ニューヨーク市交通の利用料金

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メトロカードを発行する券売機 (通称:MVM)

ニューヨーク市交通の利用料金ではMTA運営のバス市営地下鉄パストレインルーズベルト・アイランド・トラムウェイエアトレインJFKニューヨーク市フェリー英語版、ならびにNICEバス英語版ビー-ライン・バスの乗車料金ならびにその変遷を解説する。

普通料金

ニューヨーク市フェリー以外の交通機関ではメトロカードOMNYあるいは現金が使用できる[1]。また、パストレインではスマートリンクカードが使用できるが、他の交通機関では使用できない。市営地下鉄と急行バスではメトロカードのみが使用できるが、現金でもカードにチャージの上利用可能。

また、フェリーで使用するカードに関してはメトロカードと互換性がなく、他の交通機関では使用できない[2][3]

料金はすべてアメリカドルである[4]:47

市営バス(急行以外)
地下鉄
スタテンアイランド鉄道
ルーズベルト・アイランド・トラムウェイ
パストレイン
ビー-ライン・バス(BxM4C以外)
NICEバス
市営バス(急行) ビー-ライン・バス(BxM4Cのみ)[5] 学生用[6] フェリー[7] エアトレインJFK[8] 障害者割引
(ニューヨーク市)
障害者割引[9]
(ナッソー郡)
基本 割引 基本 割引
(オフピーク時)
基本 割引
(オフピーク時)
無料 半額 NICE[9]
$2.75[10]


  • $3.00 1回乗車券(パストレインを除く)[10]
  • $2.75 1回乗車券(パストレイン)[11]
  • $2.75 NICEバスの現金利用時[9]
$1.35[10]
  • $1.25 NICEバスの現金利用時[9]
  • $1 パストレイン用高齢者向けスマートリンクカード[11]
$6.75 [10] $3.35 [10] $7.50 $3.75 無料 $1.25 $2.25 $2.75
($3.75 自転車利用時)
$5 $2.75 $3.75
($75 回数券20枚)
乗換時の扱い:
  • 2時間以内で行わなければならない[12][13][14][15]
  • メトロカードによる乗換は各停バスと急行バス、市営地下鉄、NICE、ルーズベルト・アイランド・トラムウェイ間相互で可能[13][14]だが、以下の条件が追加される。
    • 基本的に乗換可能な回数は1回であるが、以下の場合は2回無料乗換となる。
      1. スタテンアイランドの各停バス - スタテンアイランド鉄道 - スタテンアイランド・フェリー - ロウアー・マンハッタンの地下鉄あるいは各停バス間[16]
      2. B61あるいはB62の一方へ接続し、かつ接続したもう一方の系統へ乗り継ぐ場合[17]
      3. Q29 - Q33 - Q72(ラガーディア空港方面発着のみ)間[18]
      4. S59あるいはS78 - S79 SBS系統 - 他のブルックリンを走行するバス間[18]
      5. n20G、n20Hあるいはn21 - 他の接続バス間
  • 現金は各停バス間の乗換のみ[13]使用可能。
  • 料金が異なる場合乗換先で差額が必要な場合がある。
  • パストレインと他の乗換は不可能である[11]
  • パストレインでは割引メトロカードの使用ができない[11]
  • スタテンアイランド鉄道はセント・ジョージ駅あるいはトンプキンスヴィル駅から乗降する場合のみ乗車料金が必要である[16]
  • フェリーと他の交通機関の間では乗り換えできない[7]
  • 急行バスでは現金が使用できない(メトロカードが必要)[19]

乗り放題券

料金はすべてアメリカドルである。また、地下鉄などの鉄道駅で購入する際は1ドルの手数料が加算される[20]

また、一部で24時間運行を行っているため、「○日間」と表現した場合「購入した○日後の同じ時刻まで有効」ということになり、「購入した○日後前日の終電まで」などという扱いではないものがある。

7日券[21] 30日券[22] パストレイン1日券[11] パストレイン7日券[11] パストレイン30日券[11] 7日券(急行バス使用可)[23] エアトレイン用回数券(10回分)[8][24] エアトレイン30日券[8][24] フェリー1ヶ月券[7]
基本料金
$33
$127
$8.25
$29
$89
$62
$25
$40
$121

($141 自転車使用時)

割引料金
$16.50
$63.50
備考:
  • 急行バスが使用できる7日券は急行バスの他SIM23・SIM24系統が使用可。これらはこのカード以外使用不可。
  • エアトレイン30日券はエアトレインJFKのみで使用可能。
  • BxM4C系統とパストレインには乗り放題券が使用できない[5][11]。ただし、パストレインは専用の乗り放題券を発売している(上表参照)[11]

無料乗換

メトロカード

「Pay-Per-Ride」と称されるチャージ式のメトロカードの場合、基本的に各停バス同士と各停バス - 地下鉄間は1回の無料乗換が可能。急行バス - 各停バス間と急行バス - 地下鉄間は急行バスへ乗り継ぐ際 $3.75 の差額が必要である[25]。また、現金を使用する際は各停バス間でのみ有効であり、急行バスあるいは地下鉄と乗り継ぐ場合はメトロカードを使用する必要がある[13][14][15]

「SingleRide」券(1回乗車)を使用の際は各停バス相互間のみ無料乗換ができるが、地下鉄との乗換はできない(新しく買い直す必要がある)[26][27]

S79系統以外のセレクト・バス・サービスを現金で使用し、他のバスに乗り換える場合は乗車時、運転士に申し出る必要があることから前側の出入口を使用するが、メトロカードを使用の際はそれらが不要なため、すべての出入口から乗降できる[28]

