スピリット航空
アメリカの航空会社
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スピリット航空( -こうくう、英: Spirit Airlines)は、かつてアメリカ合衆国に存在した格安航空会社(超格安航空会社[1])で、全米を結ぶ定期便とチャーター便を運航していた。
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| 設立 | 1980年 | |||
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| 運航停止 | 2026年5月2日 | |||
| ハブ空港 |
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| マイレージサービス | free spirit | |||
| 親会社 | Spirit Airlines, Inc. | |||
| 保有機材数 | 95機 | |||
| 就航地 | 27都市 | |||
| 本拠地 |
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| 代表者 |
Jacob M. Schorr, Chairman/CEO B. Ben Baldanza, President/COO Barry Biffle, Sr. Vice President/CMO David Anderson, Sr. Vice President/CIO | |||
| 外部リンク | https://www.spirit.com/ | |||

2024年11月に連邦破産法第11章を申請した。また2026年5月2日、イラン情勢の悪化に伴う燃料価格高騰の影響を受け、全便の運航を停止し、事業閉鎖に着手した[2]。
概要
フロリダ州のミラマー市に本部を置いている。機内誌は「Skylights」がある。
2022年2月7日、同じく超格安航空会社であるフロンティア航空との経営統合を発表した。実現すればアメリカ第5位の規模を持つ航空会社が誕生する予定であったが[3]、物別れとなった。
2022年7月28日、同じく米国の格安航空会社であるジェットブルー航空との合併を発表した。なお、このわずか数時間前にフロンティア航空との合併計画を破棄している[4][5]。2024年3月4日、ジェットブルー航空との合併計画の破棄が発表された。連邦地裁が競争上の理由に同計画に反対したため、実現の可能性は低いと判断した。計画打ち切りによって、ジェットブルー航空はスピリット航空に6900万ドルを支払う[6]。
2024年11月18日、ニューヨーク州の裁判所に連邦倒産法第11章の適用を申請。赤字が続き、合併計画が頓挫する中で社債償還の期限が迫っていた[7]。2025年3月に脱却したが、同年8月29日、再度連邦倒産法第11章の適用を申請した[8]。
イギリスのスカイトラックス社による航空会社の格付けで「ザ・ワールド・スリー・スター・エアラインズ(The World's 3-Star Airlines)」の認定を得ている[9]。
歴史
スピリット航空は、アトランティックシティ、ラスベガスおよびバハマを目的地とした娯楽旅行パッケージを提供するチャーターツアーの運航会社として、デトロイトを本拠地とする「チャーターワン」として1980年に設立された。1990年に、チャーターワンはボストンおよびロードアイランド州プロビデンスからアトランティックシティまで定期運航が開始された。1992年5月29日にチャーターワンは機材にジェット機を購入し、スピリット航空へ名称を変更し、デトロイトからアトランティックシティまでのサービスを開始した。
1993年4月に、スピリット航空はフロリダ州への定期便運航を始めた。続く5年間、この航空会社はデトロイトからのサービスを増加させ、サウスカロライナ州マートルビーチ、ロサンゼルスおよびニューヨークという新しい市場に進出し、事業の幅を広げた。
スピリット航空は、1999年11月に、ミシガン州イーストポイントからフロリダ州ミラマー市へ会社の本拠地を移転した。拡張は続き、シカゴ市場やロサンゼルスへの大陸横断路線が加わった。2001年11月に、この会社はプエルトリコのサンフアンへのサービスを開始し、ウェブサイトと電話予約を含めて完全に統合されたスペイン語カスタマーサービスプランを取り入れた。2002年に、スピリット航空はコロラド州デンバーおよびネバダ州ラスベガスへの新しいサービスを始め現在の市場の多くへのサービスを拡張した。2003年の秋に、この会社はアメリカ同時多発テロ事件後に休止したワシントンD.C. のロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港への路線を再び開始し、メキシコのカンクンへのサービスを始めた。
