スキップとローファー
高松美咲による日本の漫画作品、およびテレビアニメ
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『スキップとローファー』は、高松美咲による日本の漫画作品。『月刊アフタヌーン』(講談社)にて、2018年10月号から連載されている[3]。2026年3月時点で紙と電子書籍を合わせた国内の累計部数は420万部を突破している[4]。
| スキップとローファー | |||
|---|---|---|---|
テレビアニメのロゴ | |||
| ジャンル | 学園[1]、青春[2] | ||
| 漫画 | |||
| 作者 | 高松美咲 | ||
| 出版社 | 講談社 | ||
| |||
| 掲載誌 | 月刊アフタヌーン | ||
| レーベル | アフタヌーンKC | ||
| 発表号 | 2018年10月号 - | ||
| 発表期間 | 2018年8月25日[3] - | ||
| 巻数 | 既刊13巻(2026年4月23日現在) | ||
| アニメ | |||
| 原作 | 高松美咲 | ||
| 監督 | 出合小都美 | ||
| シリーズ構成 | 出合小都美 | ||
| キャラクターデザイン | 梅下麻奈未 | ||
| 音楽 | 若林タカツグ | ||
| アニメーション制作 | P.A.WORKS | ||
| 製作 | 「スキップとローファー」製作委員会 | ||
| 放送局 | TOKYO MXほか | ||
| 放送期間 | 第1期:2023年4月4日 - 6月20日 | ||
| 話数 | 第1期:全12話 | ||
| テンプレート - ノート | |||
| プロジェクト | 漫画・アニメ | ||
| ポータル | 漫画・アニメ | ||
あらすじ
主な登場人物
声の項はテレビアニメ版の声優。
主要人物
- 岩倉 美津未(いわくら みつみ)
- 声 - 黒沢ともよ[9]
- 本作の主人公。石川県のはしっこ(珠洲市がモデル[1])から上京してきた高校生。三白眼でおかっぱの少女。母親似の妹と父親似の弟がいる。3月3日生まれ。
- 過疎地で神童と呼ばれて育ち、東京有数の進学校・つばめ西高に首席入学した。将来の夢は、故郷の深刻な過疎化に抜本的な対策を講じるため、官僚になること[10]。上京後は叔母であるナオちゃんのマンションに下宿している。
- 「T大を首席で卒業して総務省に入り、過疎対策に大きく貢献」「定年後は、市長になって財政を大幅に改善」などの人生設計は完璧だが[11]、入学式当日から多数のトラブルに見舞われる[注釈 1]。学力に反して、運動は苦手。
- 天然な性格や、過疎地育ちから来る価値観の違い故に、当初は都会の同級生と馴染むことに苦戦するが、結月、誠、ミカとは大切な親友同士になる。常に周りを前向きにさせてくれる彼女の周りには、自然と色々な個性の人達が集まっていく。素直な性格で、誰に対しても裏表がない[注釈 2]。純粋無垢な人柄は、本人が図らずとも周りの人達に影響を与えている。
- 聡介のことは、大切な友人として関係を築いていたが、後にそれ以上の想いがあることに気付く[13]。2年に進級後、聡介からの提案もあり、ひょんなことから「お試し」で交際をするも、お互いの気持ちの違いを理由に、短期間で友達に戻る[14]。その後は恋愛の優先度を下げ、聡介に対しても友達として割り切って接しているが、特別な感情は持ち続けている。
- 部活動は生徒会に参加し、1年後期に副会長に任命される。2年生の前期には会長選挙で当選、生徒会長を勤め上げる。
- キャラクター名の由来は、司馬遼太郎の小説『関ヶ原』の主人公・石田三成から [15]。
- 志摩 聡介(しま そうすけ)
- 声 - 江越彬紀[9]
- 美津未と同じ1年3組の男子生徒。女子の視線を集める人気者で、いわゆるイケメン。入学式をサボろうとしていたところで美津未と出会い、一緒に高校まで走ったことをきっかけに、真っ直ぐな美津未に好感を抱く[11]。旧姓は成田。年齢が10歳以上離れた異父弟がいる。
- 小学生の頃は子役として活動しており、ドラマ出演の経験もある。芸能界引退後は、演技からは遠ざかり[注釈 3]、過去の経歴も一部の友人以外には隠していた。
