テロリスト監禁センター
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ロゴ | |
| 所在地 |
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| 現況 | 運用中 |
| 警備レベル | 最高レベル[1] |
| 許容人数 | 40,000名[2] |
| 収監者数 | 20,000名 (2025年4月16日[2]現在) |
| 開設 | 2023年1月31日 |
| 管理運営 |
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テロリスト監禁センター(スペイン語: Centro de Confinamiento del Terrorismo、略称: CECOT)は、エルサルバドルで2023年に完成した[3]巨大刑務所。主にギャングなどを収容する。日本では英語名の Terrorism Confinement Center をテロリスト拘禁センター[3]またはテロリスト収容センターとも訳されている。

2010年代、エルサルバドルはギャング(マラス)の活動が活発になった。特にマラ・サルバトルチャなどの強大なギャング勢力は抗争を繰り返し、多数の一般市民を巻き込みながら拡大した。このため、2015年の殺人発生率は人口10万人当たり100を超え、世界最悪の水準に達した[3]。2019年にエルサルバドルの大統領に就任したナジブ・ブケレは、国内の治安維持を優先事項に掲げギャングをテロリストと呼び、超法規的な手法で摘発を推進した。
しかし2022年3月25日から27日にかけてギャング同士の抗争により一般市民を多数含む87人が殺害されたため、政府は非常事態宣言を発令し、一部の法令を停止してギャングの大量摘発に乗り出した。たちまち既存の刑務所の収容人員は定員の3倍に達したため、中部のテコルカに新しい刑務所としてテロリスト監禁センターを設置。166ヘクタール(東京ドーム35個分[4]、サッカー場230個分[5])の広大な敷地に4万人を収容可能で、兵士600人と警察官250人が警備する施設を出現させた[6]。
施設の概要
刑務所の環境は劣悪で、「セルダ」と呼ぶコンクリートと鉄でできた監房は蚕棚のような4段の構造になっている[7]。この雑居房は100人以上を収容することを前提としている。雑居房の中には洗面台とトイレは2か所ずつ、ベッドは金属製のものが80人分しか用意されておらずマットレスもシーツもない[8]。
約1000人の職員が24時間態勢で警備にあたり、セキュリティー水準は中南米屈指とされる。受刑者は常に監視され、就寝時に照明が消えることもない[7]。
脱獄防止対策として、携帯電話の信号を遮断する通信機能抑止装置を導入。頑丈な鋼鉄の独房、周囲を囲う壁、19の監視塔、電気柵、パトロールエリアといった多重の防壁も作られた[9]。
処遇
受刑者は丸刈りにされ、白いTシャツが与えられる。食事は抗争を避けるためにフォーク等の食器の使用は禁止され、プラスチックの容器から手づかみで食べるものとなっている[10][11]。メニューはトルティーヤ、豆、ライス、パスタなどで、体力をつけさせないためにも意図的に肉を入れないなどのレシピで、かつほぼ毎日同じ食事をとらせるなど、心身ともに脱獄の気力を奪うようなメニューになっている。
囚人は感情を出してはならず、会話は厳禁、外部に特殊なサインを送ったりしないように手を動かすことすら許さない。家族との面会は認めず、差し入れを受け取る権利もない。1日30分の運動の時間のみが唯一の人間らしい活動となる[7]。
社会復帰をさせないことが前提であり、矯正教育プログラムは存在していない。家族との面会を含め外部との接触は一切認められていない[12]。矯正や更生という考え方がない代わりに、拘禁し続けるために、国内ギャングの勢力を二分していた「MS-13」と「バリオ18」の構成員をあえて同じ監房にとじ込め、互いに監視させて集団暴動を画策するのを防ぐ[7]。