また、ビー-ライン・バスからコネチカット・トランジット英語版[29]トランスポート・オブ・ロックランド[30]、パットナム・トランジット[31]、あるいはフーサトニック地域交通英語版[32]への乗換はメトロカードを使用する場合でも運転士に申し出る必要がある。また、BxM4C系統と他の系統との無料乗換は「BxM4C系統から他の系統」への片無料乗り継ぎとなっている[5]

NICEバスからロングビーチN69系統、サフォーク郡交通あるいはハンティントン・エリア・ラピッド・トランジットに乗換をする際もメトロカード使用時を含め運転士に申し出る必要がある[33]

フェリー

他の交通機関とは相互無料乗り継ぎの制度はなく、フェリー間かつ1回のみ乗り換える場合のみ無料で乗り継げるが、90分の時間制限がある[7][3]

乗換時の制約など

地下鉄

メトロカード(乗り放題などを除く)を使用して地下鉄に乗車する場合、改札外乗換を行うことはできない。ただし、IRTレキシントン・アベニュー線BMTブロードウェイ線レキシントン・アベニュー/59丁目駅63丁目線レキシントン・アベニュー-63丁目駅の間のみ改札外乗換となるが別料金はかからない[34]。また、駅の営業休止などの影響で期間限定ではあるがこれ以外にも改札外無料乗換を設定する場合がある。

バス

メトロカードを利用するバスの乗客は、同じ系統同士および以下の場合での乗り継ぎは不可能である[35]

  • マンハッタン区
    • M1・M2・M3・M4の各系統:北行マディソン・アベニュー停留所と南行5番街停留所間の乗り継ぎ。
    • M31・M57の各系統:57番街停留所での東行と西行の乗り継ぎ。
    • M96・M106の各系統:96丁目停留所での東行と西行の乗り継ぎ(同方向のバスへ乗り継ぐ場合も別料金となる)。
    • M101・M102・M103の各系統:北行3番街停留所と南行レキシントン・アベニュー停留所間の乗り継ぎ。
  • ブロンクス区
    • Bx1・Bx2の各系統:グランド・コンコース停留所での南行と北行の乗り継ぎ。
    • Bx40・Bx42の各系統:トレモント・アベニュー停留所での東行と西行の乗り継ぎ。
  • ナッソー郡
    • 最初に乗車したバスと接続しないバスへの乗り継ぎ[14]
  • 急行バス
    • BxM4C系統への乗り継ぎ[5]
    • マンハッタン区方面行きQ1・Q5・Q6の各系統からクイーンズ区方面行きQ1・Q5・Q6の各系統への乗り継ぎ。
地下鉄 - バス間

基本的にメトロカードを使用する必要があるが、以下の場合は現金が使用できる。

料金の変遷

以下には市営地下鉄および市営バスの乗車料金の変遷を解説する[36]。MTAの調査によると、利用者全体の2.1%は1回乗車券を使用している[37]

地下鉄・各停バス

  • $0.05 (1904年[38] – 1948年7月1日[38])
  • $0.10 (1948年7月1日[38] – 1953年7月1日[39])
    • バス料金: 1948年から1950年まで$0.07[38]、それ以降1953年までは$0.10
  • $0.15 (1953年7月2日[39] – 1966年7月5日[40])
    • バス料金: 1954年から1955年まで$0.13(5番街の路線は$0.15)、1956年から1966年まで$0.15
  • $0.20 (1966年7月5日[40] – 1970年1月3日[41])
  • $0.30 (1970年1月4日[41] – 1971年12月31日[42])
  • $0.35 (1972年1月1日[42] – 1975年8月31日[43] 、MSBAとロングアイランドバスは1973年より)[44]

1973年12月には日曜限定で地下鉄やバスなどで往復乗車時にも片道の乗車料金で利用できる制度を開始した。これは1975年初めまで続いた[45][46]

  • $0.50 (1975年9月[43] – 1980年6月27日[47])
  • $0.60 (1980年6月28日[47] – 1981年7月2日[48])
  • $0.75 (1981年7月3日[48] – 1984年1月1日[49])
  • $0.90 (1984年1月2日[49] – 1985年12月31日[50])
  • $1.00 (1986年1月1日[50] – 1989年12月31日[51])
  • $1.15 (1990年1月1日[51] – 1991年12月31日[52])
  • $1.25 (1992年1月1日[52] – 1995年11月11日[53])
  • $1.50 (1995年11月12日[53] – 2003年5月3日[54][55])
  • $2.00 (2003年5月4日[54][55] – 2009年6月27日[56])
  • $2.25 (2009年6月28日[56] – 2010年12月29日[57])
  • $2.25 (2010年12月30日[57] – 2013年3月2日[58])
    • $2.50 1回乗車券[57]
  • $2.50 (2013年3月3日[58] – 2015年3月21日[59][60])
    • $2.75 1回乗車券[58]
  • $2.75 (2015年3月22日 – 現在)[59][60]

急行バス

  • $1.50 (1975年 - 1980年6月27日)[47]
  • $2.00 (1980年6月28日 - 不明)[47]
  • $3.00 (不明 - 1985年12月31日)
  • $3.50 (1986年1月1日 – 1989年12月31日)
  • $4.00 (1990年1月1日 – 1998年2月28日)
  • $3.00 (1998年3月1日 – 2003年5月3日)[61]
  • $4.00 (2003年5月4日 – 2005年2月26日)[55]
  • $5.00 (2005年2月27日 – 2010年12月29日)[62]
  • $5.50 (2010年12月30日 – 2013年3月2日)[57]
  • $6.00 (2013年3月3日 – 2015年3月21日)[58]
  • $6.50 (2015年3月22日 – 2019年4月20日)[59][60]
  • $6.75 (2019年4月21日 - 現在)[63]
    • これ以降急行バスはメトロカードのみ使用できる。

乗車券の変遷

不正乗車

脚注

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