ディープ・パープル III
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 『ディープ・パープル III 素晴らしきアートロックの世界(旧題)』 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ディープ・パープル の スタジオ・アルバム | ||||
| リリース | ||||
| 録音 | ||||
| ジャンル |
アート・ロック ニュー・ロック | |||
| 時間 | ||||
| レーベル |
| |||
| プロデュース | デレク・ローレンス | |||
| 専門評論家によるレビュー | ||||
| チャート最高順位 | ||||
| ||||
| ディープ・パープル アルバム 年表 | ||||
| ||||
『ディープ・パープル III』(原題: Deep Purple)は、ディープ・パープルが1969年に発表した3作目で第1期最後のアルバムである。
レコーディングは1969年1月から3月まで、前作と同様にロンドンのデ・レイン・リー・スタジオで行われた。プロデューサーとエンジニアは前作、前々作と同様にそれぞれデレク・ローレンスとバリー・アインスワース[2]である。
全8曲の収録曲の中で唯一のカバー曲である「ラレーニャ」の原曲は、ドノヴァンが作詞作曲して1968年10月にシングルで発表した。
ジョン・ロードが自分の悪夢を歌詞にした「影を追って」はイアン・ペイスが叩き出すアフリカン・リズムが印象的な曲[注釈 1]。「ブラインド」はロードのハープシコードとペイスの激しいドラミングとが好対照で、ワウペダルを用いたと思われるリッチー・ブラックモアのギター・ソロも効果的である。ロッド・エヴァンスが書いた「何故ローズマリーは」の歌詞は、映画『ローズマリーの赤ちゃん』に基づいている[3]。
三部構成の組曲「4月の協奏曲」はブラックモアとロードの共作である。第一部はブラックモアのギター、ロードのオルガン、ペイスのティンパニによる器楽曲で、女性合唱と混声合唱が入る[注釈 2]。第二部はロードが作曲した室内楽形式の作品[注釈 3]。第三部はエヴァンスのボーカルを含んだ作品。ディープ・パープルの第1期の幕は、この組曲をもって閉じられた。
ジャケットはルネサンス期のネーデルラントの画家であるヒエロニムス・ボスの三連祭壇画『快楽の園』の右翼の通称「音楽地獄」を白黒にして、メンバーの写真を挿入したものである。
本作はアメリカで1969年6月にテトラグラマトン・レコードから[4]、イギリスで同年11月にハーヴェスト・レコードから[5]発表された。1970年にテトラグラマトン・レコードが倒産した結果、アメリカでは廃盤になった[注釈 4]。
日本では1969年10月にテトラグラマトン・レコードの原盤が日本グラモフォンから『素晴らしきアートロックの世界』の邦題で発売された(ポリドール、SMP 1450)[6]。その後テトラグラマトン・レコードの倒産で廃盤となったが、1973年11月にワーナー・パイオニアより『ディープ・パープルIII』と改題されて再発売された(P-8378W)[7]。
収録曲
オリジナルLP
CD
- 影を追って - "Chasing Shadows" - 5:34
- ブラインド - "Blind" - 5:26
- ラレーニャ - "Lalena" - 5:05
- フォールト・ライン - "Fault Line" - 1:46
- 画家 - "The Painter" - 3:51
- 何故ローズマリーは - "Why Didn't Rosemary?" - 5:04
- 小鳥は去った - "Bird Has Flown" - 5:36
- 4月の協奏曲 - "April" - 12:10