ナガハナメジロザメ

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ナガハナメジロザメ
保全状況評価[1]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 EN.svg
Status iucn3.1 EN.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
: 軟骨魚綱 Chondrichthyes
: メジロザメ目 Carcharhiniformes
: メジロザメ科 Carcharhinidae
: メジロザメ属 Carcharhinus
: ナガハナメジロザメ C. signatus
学名
Carcharhinus signatus (Poey, 1868)
シノニム
  • Hypoprion bigelowi Cadenat, 1956
  • Hypoprion longirostris Poey, 1876
  • Hypoprion signatus Poey, 1868
英名
Night shark
分布

ナガハナメジロザメ Carcharhinus signatusメジロザメ属に属するサメの一種。大西洋の深海に生息し、日周鉛直移動を行う。全長2mに達し、長い吻と緑の眼が特徴。英名"Night shark"は夜に捕獲されることから名付けられた[2]

夜行性で小魚やイカを食べる。胎生。深海性のため人に危害は加えない。通常は混獲されるが、ブラジルでは本種を対象とした漁業が行われている。食用としても利用されるが、ブラジルでは肉に水銀が蓄積されていることが分かっている。IUCN保全状況絶滅危惧種としている。

1868年、キューバ動物学者フェリペ・ポエにより、Repertorio fisico-natural de la isla de Cuba において記載された[3]。記載には1対の顎骨が用いられ、Hypoprion signatusと命名された[4]。1973年、レオナルド・コンパーニョHypoprionCarcharhinusシノニムとした。タイプ標本は指定されていない[3]

分布

大西洋の大陸棚外縁、上部大陸斜面に生息し、西はマサチューセッツからアルゼンチンまで(メキシコ湾カリブ海を含む)、東はセネガルからナミビア北部まで。米国ではノースカロライナ州フロリダ州、特にフロリダ海峡でよく見られる[5][6]。信憑性は低いが、パナマ太平洋岸で見られたという報告もある[3]

深海性で深度2,000mからも報告があるが、深度26mにまで浮上してくることもある[5]。米国南東部では、主に深度50-600mで捕獲される[4]ブラジル北東部では、深度38-370mの海山の頂上で見られる[7]西アフリカでは深度90-285m、水温11-16℃、塩分濃度36溶存酸素1.81ml/lの場所で観察される。キューバでは季節によって漁獲量が変動するため、季節回遊している可能性がある[3]

形態

pencil drawing of a shark and a triangular, serrated tooth with an angled tip
全身と歯のイラスト。
生時の眼は緑色。

体は細く、長く尖ったを持つ。鼻孔には発達した前鼻弁がある。眼は大きくて丸く、生時は緑。不整形な瞳孔瞬膜がある[3][8]。口角に溝はなく、両顎に片側15本ずつの歯列があり、中央には上顎で1-2本・下顎で1本の正中歯列がある。上顎歯は細い尖頭を持ち、後ろの歯ほど後方に傾く。2-5個の鋸歯が基底後縁に並ぶ[2]。尖頭前縁・後縁の鋸歯の個数・大きさは年齢とともに増大する[4]。下顎歯は直立し滑らかである[3]。5対の鰓裂は比較的短い[8]

胸鰭は全長の1/5になり、先細りで先端は丸い。第一背鰭は比較的小さく三角形で尖り、胸鰭後端の上方から始まる。第二背鰭は第一よりかなり小さく、臀鰭よりわずかに前にある。背鰭間には隆起がある[3][8]皮歯はそれほど密ではなく、わずかに重なって配列している[2]。個々の皮歯は菱形で、幼体で3本、成体で5-7本の水平隆起がある[4]。背面は灰青色から褐色、腹面は白。鰭に模様はない。体側に薄い縞があり、背面には黒い小さな斑点が散らばることもある[3][8]。全長2.0m程度になるが、2.8m・76.7kgの記録がある[6]

生態

人との関連

出典

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