ビコーペガサス

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欧字表記 Biko Pegasus
性別
ビコーペガサス
2004年8月22日撮影(日高スタリオンステーション)
欧字表記 Biko Pegasus
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1991年2月8日
死没 2019年6月11日(28歳没)
Danzig
Condessa
母の父 Condorcet
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ケンタッキー州
生産者 Robert Steven Stable
馬主 (有)レジェンド
調教師 柳田次男栗東
競走成績
生涯成績 27戦4勝
獲得賞金 3億5785万4000円
勝ち鞍
GIII京成杯1994年
GIIIセントウルS1995年
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ビコーペガサス(欧字名:Biko Pegasus、1991年2月8日 - 2019年6月11日)は、日本の競走馬種牡馬

アメリカ合衆国で生まれ日本で調教された競走馬である。最大でも442キロの小柄な馬体で、短距離戦での追い込みが特徴。届かないレースも多く、重賞勝ちはGIII2勝にとどまったが、GIレースでは2着に3回入線している。

1993年のバレッツ2歳セールにて、10万5000ドルで落札。当時既に人気種牡馬だったDanzig産駒で、母もG1勝ち馬だったが、小柄な馬体と曲がった脚のため、父Danzigの種付け料とほぼ変わらない額での落札となった。 前々年のヒシマサル、前年のダンツシアトル、同じ年のセールで購買されたエイシンワシントンらと共に、90年代の「マル外ブーム」を牽引することになるバレッツセール旋風のきっかけとなった。

戦歴

1993年11月6日京都競馬場の新馬戦(ダート1200m)で上村洋行が騎乗しデビュー。2着トロナラッキーに9馬身差をつけて圧勝。続くさざんか賞(500万下・ダート1400m)でも後のダート王ライブリマウントに5馬身差をつけて連勝した。

4歳となった1994年初戦で京成杯(当時は芝1600m)に的場均が騎乗し出走。芝初挑戦で、8頭立ての3番人気と、評価はそれほど高くなかったが、圧倒的一番人気であった阪神3歳牝馬ステークス勝ちのヒシアマゾンに2馬身差をつけて勝ち、デビュー3連勝を収めた。この年ヒシアマゾンに土をつけたのは本馬と、有馬記念ナリタブライアンの2頭のみであった。

その後骨折で休養し、復帰初戦となったニュージーランドトロフィーはヒシアマゾンの3着に終わって初の敗北を喫し、続く中日スポーツ賞4歳ステークス(当時は芝1800m)では単勝1.2倍の支持に応えられず、イナズマタカオーの2着に敗れた。古馬相手となってスワンステークスマイルチャンピオンシップは7着、5着に終わったが、スプリンターズステークスでは、サクラバクシンオーが1分7秒1の当時としては破格のレコードで勝つ中、追い込んで2着に健闘した。

しかし、1995年年明けに再び骨折。5歳春は3戦し、栗東ステークス7着、安田記念4着、阪急杯は一番人気で12着と大敗に終わった。放牧を経て、秋になって武豊が騎乗し、初戦のセントウルステークス(GIII・芝1400m[1])で1年9か月ぶりの勝利を収めた。この勝利で、マイルチャンピオンシップでは1番人気に支持されるが、トロットサンダーの4着に敗れる[2]。スプリンターズステークスでは横山典弘が初騎乗でヒシアケボノの2着に入線し、2年連続2着となった。

6歳(1996年)春はダービー卿チャレンジトロフィーで復帰し3着となり、短距離のGIに昇格した高松宮杯に出走。中団から脚を伸ばすも早めに先頭に立ったフラワーパークに届かず、三たび2着に終わる。安田記念は直線やや前が狭くなる不利もあり、5着に終わった。秋にはスワンステークスで始動し2着。2番人気のマイルチャンピオンシップはジェニュインの9着と惨敗。GI制覇の悲願達成を期したスプリンターズステークスでは、4コーナー手前で致命的な不利[3]があり、7着に敗れる。

7歳初戦にはJRA初のダートGIに昇格したフェブラリーステークスで3年ぶりにダートに出走も4着。シルクロードステークスでは日本レコードで駆けたエイシンバーリンの2着に入り、高松宮杯では2番人気に支持されたが10着、続く安田記念は6着だった。

8歳はGIレースで高松宮記念6着、6月14日の安田記念13着を最後に引退した。

競走成績

以下の内容は、netkeiba.comの情報に基づく[4]

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)

オッズ

(人気)

着順 タイム

(上がり3F)

着差 騎手 斤量

[kg]

1着馬(2着馬) 馬体重

[kg]

