ナガハナメジロザメ
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| ナガハナメジロザメ | |||||||||||||||||||||
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| 保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||
| ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Carcharhinus signatus (Poey, 1868) | |||||||||||||||||||||
| シノニム | |||||||||||||||||||||
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| 英名 | |||||||||||||||||||||
| Night shark | |||||||||||||||||||||
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分布 |
ナガハナメジロザメ Carcharhinus signatus はメジロザメ属に属するサメの一種。大西洋の深海に生息し、日周鉛直移動を行う。全長2mに達し、長い吻と緑の眼が特徴。英名"Night shark"は夜に捕獲されることから名付けられた[2]。
夜行性で小魚やイカを食べる。胎生。深海性のため人に危害は加えない。通常は混獲されるが、ブラジルでは本種を対象とした漁業が行われている。食用としても利用されるが、ブラジルでは肉に水銀が蓄積されていることが分かっている。IUCNは保全状況を絶滅危惧種としている。
分布
大西洋の大陸棚外縁、上部大陸斜面に生息し、西はマサチューセッツからアルゼンチンまで(メキシコ湾・カリブ海を含む)、東はセネガルからナミビア北部まで。米国ではノースカロライナ州・フロリダ州、特にフロリダ海峡でよく見られる[5][6]。信憑性は低いが、パナマ太平洋岸で見られたという報告もある[3]。
深海性で深度2,000mからも報告があるが、深度26mにまで浮上してくることもある[5]。米国南東部では、主に深度50-600mで捕獲される[4]。ブラジル北東部では、深度38-370mの海山の頂上で見られる[7]。西アフリカでは深度90-285m、水温11-16℃、塩分濃度36‰、溶存酸素1.81ml/lの場所で観察される。キューバでは季節によって漁獲量が変動するため、季節回遊している可能性がある[3]。
形態


体は細く、長く尖った吻を持つ。鼻孔には発達した前鼻弁がある。眼は大きくて丸く、生時は緑。不整形な瞳孔と瞬膜がある[3][8]。口角に溝はなく、両顎に片側15本ずつの歯列があり、中央には上顎で1-2本・下顎で1本の正中歯列がある。上顎歯は細い尖頭を持ち、後ろの歯ほど後方に傾く。2-5個の鋸歯が基底後縁に並ぶ[2]。尖頭前縁・後縁の鋸歯の個数・大きさは年齢とともに増大する[4]。下顎歯は直立し滑らかである[3]。5対の鰓裂は比較的短い[8]。
胸鰭は全長の1/5になり、先細りで先端は丸い。第一背鰭は比較的小さく三角形で尖り、胸鰭後端の上方から始まる。第二背鰭は第一よりかなり小さく、臀鰭よりわずかに前にある。背鰭間には隆起がある[3][8]。皮歯はそれほど密ではなく、わずかに重なって配列している[2]。個々の皮歯は菱形で、幼体で3本、成体で5-7本の水平隆起がある[4]。背面は灰青色から褐色、腹面は白。鰭に模様はない。体側に薄い縞があり、背面には黒い小さな斑点が散らばることもある[3][8]。全長2.0m程度になるが、2.8m・76.7kgの記録がある[6]。
