テングハギ属

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テングハギ属
テングハギ Naso unicornis
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: ニザダイ目 Acanthuriformes
: ニザダイ科 Acanthuridae
亜科 : テングハギ亜科 Nasinae
Fowler & Bean, 1929
: テングハギ属 Naso
学名
Naso
Lacépède, 1801
英名
Unicornfish

テングハギ属(Naso)は、ニザダイ科の下位分類群の一つ。本属のみでテングハギ亜科を構成する。和名や英名(unicornfish)は、一部の種にある頭部の突起に由来する[1]

本属は1801年、ベルナール・ジェルマン・ド・ラセペードジッダモーリシャスから Naso fronticornis (現在はテングハギのシノニム)を記載したとき、同時に設立された[2]。1917年、デイビッド・スター・ジョーダンNaso fronticornisを本属のタイプ種とした[3]。テングハギ亜科の唯一の属であり、同亜科は1929年にヘンリー・ウィード・ファウラーとBarton Appler Beanによって設立された[4]

呼称

学名「Naso」は鼻という意味で、一部の種(テングハギ、ヒメテングハギ、オニテングハギ、ツマリテングハギ)の頭部の突起に由来する[5]。英名「Unicornfish」も突起を角に見立てたことに由来する[1]。和名は突起を天狗の鼻に見立てたことに由来する[6]

下位分類

2023年現在、20種が属する[7]。2亜属に分ける見解もある[5]

形態

吻部は尖り、体は菱形か楕円形で、テングハギ、ヒメテングハギ、オニテングハギ、ツマリテングハギの成魚は頭部に角のような突出物をもつ。尾柄は細長く、側面に鋭い骨質板が1-2枚ある。尾鰭はやや丸みを帯びたものから、非常に鋭く尖ったものまで様々である。種によっては尾鰭の端の鰭条が長く伸びる。背鰭は棘条4-7本と軟条24-31本から、臀鰭は棘条2本と軟条23-30本から成る。腹鰭は棘条1本と軟条3本で、胸鰭は軟条16-19本で構成される。最小種は全長30cmのキビレボウズハギで、最大種は全長100cmのヒメテングハギ[7]Naso亜属は尾柄部の骨質板が二対、Axinurus亜属は一対である[8]

生態

アフリカからハワイ諸島ガラパゴス諸島にかけて、インド太平洋熱帯域から温帯域に広く分布する[9]。成魚はサンゴ礁岩礁、幼魚は沿岸部の湾内に生息する[10]藻類や小さな無脊椎動物、小魚を捕食する。

人間との関係

スピアフィッシングではよくターゲットにされ、丸焼きで食べられる[11][12]。日本では鹿児島や沖縄で食用として市場で流通する。ミヤコテングハギは観賞用として飼育される。

画像

脚注

関連項目

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