エアロスペースによる制御が可能となった[3]BA 330の3分の1の大きさに設計され、本体の軌道上での大きさは、長さ4.4m、直径2.54m、内部居住体積11.5m3となった。しかし軌道に入ってから膨張する設計となっており、打上げ時の直径はわずか1.6mだった[7]。膨張には約10分を要した[4]

2006年12月にジェネシスIは太陽嵐が原因の大量の放射線を浴びた。システムの再起動は可能だったが、2007年3月時点でこれ以上の損傷は見られていない[8]

ジェネシスIは、打上げから660日後の2008年5月8日に1万周目を達成した。この時点で、地球と月の間の1154往復分に相当する4億3000万㎞以上の距離を飛行したことになり、7つ全ての大陸を含む1万4000枚以上の写真を撮影した。起動以来、電子装置も正常に機能し続けた[9]

ジェネシスIの設計寿命は6か月であったが、2年半以上にわたり運用が行われた[10]。運用終了後の機体は、2025年7月2日に大気圏再突入した[11]

システム

ジェネシスIは両端に4枚ずつ8枚のヒ化ガリウム太陽電池パネルを備えている。合計で1キロワットの電力を生産し[12]、26ボルトの電圧を供給する[13]。13台のカメラを搭載しているが、7台は外部で本体の外層や太陽電池等の物理状態をモニターし、6台は内部で様々な実験や観測のための撮影を行った[2]。内部の気圧は51.7kPaに保たれ[6]、受動的温度制御で気温は4.5℃から32℃まで[14]平均26℃[13]に保たれた。膨張システムのために1つのガスタンクが使われ、姿勢制御はトルクロッド、太陽センサグローバル・ポジショニング・システム磁気センサによって行われた[15]

ペイロード

出典

関連項目

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