- 他者との過剰な干渉を避け、何事にも飄々と振る舞う人物で、仮病を使って学校をサボることもある。余計な詮索をされることも嫌いだったが、美津未と出会ってからは徐々に変化していく[注釈 4]。1年の文化祭でなし崩し的にクラス演劇に参加するが、結果的に自分を見つめ直す契機にもなり、間もなく演劇部に入部した。
- 基本的には、誰に対しても優しい性格な一方で、他人から期待された役割や頼まれたことは断り切ることが出来ない。友人との接し方は真摯であり、本人なりに気を遣っている自覚もあるが、常に周りを人に囲まれてきたが故の他者に対する甘えも持っている[18]。
- 当初、美津未には余裕のある態度で振る舞っていたが、次第に周囲から見ても特別視するようになる[19]。容姿やスペックの高さで同性・異性問わず都合のいい扱いをされてきたこと[20]や複雑な家庭環境もあり、恋愛には良い認識がなかったものの[21]、美津未とはお互いに意識しあう関係となる。美津未の好意を察知し、自分からの提案で「お試し」で交際するも、今度は美津未からの提案ですぐに友達に戻る。しかし、その後は余計に美津未を意識するようになってしまい[注釈 5]、不自然な表情や[23]、煮え切らない態度[18]を周囲から見抜かれている。
- キャラクター名の由来は、前述の『関ヶ原』に登場する島左近から[15]。
高校の友人達
- 江頭 ミカ(えがしら ミカ)
- 声 - 寺崎裕香[9]
- 1年3組。出席番号は美津未の次で、入学時はすぐ後ろの席だった。最初は美津未に話しかけられても冷たい態度を取っていたが、聡介に近づく目的で彼女に接近する。
- 人付き合いにおいては、しばしば距離を図ったり打算的な思考が見え隠れするタイプ。それでも、次第に純粋な美津未に感化されて自分の本心を見せるようになる。やがて美津未たちとは、お互いに通じ合える大切な親友となった。世間知らずな所がある美津未には、何かと世話を焼いている。
- 周囲から軽率に扱われてきた経験から、プライドはあるが自信がなく傷つきやすい。他人からナメられないようにひねくれた性格になったものの[24]、心根は真面目で優しい。コンプレックスを克服する為に、地道なことを積み重ねてきた努力家でもある[24]。太りやすい体質で、小学生時代は太っていた様子。英会話部所属。
- 過去のことで(本人曰く、若干いじめられていた[注釈 6])内心は劣等感を持ち続けていた。聡介に告白して振られた際に、彼が誠実な態度で自分と向き合って振ってくれたことを期に、自分は「恋していいんだ」と思えるようになる[25]。2年では、聡介と同じ2年2組となる。
- 村重 結月(むらしげ ゆづき)
- 声 - 内田真礼[9]
- 1年3組。端正な顔立ちとスタイルの美少女。裕福な家庭で育った帰国子女で、中学生時代は金持ちが通う中高一貫校に通っていた。1年でクラスメイトになった女子の中では最初に美津未と友達になる[26]。趣味はピアノと美術鑑賞で、美術部に所属している[注釈 7]。
- 生まれ育ちと見た目が恵まれていることに本人も自覚はあるが、容姿端麗なだけで周囲に先入観を持たれたり、望まない扱いを受けてきた為[注釈 8]、高校入学当初は人間関係を警戒し、クールな態度で振る舞っていた[注釈 9]。環境を変える目的で、進学校のつばめ西を受験した経緯があり、美津未たちに出会ってからは、柔らかい自然体でいられるようになっている[28]。
- 一方で誠からは、タイプの違いから敬遠されるような態度を取られていたが、次第にお互いの悩みや弱みを見せられる最も大切な間柄になった[30]。
- 2年の進級後は、美津未たちとは離れ離れの2年4組となる。恋愛に興味がない訳ではないものの、恋愛に関するあれこれを押し付けられることを極度に嫌う。友達思いの優しい性格だが、自信への軽い扱いを受け流すことは出来ないため、やはり人間関係で苦労してしまう[31]。動物が好きで、ペットのヨークシャーテリア(名前はシフォン)を溺愛している。将来は獣医を目指しており、卒業後は北海道にある大学への進学を検討している。
- 久留米 誠(くるめ まこと)
- 声 - 潘めぐみ[9]
- 1年3組。チャラい人間を苦手とする眼鏡を掛けた長身の少女。内向的な性格ゆえに、孤立気味になった自分に焦り、何らかのコミュニティに入ろうとして、生徒会へ見学に行った際に美津未と出会う。彼女との交流で、固まった性格が少しずつほぐれてゆく[32]。2年生に進級後も美津未とは一緒の2年1組になった。