2002年9月に、スピリット航空はコーチクラスをアップグレードした、スプリット・プラスを導入した。幅36インチのシート、専用チェックインカウンター、優先搭乗、および無料カクテルとスナックを特徴とするスプリット・プラスは、改良されたサービスを乗客に提供する。
2004年にスピリット航空は高い運航原価を理由に、コロラド州デンバーへのサービスを廃止した。カリブおよび中南米を含む拡張計画を発表した、この航空会社はこのネットワークにサントドミンゴとプロビデンスを追加した。2005年に、スピリット航空は、カリブやバハマ内に多数の路線を加える、最大の拡張を試みた。2006年2月、この地域内の休暇用路線のスピリット航空のポートフォリオは総計10であると見込まれる。この航空会社はまた2006年にグランドケイマン及びメキシコシティへのサービスを始める計画である。
また11月10日には、バハマと、ニューヨーク(ラガーディア空港)とオーランドとの直行便を、タンパとカンクンを結ぶ便とをそれぞれ就航した。2006年、サンフランシスコへの便も新たに就航した。
2010年8月より、機内持ち込みの手荷物に対しても追加料金を取ると発表した[10]。
2017年5月、パイロット不足が表面化し、1週間で300便が欠航した。約2万人の乗客に影響が出る事態となった。会社側は、労働組合による違法な怠業が原因としてアメリカ連邦裁判所に訴えを起こしている[11]。
2024年11月11日、スピリット航空の旅客機がハイチのポルトープランス国際空港に着陸しようとしたところ、銃撃を受けて機内の客室乗務員が負傷。同機は隣国ドミニカ共和国への向かい着陸に成功したが、機体は損傷して使用不能となった[12]。
同年11月18日、スピリット航空は、日本の民事再生法にあたる米連邦破産法第11条(チャプター11)を申請した[13]。経営難を受けてアメリカ政府は、2026年5月1日までに債権者側に救済案を提示。合意が成立しなかった場合に直ちに運航を停止することを表明したが[14]、最終的に再建が頓挫。米東部時間5月2日午前3時をもって運航を停止した[15]。
就航路線
アメリカ合衆国、アメリカの準州、カナダ、メキシコ
- アトランタ (ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港)
- アトランティックシティ(ニュージャージー州)
- カンクン(メキシコ)
- シカゴ (オヘア国際空港)
- ダラス/フォートワース (ダラス・フォートワース国際空港)
- デトロイト
- フォートローダーデール(フロリダ州)(フォートローダーデール・ハリウッド国際空港)
- フォートマイヤーズ (フロリダ州)
- ラスベガス
- ロサンゼルス (ロサンゼルス国際空港)
- マートルビーチ (サウスカロライナ州)
- ニューヨーク (ラガーディア空港)
- オーランド
- プロビデンス (T.F.グリーン空港)
- サンフランシスコ
- サンフアン(プエルトリコ)
- セントトーマス(アメリカ領ヴァージン諸島)
- タンパ
- ワシントンD.C. (ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港)
- ウェストパームビーチ(フロリダ州)
アメリカの準州を除くバミューダ・西インド諸島
- グランドターク島(タークス・カイコス諸島)
- キングストン(ジャマイカ)
- モンテゴベイ(ジャマイカ)
- ナッソー(バハマ)
- プロビデンシアレス島(タークス・カイコス諸島)
- サンサルバドル(エルサルバドル)
- サントドミンゴ(ドミニカ共和国)
マナグア サンホセ パナマ
保有機材
運航停止直前の保有機材
| 機材 | 保有数 | 発注数 | 座席数 | 備考 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| C | Y | 計 | ||||
| エアバスA320-200 | 44 | - | 8 | 174 | 182 | |
| エアバスA320neo | 14 | - | 8 | 174 | 182 | |
| エアバスA321-200 | 23 | - | 8 | 220 | 228 | |
| エアバスA321neo | 14 | - | 8 | 227 | 235 | |
| 計 | 95 | - | ||||
スピリット航空のシートピッチは、一般航空会社のエコノミークラスよりも数インチ狭い28インチとなっている[18]。
- エアバスA320-200
- エアバスA320neo
- エアバスA321-200
- エアバスA321neo
過去の保有機材
- エアバスA319-100
- マクドネル・ダグラスDC-9-30
- マクドネル・ダグラスDC-9-40
- マクドネル・ダグラスMD-82
- マクドネル・ダグラスMD-83
- マクドネル・ダグラスMD-87