バーチャファイター (アニメ)
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| バーチャファイター | |
|---|---|
| ジャンル | アクション、ファンタジー |
| アニメ | |
| 原作 | 鈴木裕(原案) |
| 監督 | 殿勝秀樹 |
| シリーズ構成 | 上代務 |
| キャラクターデザイン | 田中良 |
| 音楽 | 大堀薫 |
| アニメーション制作 | 東京ムービー |
| 製作 | テレビ東京、読売広告社 キョクイチ東京ムービー |
| 放送局 | テレビ東京系列 |
| 放送期間 | 1995年10月9日 - 1996年6月27日 |
| 話数 | 全35話 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | アニメ |
| ポータル | アニメ |
『バーチャファイター』(Virtua Fighter)は、セガ・エンタープライゼスによる同名のコンピュータゲームを原作とした日本のテレビアニメ作品。1995年10月から1996年6月にかけて、テレビ東京系列にて放映された。全35話。
アニメのメインターゲットは原作ゲームの購買層である10代後半ではなく、小学生である。これは低年齢層に人気を獲得することによって関連商品の対象の幅を広げようとするのが狙いである[1]。タイトルロゴも原作とは異なり、片仮名表記となっている。
時折、千葉繁によるナレーションで作中で披露した技や流派の解説が入る。ゲーム版で声を担当した声優のうち、主人公アキラ役の三木眞一郎とラウ役の千葉繁がそのまま本作でも同様の役柄を担当した。次回予告は基本的にアキラ(三木眞一郎)によるものだが時折他のキャラクターも担当し、また当初は真面目な予告だったが回が進むにつれて次回のメインとなるキャラクターとコミカルな掛け合いを繰り広げるギャグ調の内容に変わっていった[注 1]。
物語はゲーム第一作以前の話が描かれており、デュラルの開発経緯などの謎も明かされる。クライマックスはゲーム版の最終ボス、デュラルとの決戦が描かれ、そのままゲームの物語へと繋がる終わり方をしている。
1995年10月9日 - 1996年3月25日(毎週月曜 18:30 - 19:00)の第一期[注 2]と1996年4月18日 - 1996年6月27日(毎週木曜 19:00 - 19:30)の第二期に分かれている。ただ、一期と二期の間はそれほど空いていないため、実質上は3クール作品である。
なお、二代目オープニング曲「愛がたりないぜ」は、ゲーム見本市であるAOUショー、日本アミューズメントマシン工業協会AMショーの一般公開日ラストにセガブースで歌唱されている。
登場キャラクター・声の出演
- 結城晶
- 声:三木眞一郎
- アニメ版では普段は大食いである面が目立ち、のん気な性格であり、私服姿も多く見られた。武道に対しては真摯。またサラのペット、アレキサンダーに懐かれて共に行動することもある。
- パイ・チェン
- 声:松井菜桜子
- アニメ版では第1話で晶に事故ながらもキスされてから晶を気にかける描写が見られるが、素直になれずにいる。キスされて以降は餃子が大のトラウマになっている[注 3]。また俳優になったきっかけも描かれている。ラウを総帥とする虎燕館(こえんかん)という武術組織に狙われており、途中サラと入れ違いで誘拐・洗脳され、無理やり幹部のリュウと結婚させられそうになった。
- ラウ・チェン
- 声:千葉繁
- アニメ版では虎燕館の総帥として登場する。
- ウルフ・ホークフィールド
- 声:石塚運昇
- ジェフリー・マクワイルド
- 声:大友龍三郎
- 影丸(かげまる)
- 声:梁田清之
- アニメ版第1期ではJ6の依頼でサラを誘拐していたが、J6の非道なやり方を見過ごせず、第2期では晶たちとの仲は良好になった。しかし彼の故郷・葉隠の里は元同門であり、現在はJ6と手を組んでいる「鬼丸」(声:森川智之)に襲撃され、影自身も捕らわれの身となる。アニメ版では忍具としてクナイを使用している。
- サラ・ブライアント
- 声:岡本麻弥
- アニメ版ではアレキサンダー(ムササビ)というペットがいて、アレキサンダーのいたずら(晶に飛びついた)により晶に押し倒され、胸を触られた。晶に好意を寄せている。途中誘拐・洗脳されて晶たちを襲うが、ジャッキーに倒されることで正気を取り戻した。