- 結月と最初に出会った際には、自分と正反対なタイプのせいか「ギャルは論外」として苦手に思っていたが、次第にお互いを一番に理解し合えるほどの仲になる[30]。自分には向いていないと卑下していたメイクやファッションにも、結月の影響とアドバイスで前向きになっている。
- 好きなものは小説で、文芸部に入部している。メッセージアプリでは日本史系のスタンプをよく使用する歴女でもある。一方で数学も得意であり、3年の進路選択では理系を選ぶ。文芸部の本多先輩に密かに想いを寄せている。
- 迎井 司(むかい つかさ)
- 声 - 田中光[9]
- 1年3組。聡介とは中学からの友人で、過去や人となりを知っており、聡介が心を開いている数少ない人物の一人。部活は地学部、天文学部、バスケの同好会と掛け持ちしている。基本的に聡介や山田と3人で一緒にいることが多い。
- 長躯の優男であり、異性からの人気もそれなりにあるが、本人は女子に苦手意識があり、話すことさえも苦手。ミカとの偶然の巡り合わせに出くわす場面が多く、彼女の秘密や本音をいくつか知っている。
- 聡介の理解者ではあるものの、なかなか胸の内を明かさない彼を内心は薄情モンだと思っていた[21]。
- 山田 建斗(やまだ けんと)
- 声 - 村瀬歩[9]
- 1年3組。聡介の友人。クラスのお調子者で、場を盛り上げるのが得意なムードメーカー的な存在。モテることを考え、結月を含めた異性へのアプローチを積極的に行っている。常に明るく、愛され&いじられ&人畜無害の元気者。時折的を射た良いことを言うが、下心を出して台無しにしてしまう。クラス全員にクッキーを作ってくるなど、意外とマメで、波風立てずにクラスメイト達のサポートをするのが上手い。
- ともかく彼女が欲しく、小学生の頃から告白しては失敗を繰り返してきた。付き合えるなら誰でもいいと思っていたことさえある。だが、同じ学年の友枝芽衣子に想いを寄せられ、本心では誰でも良かったわけではないと気付き、付き合うことになる。以降はもっぱら彼女と共に時間を過ごしている。
- 2年生の後期の頃にはすっかり垢抜けてしまい、逆に迎井や聡介に恋愛のアドバイスを行うようになった。
高校の人達
- 兼近 鳴海(かねちか なるみ)
- 声 - 木村良平[9]、渡辺理沙(少年)
- 演劇部所属。初登場時は2年生。将来的には有名な劇作家になることを疑っていない自信家。校内では常に柄シャツを着用している。入学式で目立った美津未を演劇部に勧誘すると同時に聡介と出会い、彼の過去も含めて猛アプローチする[33]。幼少期から好きなことに夢中になりすぎる性格で、空気が読めずデリカシーに欠ける言動もあるが、他人が傷ついたり悲しんでいる際は、自分の恥をさらけ出してでも元気づける真っすぐな人柄でもある。書道の先生だった祖母の影響で達筆[34]。
- 高嶺 十貴子(たかみね ときこ)
- 声 - 津田美波[9]
- 生徒会役員。初登場時は2年生。分刻みの濃密スケジュールで手帳が埋め尽くされており、それを自主的に毎日こなす超絶完璧主義者。常にストイックな性格で、自分の事を努力でやっと天才タイプと同じ土俵に立てる人間だと評価していたが、美津未と出会い少し自分に優しくなり、人当たりも柔らかくなる。優しくなってからは笑うことも増え、密かに意識する男子も出てきている。次期生徒会長候補だが、真面目すぎる性格故にミカをはじめ生徒会以外の下級生からは怖そうなイメージを持たれている。それが影響してか、前期の会長選挙で立候補してきた風上に敗北し、副会長に就任。暫くの間、会長になれなかったショックを引きずっていた。
- 風上 紘人(かざかみ ひろと)
- 声 - 榎木淳弥
- 十貴子との選挙争いを制し生徒会長に就任した男子生徒。元々はサッカー部の次期主将候補で、下級生のミカですら知るほど学内では有名だった。何事にも余裕そうに振る舞い、実際に要領はいいが、裏では努力家。軽い気持ちで生徒会長に立候補したような言動をする一方で、ケガの影響でサッカー部を退部している。T大が当たり前の家系で、元々サッカー部は2年生までの約束だった。周囲には隠しているが特撮オタクであり、ダイバーというヒーロー番組のファン。