1993 11. 6 京都 3歳新馬 ダ1200m(良) 15 8 15 3.8 (1人) 1着 1:12.9 (36.7) -1.4 上村洋行 53 (トロナラッキー) 430
12. 26 阪神 さざんか賞 500万下 ダ1400m(良) 16 1 1 1.9 (1人) 1着 1:26.4 (38.3) -0.9 上村洋行 54 (ライブリマウント 434
1994 1. 9 中山 京成杯 GIII 芝1600m(良) 8 5 5 5.3 (3人) 1着 1:33.9 (35.4) -0.3 的場均 55 ヒシアマゾン 422
6. 5 東京 NZT4歳S GII 芝1600m(良) 9 8 8 2.8 (2人) 3着 1:35.9 (34.2) 0.1 上村洋行 56 ヒシアマゾン 426
7. 2 中京 中日スポーツ賞4歳S GIII 芝1800m(良) 12 5 6 1.2 (1人) 2着 1:48.9 (35.6) 0.2 上村洋行 56 イナズマタカオー 420
10. 29 阪神 スワンS GII 芝1400m(良) 18 2 4 6.8 (3人) 7着 1:21.0 (35.8) 1.1 上村洋行 55 サクラバクシンオー 430
11. 20 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 14 8 13 18.0 (5人) 5着 1:33.8 (34.7) 0.8 的場均 55 ノースフライト 430
12. 18 中山 スプリンターズS GI 芝1200m(良) 14 7 12 16.6 (5人) 2着 1:07.8 (34.5) 0.7 的場均 55 サクラバクシンオー 430
1995 4. 22 京都 栗東S OP ダ1400m(稍) 16 8 15 3.8 (2人) 7着 1:23.7 (36.5) 1.4 上村洋行 57 マルタカトウコウ 428
5. 14 東京 安田記念 GI 芝1600m(良) 18 7 13 21.5 (10人) 4着 1:33.4 (34.6) 0.2 的場均 57 ハートレイク 420
6. 3 京都 阪急杯 GIII 芝1400m(良) 18 8 18 2.9 (1人) 12着 1:21.2 (35.4) 1.2 上村洋行 57.5 ボディーガード 420
10. 1 京都 セントウルS GIII 芝1400m(稍) 16 6 12 6.4 (3人) 1着 1:21.2 (34.8) -0.2 武豊 57 スターバレリーナ 430
11. 19 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 18 3 5 2.9 (1人) 4着 1:34.0 (35.0) 0.3 武豊 57 トロットサンダー 434
12. 17 中山 スプリンターズS GI 芝1200m(良) 16 6 12 4.2 (2人) 2着 1:08.3 (34.7) 0.2 横山典弘 57 ヒシアケボノ 432
1996 4. 6 中山 ダービー卿CT GIII 芝1600m(良) 16 4 7 4.2 (2人) 3着 1:33.5 (35.0) 0.1 武豊 58 フジノマッケンオー 430
5. 19 中京 高松宮杯 GI 芝1200m(良) 13 8 13 6.5 (4人) 2着 1:07.8 (34.2) 0.4 横山典弘 57 フラワーパーク 432
6. 9 京都 安田記念 GI 芝1600m(良) 17 3 6 20.5 (8人) 5着 1:33.6 (35.2) 0.5 的場均 58 トロットサンダー 432
10. 26 京都 スワンS GII 芝1400m(良) 16 4 8 14.9 (8人) 2着 1:19.3 (34.2) 0.0 的場均 57 スギノハヤカゼ 440
11. 17 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 18 8 16 5.0 (2人) 9着 1:34.3 (35.6) 0.5 的場均 57 ジェニュイン 442
12. 15 中山 スプリンターズS GI 芝1200m(良) 11 2 2 5.3 (2人) 7着 1:10.2 (36.2) 1.4 的場均 57 フラワーパーク 434
1997 2. 16 東京 フェブラリーS GI ダ1600m(不) 16 5 9 10.0 (5人) 4着 1:36.8 (36.9) 0.8 武豊 57 シンコウウインディ 432
4. 20 京都 シルクロードS GIII 芝1200m(良) 16 1 1 10.7 (3人) 2着 1:07.6 (33.4) 0.7 上村洋行 58 エイシンバーリン 436
5. 18 中京 高松宮杯 GI 芝1200m(良) 18 7 15 5.6 (2人) 10着 1:08.9 (35.1) 0.9 横山典弘 57 シンコウキング 436
6. 8 東京 安田記念 GI 芝1600m(良) 18 8 18 31.1 (10人) 6着 1:34.4 (34.9) 0.6 横山典弘 58 タイキブリザード 430
1998 3. 8 阪神 マイラーズC GII 芝1600m(良) 11 8 13 51.1 (9人) 11着 1:35.4 (35.9) 1.5 上村洋行 58 ビッグサンデー 440
5. 24 中京 高松宮記念 GI 芝1200m(稍) 16 1 2 92.7 (12人) 6着 1:09.7 (34.9) 0.6 上村洋行 57 シンコウフォレスト 434
6. 14 東京 安田記念 GI 芝1600m(不) 17 8 15 116.4 (14人) 13着 1:40.4 (39.0) 2.9 上村洋行 58 タイキシャトル 426

引退後

1999年から種牡馬となり、血統や潜在能力の期待はあったが、小柄な馬体や脚が曲がっていることもあり、初年度は無料で提供されてそれなりの牝馬を集めたが、繁殖牝馬のレベルは決して高くなく、有料となった二年目以降は10頭以上の牝馬を集めることはなかった。産駒にはJRA条件戦(4歳以上1000万下)を勝ったマグネティックマン[5]がいるが、繁殖に上がった牝馬はいない。2001年に腰の骨折のため1年間種付けを休養するアクシデントに見舞われたこともあって、以後ほとんど産駒は送り出せなかった。

2006年のシーズンを最後に種牡馬を引退し去勢、功労馬管理施設Rolling eggs clubに繋養されていた。

2019年6月11日に敗血症により死亡した[6]。28歳没。

血統表

脚注

外部リンク

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