- ジャッキー・ブライアント
- 声:松本保典
- アニメ版ではシスコンの気があり、何かとサラを気にかけている。
- 舜帝(シュン・ディ)
- 声:北村弘一
- リオン・ラファール
- 声:岩永哲哉
- アニメ版では最初家出しており、晶と会い共に旅に出ようとしたが、晶の言葉で思いとどまる。第2期では家にあった重要な情報(格闘家のリスト)を持ち出して、日本にやってきた。
- デュラル
- アニメ版でも最終ボスとして登場。エヴァによって起動し、アキラたちを寄せ付けない強さを見せつけたが、最後はアキラの「崩撃雲身双虎掌」によって敗れる。
以下はアニメオリジナルキャラクター
- ジャック・モレノ
- 声 - 秋元羊介
- ラファール私兵部隊長。ラファール家の跡継ぎを否定し家出したリオンを無理矢理連れ戻そうとするが、晶に敗北した。鬼丸との戦いでは、命を狙われているリオンを救いに晶たちの前に現れた。晶たちと共闘して鬼丸と戦うが、落下する照明からリオンをかばい致命傷を負い、晶たちにリオンを守るように頼み息絶えた。
- 保安官
- 声 - 阪脩
- 第9話に登場した、警察の保安官。本名は不明。40年間保安官をしており、近日退職予定である。虎燕館によってガソリンスタンド爆破の罪を着せられた(リーによってガソリンスタンドが細工され、晶とジャッキー殺害のために爆破したもの)晶とジャッキーを逮捕したが、州警察に成りすました虎燕館のことを知り、晶たちとは打ち解けた。事件後、晶にバッジを渡そうとしたが晶に「これはあんたの物だ」と却下され、別れた。
- リュウ・カオルン
- 声 - 楠大典
- ラウの弟子で、虎燕館の師範代。ラウ不在の際は虎燕館の実質リーダーとなる。幼少期、ヤクザに襲われていたところをラウに助けられ、ラウに弟子入りを志願した。元々道場だった虎燕館をマフィアのような組織にした張本人であり、最終的には武力のために虎燕館の乗っ取りをたくらんでいた。エヴァのことを目的のために利用しようとしていたが、実は彼自身がエヴァに利用されているに過ぎなかった。拉致したパイと無理やり結婚式を挙げ、正統な後継者となって組織を完全に支配しようとする。そこへ駆け付けたアキラに終始圧倒され、しかもリュウの本性を知ったラウにまで叩きのめされる。エヴァに銃撃された状態でデュラルに立ち向かうも袋叩きにされ致命傷を負う。最期はラウと和解し「力さえあればラウのようになれると思った。でも本当に欲しかったのはラウの愛情だった」と本心を打ち明けながら彼に看取られ息を引き取る。
- ジミー・ゲイツ
- 声 - 結城比呂
- 虎燕館のアメリカ総支局長。IQ260。普通の少年に成りすまし、町で強盗に遭っている演技をし晶たちに助けられ同行する。虎燕館が経営するカジノでパイが部下・クライブに捕らわれた際に正体を現した。ラウの力が全てという教育を受けて育ったため、友情を信じておらず、世の中は勝ちか負けかという思考を持っている。そのため、友情を信じる晶たちに動揺した。晶に敗れた後、カジノの爆発から晶に救われ、改心した。
- エヴァ・デュリックス
- 声 - 田中敦子
- J6に所属する研究者で、アニメ版での黒幕的存在。デュラルの開発者。リュウ率いる虎燕館と共謀し、デュラル開発のためにサラを実験台にしようとした。デュラルの敗北後、ビルの崩壊に巻き込まれて消息不明になるが、一命を取り留める。しかし顔の半分を炎で焼かれるという状態になり、晶たちへの憎悪を胸に鬼丸軍団と手を組む。
- 最終話(35話)では、鬼丸の能力を取り込んだ「ゴールドデュラル」を製造し晶との最終決戦に臨む。エヴァは「鬼丸はあなたに負けた苦しみから逃れるためにゴールドデュラルとなった。また鬼丸を殺すの?」と晶の罪悪感を刺激して劣勢に立たせる。しかし仲間たちの想いを受けた晶は立ち直り、リング外まで吹っ飛ばされたゴールドデュラルは落雷に撃たれ、崖下へと消えた。
- 絶望したエヴァは晶たちを射殺しようとするが、まだ生きていたゴールドデュラルに足首を掴まれ道連れにされそうになる。落下したところを晶の手に助けられ、罪を償い生きるように言われる。しかしエヴァは、その行動が晶の強さの理由と理解しつつも否定。最後は「アデュー(フランス語で『さようなら』の意味)」と呟きながら自ら手を解き、感謝の笑顔を遺したまま崖下へと消えていった。