- 湯川 桃(ゆかわ もも)
- 美津未と十貴子が企画したお悩み相談室に初めて来訪した下級生。美津未の真っ直ぐな性格を気に入り、生徒会に入部する。ふくよかな見た目でおっとりしているが、主に高校生が参加する化学グランプリクスに中学生ながら入賞した秀才でもある。大人も感心するほど礼儀正しく、会長になった美津未を会計として支える。
- 木之本 小春(きのもと こはる)
- 声 - 広瀬さや
- 1年3組。文化祭のクラス演劇『サウンド・オブ・ミュージック』[注釈 10]では大佐の娘リーズル役を演じる。ダンス部に所属している明るい女子生徒。彼氏持ち。
- 花園 さくら(はなぞの さくら)
- 声 - 豊崎愛生
- 1年3組の担任。クラスを受け持つのは初めてだが、同僚の職員からは学校で一番サボり上手な教師と評される一面もある。その後、聡介とミカがいる2年2組の担任となるが、事実婚の状態で子供を妊娠し、産休に入る。
- 氏家 清彦(うじいえ きよひこ)
- 2年1組。2年生のクラス替えで美津未の隣の席になる。長髪で眼鏡をかけた小柄な男子。基本的に無口かつ率直な性格で、友達はいない。目つきが悪いという理由で教師に叱責された過去から、髪を伸ばしている。
- 体育祭でバレー競技に出場したり、前期の生徒会長選挙に立候補するなど、美津未を付け回すような行動を取る。その動機は、勉強だけが自慢で社交性に欠ける自身のコンプレックスへの挑戦であり、更に自分より下だと思っていた美津未への対抗心によるものだった。生徒会活動で美津未とお互いの本音をぶつけ合った後は、周囲に「付き合っている」と勘違いされるほど活動を共にしている[36]。
- 美津未のアドバイスで髪を大胆に切ったこともあり、氏家から好意を寄せられていると美津未が誤解をしたこともあったが、実際の彼は千笑璃に片思いをしている。「口うるさくてお母さんみたい」との理由で、美津未には全く恋愛感情を抱いていない。
- 八坂 千笑璃(やさか ちえり)
- 2年1組。高尾山のクラス遠足で美津未や氏家と同じ班となり、その後の修学旅行でも行動を共にする。男子から人気の高い美少女だが、いわゆるぶりっ子で、同性の多くから敵視されている。人間関係をバトルだと捉えていて、自身に好意を寄せる男子を意図的に翻弄し、利用する考えの持ち主。同じく異性人気の高い結月の不器用さを冷笑しており[37]、その根底には「誰も私を特別にしてくれない」という不信感を抱えている。
- 美津未は千笑璃に恋愛相談を度々行っており、美津未と聡介が交際していたことを知っている数少ない人物でもある。美津未の無邪気ぶりには内心困惑していて、嫌味で返答したこともあるが[12]、彼女の優しさには満更でもない反応も見せている。
- 友枝 芽衣子(ともえ めいこ)
- 2年5組の女子生徒。同じクラスになった山田に好意を抱いているが、彼女の奥手な性格もあり、中々進展していなかった。後に両思いとなり、交際する。
- 小渕(おぶち)
- 英会話部に所属する男子生徒。美津未たちとは同級生。同じ部活のミカに好意を抱いており、1年生のバレンタインデーでチョコが欲しいと彼女に切り出す。迎井と仲が良く、彼からは「120%善良」だと評価されているが、奥手なこともあり、ミカとは特に進展はなく年月が過ぎる。
- 本多(ほんだ)
- 文芸部の上級生。誠が密かに想いを寄せている男子生徒。部活動の一環で神保町の古本屋街を訪れた際、偶然が重なり誠と二人っきりになる。ややデリカシーには欠け、些細な一言で誠の気持ちを切れさせてしまう。ただ実際には満更でもなく、推薦で大学進学が決まった後、誠にアプローチする。
地元の人達
- 遠山 文乃(とおやま ふみの)
- 声 - 諸星すみれ
- 美津未の地元の友達で、幼稚園からの幼馴染。彼女の良き理解者であり、かけがえのない親友。美津未が帰省した際も屈託のない会話から恋バナまで、お互い隠し事もなく頻繁に近況報告をしあっている。美津未を持ち上げる力持ち。
- 美津未が上京を決めた際、自分だけが置いていかれたと感じたため嫌味な態度をとり、喧嘩に発展してしまう。それでも美津未の上京直前に仲直りし、現在は彼女を応援している。
- 美津未の母
- 声 - 能登麻美子
- 美津未の父
- 声 - 丹羽正人
