スカシガイ科

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スカシガイ科
生息年代: 三畳紀現世
Keyhole limpet 01
Diodora cayensisアメリカ東岸産
分類
: 動物Animalia
: 軟体動物Mollusca
: 腹足綱 Gastropoda
亜綱 : 古腹足類 Vetigastropoda[1]
:  深海白笠目 Lepetellida
: スカシガイ科 Fissurellidae
学名
Fissurellidae
J. Fleming, 1822[2]

スカシガイ科(スカシガイか、Fissurellidae)は古腹足類に属する巻貝の一群で、笠形の貝殻を持つ軟体動物。笠形の殻頂に孔が開いた種や貝殻の裾に切れ込みがある種が多く、一見カサガイと似ているが異なるグループである[3]。世界中の海の岩礁に付着して生きている。日本産は約60種[4]。英語では"keyhole limpet"と呼ばれる。

成貝は笠形の貝殻を持つ。裾に切れ込みがある種(スソキレガイなど)、殻頂に孔が開いた種(テンガイガイなど)、両者の中間で笠形の斜面の中ほどに孔をもつ種(ヤブレガサなど)のほか、貝殻に孔も切れ込みもない種もある(オトメガサなど)。軟体部は貝殻の下にほぼおさまる種(コウダカスカシガイなど)のほか、殻長の約2倍の長さに広がる軟体部に貝殻を帽子のように被る種(スカシガサなど)や、軟体部を広げて薄くて小さい貝殻をほぼ完全に覆い隠す種もある(オトメガサなど) [4]テンガイ属の一種が詳細に解剖調査されている。口(鼻)は丸く、左右に短めの触角と眼がある。頭の後ろから体の中ほどにかけて左右両側に長い鰓がある。貝殻を固定する筋肉は前方が開いた深いC字形である[注釈 1]。歯舌は扇舌型(Rhipidoglossan)[5]。古腹足類に特徴的な触角器官として上足突起を持つが、イシダタミ等のように長くは発達しない[6]。足の上にあって鰓を覆う外套膜の外周にも突起が並ぶ[5]

生態

潮間帯から水深数百mの海底の岩礁に付着して扇舌型の歯舌藻類などを削り取って食べる。雌雄の別があり、放精・放卵により体外受精する。幼生はプランクトン栄養型。幼貝は切れ込みがある巻貝を持ち、成長するにつれて種によっては孔が殻頂へと移動する[7]。外套膜下から海水を取り込んで鰓でろ過した後、孔や切れ込みから排水する。切れ込みや孔のすぐそばに肛門があって、岩礁に固着しながら排泄物を排出するのに役立っている[8][注釈 2]フエフキダイ科の魚に食われることがある[9]テンガイ属の貝はヒトデに襲われそうになると外套膜で貝殻を覆って身を守る[10]

分布

系統発生

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