- 鬼丸
- 声 - 森川智之
- 葉隠の里の忍で、影丸とは同門。影丸の流派継承のせいで全てを失う羽目になったことで影丸を恨んでいる。J6と手を組んで影丸の大切なものを奪おうと目論んでいる。晶に敗れ、撤退した後、自身の力をデュラルに託すためにデュラルと戦う。デュラルに敗北し、影丸に自分を負かし、力がどういうものかを教えてくれたことを感謝しながら戦死する。
- 我王
- 声 - 塩沢兼人
- 鬼丸の部下。坊主頭で僧のような服装をしている。三味線の弦で敵を縛る技を使う。鬼丸のアジトでの決戦にてに晶に敗北した。エヴァの死後、姿を消し動向は不明である。
- 仁王
- 声 - 百々麻子
- 鬼丸の部下。筋肉質で長身の女性。度重なる敗退により、激怒した鬼丸に粛清される。晶たちに看取られながら息絶えた。
- ヤン・ウェイミン、ヤン・ホンロン
- 声 - 松尾銀三
- リー・コールマン
- 声 - 中田和宏
- イザベラ ・ハウアー
- 声 - 池本小百合
- イライザ ・ハウアー
- 声 - 岩坪理江
スタッフ
主題歌
共に発売元は東芝EMI。
放映リスト
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 千葉繁の解説(第一期) | 放映日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 八極拳の晶 登場! | 上代務 | 殿勝秀樹 | 田中良 | 燕青拳(パイ) 裡門頂肘(アキラ) | 1995年 10月9日 | |
| 2 | 心の叫び | 松園公 | 河村明夫 | 白虎双掌打(アキラ) | 10月16日 | ||
| 3 | 美しき兄妹拳士登場 | 中山岳洋 | まついひとゆき | 坂元大二郎 | サマーソルトキック(ジャッキー) | 10月23日 | |
| 4 | 決戦中華街(チャイナタウン) | 笠原邦暁 | 石山タカ明 | 元永慶太郎 | 筱雅律 | 猛虎硬爬山(アキラ) | 10月30日 |
| 5 | 星を求めて | ワタナベシンイチ | 櫻井美知代 | 鉄山靠(アキラ) | 11月6日 | ||
| 6 | 激闘の陰で | 岡尾貴洋 | 滝川和男 | 旋風牙(パイ) | 11月13日 | ||
| 7 | 宿命の二人 | 千住夏子 | 殿勝秀樹 | ワタナベシンイチ | 櫻井美知代 田中良 | 崩拳(アキラ) | 11月20日 |
| 8 | 悲しい過去 | 上代務 | 石山タカ明 | 矢野雄一郎 | 青山浩行 | 独歩頂膝(アキラ) | 11月27日 |
| 9 | 指名手配! | 上代務 吉田玲子 | 西澤晋 | 元永慶太郎 | 筱雅律 | 倒身陰掌(パイ) | 12月4日 |
| 10 | 湖上の死闘 | 笠原邦暁 | 櫻井美知代 | 矢野雄一郎 | 八崎健二 | ノーザンライトボム(ジャッキー) | 12月11日 |
| 11 | 夢みるパイ | 吉田玲子 | ワタナベシンイチ | 長岡康史 | 中島里恵 | 螺旋按掌(パイ) | 12月18日 |
| 12 | 地下鉄暴走 | 笠原邦暁 | 石山タカ明 | 下田正美 | 山本正文 | 括面掃腿(アキラ) | 12月25日 |
| 13 | 闇のリング | 売堀太郎 | 矢野雄一郎 | 青山浩行 | ジャイアントスウィング(ウルフ) | 1996年 1月8日 | |
| 14 | 爆炎の彼方 | 上代務 | 櫻井美知代 殿勝秀樹 | 元永慶太郎 | 筱雅律 | 上歩衝靠(アキラ) | 1月15日 |
| 15 | 小さな舞姫 | 吉田玲子 | 石山タカ明 | 渡辺健一郎 | 小林勝利 | フェースクラッシャー(ジャッキー) | 1月22日 |
| 16 | 海の格闘士 | 上代務 | ワタナベシンイチ | 中島里恵 田中良 | パンクラチオン(ジェフリー) スプラッシュマウンテン(ジェフリー) | 1月29日 | |
| 17 | 貴公子登場 | 笠原邦暁 | 櫻井美知代 | 田中敦子 | 宮本佐和子 | 蟷螂拳(リオン) 採取砲靠[注 4](リオン) | 2月5日 |