- 美津未と顔が似ている。表情は固いが、動じない優しい性格。弟であるナオちゃんのことは理解している。
- 岩倉 真春(いわくら まはる)
- 声 - 広瀬さや
- 美津未の妹。母親似のためか、美津未とはあまり似ていない。姉妹仲は良かったが、美津未が東京ライフを満喫している様子を見ている内に、次第に羨む気持ちが強くなり、一時的に関係が嫌悪になる。
- 岩倉 桔平(いわくら きっぺい)
- 声 - 塙真奈美
- 美津未の弟
- 美津未の祖母
- 声 - 横尾まり
- ナオちゃんにとっては母親。ナオちゃんのことを認めていなかった夫(故人)とは違い、陰ながらも彼女のことは理解している。
- サトノスケ
- 岩倉家で飼われているミックス犬。聡介に雰囲気が似ている。
その他
- 西城 梨々華(さいじょう りりか)
- 声 - 寿美菜子
- ハイティーン向けファッション誌の表紙を飾る人気モデル。高校1年生。美津未たちとは別の高校で、聡介とは子役時代からの友人。小学校6年生の時、とある動画が流出し、未成年飲酒疑惑を週刊誌に報道され炎上。ネットでアンチにかみつき、火に油を注いだ過去がある。この一件から聡介とは浅からぬ因縁があり、彼にきつく当たる。前述の経緯で一度は芸能界から姿を消したが、モデルとして復帰した。
- ただ、聡介のことは大切な存在だと考えており、密かに特別な感情も抱いている[注釈 11]。ドラマ出演での女優復帰が決まっている。
- 福永 玖里寿(ふくなが くりす)
- 声 - 永野由祐
- 学校は別々ながらも聡介とは長い付き合いの友人。パーマの髪が特徴。元子役で、「サラリーマンになりたい」という理由で既に芸能界からは引退している。
- 聡介にとってはオープンに話せる数少ない友人であり、時々家に泊めてもらったりしている。関係が複雑な聡介と梨々華の間を取り持ったり、聡介の母親や家族関係を気遣ったりできる心優しい青年。
- 梨々華とも子役時代からの縁で付き合いが長く、実は想いを寄せている。彼女からはよくぞんざいな扱いを受けるが、友人としてキッパリ言い返すこともある。
- ナオちゃん / 岩倉 直樹(いわくら なおき)
- 声 - 斎賀みつき[9]
- 美津未の父方の叔母。トランスジェンダー。美津未を「おみつ」と呼んでいる。高校進学のため上京した美津未の東京での保護者となる。小さいことを気にせず、己のスタイルを貫く性格。一度は企業に就職したが、心身を壊して退職。実家に戻るも父親と大喧嘩し、再度東京に飛び出す[39]。現在はスタイリストとして再出発し、都心でのシングルライフを満喫している。地元には愛憎を抱え、同窓会は全て断っている、美津未が聡介の話をよくするようになってから彼の事を「シマスケ」と心の中で呼び、美津未との関係を気に掛けるようになる。
- ある出来事以降ミカと知り合い、彼女のコンプレックスを過去の自分と重ね、何かと彼女のことも気に掛けている。
- ゴロちゃん
- ナオちゃんと交際している男性。仕事が忙しいナオちゃんに寄り添い、彼女とはずっと仲が良い。
- 志摩 由紀(しま ゆき)
- 声 - 庄司宇芽香
- 聡介と慧理の母親。聡介に似た美形の女性。聡介が子役として芸能界に身を置いていた際には、活動を後押ししていた。しかし、彼が幼い頃から夫との関係が悪く、次第に精神的に不安定となり、オーディションの際にも周りが仲裁に入るほどきつく当たる。やがて業界内でも白眼視され、聡介を精神的に追い詰めてしまう。
- 未成年飲酒疑惑の騒動では、とうとう聡介に手を上げてしまうが、タイガとの口論でようやく自分の立場に気づく。以後は夫と正式に離婚し、通院で精神的な治療も受け、落ち着きを取り戻すものの、聡介からは線を引かれる。正常な親子関係を取り戻したいと思ってはいるものの、過去の自分への罪悪感から中々行動できていない。
- 志摩 慧理(しま けいり)
- 声 - 潘めぐみ
- 聡介の弟(異父兄弟)。初登場時は3歳。年齢の割にはしっかりしている。年の離れた兄である聡介に構ってもらいたいと思っているようだが、気恥ずかしいのか、遠回しに眺めていることが多い。1年の文化祭の後、少しずつ仲良くなった。
- 聡介の義父
- 由紀の再婚相手。慧理の実父。物静かな中年の男性で、再婚時に物心のあった聡介には無理に干渉せず、相談をしてもらえる大人でありたいと考えている。聡介も敬語で接しているなど、家族として距離はあるが、微力ながら由紀と聡介の関係改善の後押しをする。
