ジフルオロリン酸リチウム
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| 物質名 | |
|---|---|
Lithium difluorophosphate | |
別名 ジフルオロホスフィン酸リチウム | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| 性質 | |
| F2LiO2P | |
| モル質量 | 107.91 g·mol−1 |
| 外観 | 白色の結晶または粉末 |
| 融点 | 340 ℃ |
| 出典 | |
| J-GLOBAL、職場のあんぜんサイト | |
ジフルオロリン酸リチウム(ジフルオロリンさんリチウム、英: Lithium difluorophosphate)は、分子式F2LiO2Pで表される、ジフルオロリン酸塩の一種で、無機化合物に分類される。英名からLiDFPなどとも表記される[1]。非水電解液電池用の電解液などに用いられる。
構造
用途
製造方法
従来から二フッ化ホスホリル酸化物 (P2O3F4、英: Phosphoryl difluoride oxide) に金属塩を反応させる製造方法はあったが、この方法の場合二フッ化ホスホリル酸化物が高価であったり、副生物の除去が必要になったりするため、工業的には実用性が低かった[8]。そこで、ヘキサフルオロリン酸リチウムと二酸化ケイ素を環状エーテルなどの有機溶媒(つまりは非水溶媒)中で反応させることにより、工業的に有利にジフルオロリン酸リチウムの製造を行う方法が考えられた[8]。
この方法では、非水溶媒中でヘキサフルオロリン酸リチウムからジフルオロリン酸リチウムを製造する。そのため、反応によって得られる溶媒ごと、二次電池に用いられる非水電解液となる[8]。
しかし、この方法では50 ℃で3日間という長時間反応させなければならず、しかも60 ℃を越えるとヘキサフルオロリン酸リチウムの熱分解が起こり、電解液が劣化してしまうため、問題の解決には至らなかった[3]。また、ヘキサフルオロリン酸リチウムと水を反応させることによってジフルオロリン酸リチウムを製造する方法もあったが、フッ化水素やモノフルオロリン酸などの酸が副生し、それによりジフルオロリン酸リチウムの分解が進行してしまうために、こちらも実用性は低かった[3]。
そこで、ヘキサフルオロリン酸リチウムを非水溶媒中で水と反応させながら、副生するフッ化水素をフッ素以外のハロゲン化物で除去する方法が考えられた[9]。この方法の発明により、ジフルオロリン酸リチウムおよびジフルオロリン酸リチウムを含む電解液を、安価に、そして工業的に有利に製造することが可能になった[9]。