| 18 | 非情な再会 | 吉田玲子 | 石山タカ明 | 下田正美 | 山本正文 | 順歩翻胯(アキラ) | 2月12日 |
| 19 | 新たな旅立 | 笠原邦暁 | 織田美浩 | 本橋秀之 | 縦跳穿掌(リオン) | 2月19日 | |
| 20 | 兄妹(きょうだい)の絆 | 上代務 | 殿勝秀樹 | 筱雅律 | なし | 2月26日 | |
| 21 | 仙人と達人 | 笠原邦暁 | 櫻井美知代 | 菱川直樹 | 中島里恵 | 酔拳(シュン) 斜上掌(ラウ) | 3月4日 |
| 22 | 魔都・香港 | 吉田玲子 | ワタナベシンイチ | 櫻井美知代 | 座盤鉄(シュン) | 3月11日 | |
| 23 | D・始動 | 上代務 | 石山タカ明 | 鈴木吉男 | 牟田清司 | 転身巴咽掌(ラウ) | 3月18日 |
| 24 | 八つの星 | 石山タカ明 殿勝秀樹 | 菱川直樹 | 筱雅律 | 崩撃雲身双虎掌(アキラ) | 3月25日 | |
| 25 | 襲撃!謎の忍者軍団 | 殿勝秀樹 | 西山明樹彦 真野玲 | 牟田清司 木下ゆうき | なし | 4月18日 | |
| 26 | 地獄から来た男! その名は鬼丸! | ワタナベシンイチ | 雄谷将仁 | 木下ゆうき 富岡隆司 | 4月25日 | ||
| 27 | 砕け散る友情!? 晶対ジャッキー | 笠原邦暁 | 石山タカ明 | 真野玲 古川政美 | 牟田清司 ぼんじゅーるタカオ | 5月2日 | |
| 28 | 迫る巨大な影! リオン危うし | 上代務 | 菱川直樹 | 田中良 木下ゆうき 富岡隆司 | 5月9日 | ||
| 29 | 狙われたリング! ウルフを救え | 笠原邦暁 | 松園公 | 雄谷将仁 | 木下ゆうき 寺沢伸介 | 5月16日 | |
| 30 | 女優パイ・チェン | 上代務 | 殿勝秀樹 | 西山明樹彦 | 牟田清司 | 5月23日 | |
| 31 | 怒れジェフリー! 非情の罠 | 石山タカ明 | 石踊宏 | 木下ゆうき 富岡隆司 | 5月30日 | ||
| 32 | 生か死か! 鬼丸軍団最後の闘い | 笠原邦暁 | 菱川直樹 | 古川政美 | 北原健雄 | 6月6日 | |
| 33 | 唸れ魂の拳! 晶対鬼丸! | 田村竜 | 神田直人 | 郷敏治 | 6月13日 | ||
| 34 | 発動! デュラル最強化計画!? | 小出克彦 | ワタナベシンイチ | 雄谷将仁 | 牟田清司 | 6月20日 | |
| 35 | 最終決戦! 燃え上がれ友情の拳 | 上代務 | 殿勝秀樹 | 田中良 | 6月27日 | ||
映像ソフト
VHS全9巻(発売:セガ・エンタープライゼス / 販売:タキ・コーポレーション)、特別編集版のビデオCD全1巻(発売:セガ・エンタープライゼス)がリリース。
DVD・Blu-rayは2024年現在日本国内ではリリースはされておらず、配信が動画配信サービス各社にて視聴可能となっている。
ゲーム版
- バーチャファイターMini(ゲームギア、1996年3月29日発売)
- アニメ版を逆ゲーム化した2D格闘ゲーム。第一期の内容に沿ったストーリーモードが収録されている。ストーリーモードの内容は他のシリーズ作品とは異なり、最初は結城晶のみで、闘った後にそのままプレーヤーキャラクターとなるシステム。また、アーケードモードも用意されている。
- 海外では日本版よりも前にセガ・マスターシステムとゲームギアから『Virtua Fighter Animation』のタイトルで発売されていた。
- キャラクターはゲーム版『バーチャファイター』1作目からジェフリーのみ欠けているが、それ以外の8体が揃っている。システムも1作目のものを、ポリゴンだった原作から2Dの仕様に落とし込んでおり、拡大縮小の演出(選択式で拡大のみ、縮小のみにも可能)、コンボも実装している。
- 描写については、本作の後に北米版メガドライブのジェネシスのみで発売した『バーチャファイター2』と同様に2D表示であり、リングアウトまで忠実に再現されている。
- また、アニメ版の結城晶がそのままデザインされた本体が特徴のキッズギア[注 5]のローンチタイトルでもあり、TOY事業部[注 6]が販売を担当していた。キッズギア本体とゲームギアシリーズ専用対戦ケーブルがセットになったものもソフト単品と同時に発売された。