- タイガ
- 過去に聡介と同じ事務所に所属していた元子役。母親からのプレッシャーで聡介がレッスンを躊躇っている場面に出会い、「遊び」と称して彼をゲームセンターやカラオケに誘うが、思わぬ結果を招いてしまう。
書誌情報
- 高松美咲『スキップとローファー』 講談社〈アフタヌーンKC〉、既刊13巻(2026年4月23日現在)
- 2019年1月23日発行(同日発売[40][41])、ISBN 978-4-06-514209-7
- 2019年7月23日発行(同日発売[42])、ISBN 978-4-06-516300-9
- 2020年2月21日発行(同日発売[43])、ISBN 978-4-06-518471-4
- 2020年8月21日発行(同日発売[44])、ISBN 978-4-06-520539-6
- 2021年3月23日発行(同日発売[45])、ISBN 978-4-06-522497-7
- 2021年11月22日発行(同日発売[46])、ISBN 978-4-06-525779-1
- 2022年6月22日発行(同日発売[47])、ISBN 978-4-06-528147-5
- 2023年1月23日発行(同日発売[48])、ISBN 978-4-06-530267-5
- 2023年8月23日発行(同日発売[49])、ISBN 978-4-06-532642-8
- 2024年3月22日発行(同日発売[50])、ISBN 978-4-06-534851-2
- 能登半島地震応援版 同日発売[51][52]、ISBN 978-4-06-535630-2
- 2024年12月23日発行(同日発売[53])、ISBN 978-4-06-537722-2
- 2025年8月22日発行(同日発売[54])、ISBN 978-4-06-539706-0
- 2026年4月23日発行(同日発売[55])、ISBN 978-4-06-543201-3
- MdN編集部(編)『TVアニメ「スキップとローファー」公式ファンブック ANIMATION MEMORIES』エムディエヌコーポレーション、2025年2月14日発売[56]、ISBN 978-4-295-20667-5
舞台・モデル
作中では主人公・岩倉美津未が生まれ育った町として、鈴(すず)市凧島(いかじま)町という架空の町が描かれるが、これは高松の母方の実家がある珠洲(すず)市蛸島(たこじま)町をモチーフとしている[1][57]。
2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震を受け、月刊アフタヌーン編集部は高松との話し合いにより石川県の義援金口座に1,000万円を寄付した[58]。また、同年3月22日発売のコミックス第10巻では「能登半島地震応援版」を同時刊行するとした[58]。
岩倉美津未が入学した高校として「つばめ西高校」という架空の学校が出てくるが、テレビアニメのエンディングの取材協力に都立西高等学校がクレジットされている。
テレビアニメ
2021年11月にテレビアニメ化が発表され[59]、第1期が2023年4月から6月までTOKYO MXほかにて放送された[7][8]。第2期の制作が決定している[60]。
スタッフ
- 原作 - 高松美咲[9]
- 監督・シリーズ構成 - 出合小都美[9]
- 副監督 - 阿部ゆり子[9]
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 梅下麻奈未[9]
- 総作画監督 - 井川麗奈[9]
- プロップ設定 - 樋口聡美[9]
- 美術監督 - E-カエサル[9]
- 美術監修 - 東潤一[9]
- 美術設定 - 藤井祐太[9]
- 色彩設計 - 小針裕子[9]
- 撮影監督 - 出水田和人[9]
- 3D監督 - 市川元成[9]
- 編集 - 髙橋歩[9]
- 音響監督 - 山田陽[9]
- 音楽制作 - DMM music[9]
- 音楽 - 若林タカツグ[9]
- プロデューサー - 平木稜子、伊藤洋平、黒須信彦、曹聡、松井優子、松村尚、相坂正志
- アニメーションプロデューサー - 辻充仁、山本輝
- アニメーション制作 - P.A.WORKS[9]
- 製作 - 「スキップとローファー」製作委員会[9](DMM.com、講談社、クランチロール、NetEase Games、関西テレビ放送、BS朝日、A-Sketch)
主題歌
- 「メロウ」[61]
- 須田景凪による第1期オープニングテーマ。作詞・作曲は須田景凪、編曲は久保田真悟。(unBORDE/ワーナーミュージック・ジャパン)
- 「ハナウタとまわり道」[61]
- 逢田梨香子による第1期エンディングテーマ。作詞は六ツ見純代、作曲・編曲は田中隼人。(DMM music / Astro Voice)
評価
中国三大アニメ・マンガ祭の第20回中国アニメ・マンガ金龍賞において「海外アニメ賞」を受賞[62]。日本アニメとしては初の受賞となった[62]。
クランチロール・アニメアワード2024において、最優秀ロマンス作品賞、最優秀日常系作品賞にノミネートされた[63]。
Filmarks ANIME AWARDS 2023において、第3位の『葬送のフリーレン』、第2位の『【推しの子】』を抑えて、第1位を受賞[64]。
各話リスト
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 画コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 | |||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1期 | ||||||||||||||||||||||||
| 第1話 | ピカピカ | 米内山陽子 | 出合小都美 | 井上裕亮 | 梅下麻奈未 | 2023年 4月4日 | ||||||||||||||||||
| 第2話 | そわそわ うろうろ | 篠塚智子 | 阿部ゆり子 |
| 井川麗奈 | 4月11日 | ||||||||||||||||||
| 第3話 | フワフワ バチバチ | 日高勝郎 | 許琮 | 高村彰 |
| 4月18日 | ||||||||||||||||||
| 第4話 | ピリピリ カツカツ | 篠塚智子 | 佐沼ケン |
| 梅下麻奈未 | 4月25日 | ||||||||||||||||||
| 第5話 | チクチク いそいそ | 日高勝郎 | 長沼範裕 | 福井洋平 |
| 井川麗奈 | 5月2日 | |||||||||||||||||
| 第6話 | シトシト チカチカ | 米内山陽子 | 篠原俊哉 | 平向智子 |
| 梅下麻奈未 | 5月9日 | |||||||||||||||||
| 第7話 | パタパタ モテモテ | 日高勝郎 | 阿部ゆり子 | 横野光代 |
| 井川麗奈 | 5月16日 | |||||||||||||||||
| 第8話 | ムワムワ いろいろ | 米内山陽子 | 山城智恵 |
| 梅下麻奈未 | 5月23日 | ||||||||||||||||||
| 第9話 | トロトロ ルンルン | 日高勝郎 | 本間修 |
| 井川麗奈 | 5月30日 | ||||||||||||||||||
| 第10話 | バタバタ ポロポロ | 米内山陽子 | 寺東克己 | 矢野孝典 |
| 梅下麻奈未 | 6月6日 | |||||||||||||||||
| 第11話 | ワイワイ ザワザワ | 日高勝郎 | 阿部ゆり子 |
| 井川麗奈 | 6月13日 | ||||||||||||||||||
| 第12話 | キラキラ | 米内山陽子 | 出合小都美 |
|
| 6月20日 | ||||||||||||||||||
放送局
| 放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [66] | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4月4日 - 6月20日 | 火曜 23:00 - 23:30 | TOKYO MX | 東京都 | 作品の舞台地 |
| 2023年4月5日 - 6月21日 | 水曜 22:00 - 22:30 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / 字幕放送[67] / リピート放送あり |
| 2023年4月6日 - 6月22日 | 木曜 1:58 - 2:27(水曜深夜) | 北陸朝日放送 | 石川県 | 作品の舞台地 |
| 2023年4月7日 - 6月23日 | 金曜 23:00 - 23:30 | BS朝日 | 日本全域 | 製作参加 / BS/BS4K放送 / 『アニメA』枠 |
| 2023年4月10日 - 6月26日 | 月曜 1:59 - 2:29(日曜深夜) | 関西テレビ | 近畿広域圏 | 製作参加 |
| 配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
|---|---|---|
| 2023年4月4日 | 火曜 23:00 更新 | |
| 2023年4月9日 | 日曜 23:00 更新 | |
| 2023年4月11日 | 火曜 23:00 更新 | |
| 2023年4月12日 | 水曜 0:00(火曜深夜) 更新 |
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| 水曜 12:00 更新 |
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BD
| 巻 | 発売日[68] | 収録話 | 規格品番 |
|---|---|---|---|
| 上 | 2023年7月26日 | 第1話 - 第6話 | DMPXA-326 |
| 下 | 2023年8月30日 | 第7話 - 第12話 | DMPXA-327 |
コラボレーション
- カラオケの鉄人
- 2024年1月17日から2月25日にかけて、池袋東口店、秋葉原昭和通り口店、渋谷センター街店にてコラボメニューやオリジナルグッズを販売した。その際後述の高松の能登半島地震に伴う支援メッセージに協力するため、収益の一部を日本赤十字社に寄附する取り組みを行なった[69]。
- ソフマップ
- 2024年5月17日から6月2日にかけてコラボカフェとポップアップショップを実施した。1,650円購入ごとに全8種の特典ポストカードをランダムで1枚プレゼントされた[70]。
ミュージカル
ミュージカル「スキップとローファー」が2026年3月6日から15日までシアターH、3月20日から22日まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて公演[71]。
キャスト(ミュージカル)
- 岩倉美津未 - 清水美依紗
- 志摩聡介 - 吉高志音
- 江頭ミカ - 林鼓子
- 村重結月 - 田中梨瑚
- 久留米誠 - 小多桜子
- 迎井司 - 神永圭佑
- 山田健斗 - 今牧輝琉
- 遠山文乃 - 阿部凜
- 福永玖里寿 - 福島海太
- 西城梨々華 - 平井桃伽
- 高嶺十貴子 - 原田千弘
- 兼近鳴海 - 横山賀三
- ナオ(岩倉直樹) - 佐々木崇
- 志摩慧理 - 井伊巧、中優真(Wキャスト)
- アンサンブル
- 國松沙織(志摩由紀 役と兼務)
- 中村拳
- 七理ひなの
- 本田大河
- 大宮由依
- 一斗
- オンステージスウィング
- 社家あや乃
- 佐々木逢介
- KEYBOARD - 田中幸美(東京公演)、田中葵(大阪公演)
スタッフ(ミュージカル)
- 原作:高松美咲「スキップとローファー」(講談社「月刊アフタヌーン」連載)
- 脚本・作詞:高橋亜子
- 演出・振付:TETSUHARU
- 音楽:兼松衆
- 音楽スーパーバイザー:田中葵
- 音楽スーパーバイザー補、稽古ピアノ:田中幸美
- 歌唱指導:水野里香
- 美術:松生紘子
- 照明:日下靖順
- 音響:松山典弘
- 映像:橋本史織、荒川ヒロキ
- ヘアメイク:伊藤こず恵
- 衣裳:川島加菜果
- 技術監督:寅川英司
- 舞台監督:田中翼
- 演出助手:美波利奈
- 制作進行:倉重千登世
- 宣伝美術:岩田祐一
- 宣伝写真:藤城貴則
- ビジュアル編集:米田貴子
- 宣伝映像:LT Graph
- ロゴデザイン:福躍惠
- 公式HP:ブラン・ニュー・トーン(かりぃーぷぁくぷぁく、阿波屋鮎美)
- 主催:ミュージカル『スキップとローファー』製作委員会(マーベラス・講談社・TC エンタテインメント)