エイシンバーリン

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欧字表記 Eishin Berlin[1]
性別 [1]
エイシンバーリン
欧字表記 Eishin Berlin[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 芦毛[1]
生誕 1992年3月11日[1]
死没 2017年4月19日(25歳没)[2][3]
Cozzene[1]
Blade of Luck[1]
母の父 Blade[1]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[1]
生産者 Hugh G. King III[1]
馬主 平井豊光[1]
調教師 坂口正則[1]
厩務員 岩本幸治[4]
競走成績
生涯成績 28戦6勝[1]
獲得賞金 4億620万2000円[1]
勝ち鞍
GIIIクイーンC1995年
GIIIアーリントンC1995年
GIII京都牝馬特別1997年
GIIIシルクロードS1997年
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エイシンバーリンEishin Berlin1992年3月11日 - 2017年4月19日[1]は、日本競走馬繁殖牝馬1990年代半ばに短距離戦線で活躍し重賞競走4勝を挙げ、特に1997年シルクロードステークスにおいては日本競馬史上初めて芝1200メートルで1分7秒の壁を破る1分6秒9の日本レコードタイムで勝利するなど、スピードを生かした快足の逃げ馬として知られた[5]

アメリカ生まれの外国産馬フロリダのセリ市で平井豊光が落札し、3歳春に来日。平井が所有する栄進牧場で育成が行われた。

1994年10月阪神競馬場で行われた新馬戦・芝1400メートルでデビュー。ここを2着に1.7秒差、当時の3歳コースレコードとなる1分21秒4で圧勝し、素質の高さを裏付ける。しかし続く重賞三競走は、ヤマニンパラダイス、スターライトマリー、プライムステージといった強豪に後れを取り、2、3、2着と勝ちきれなかった。

しかし4歳になって初戦のクイーンカップで前述のスターライトマリー、プライムステージらを抑え、重賞を制覇。牡馬相手となったアーリントンカップも連勝し、この勢いのまま「裏街道」[注 1]の主役になるかと目されたが、アーリントンカップのレース後に骨膜炎(ソエ)を発症する。これは若駒にしばしば見られる成長病のようなものであり、多くの場合、症状は一時的なものであるが、しかしエイシンバーリンの場合は症状が慢性化。調教さえ満足に行うことができなくなり、結局ここから1年7ヶ月に渡っての休養を余儀なくされた。

5歳秋になってようやく復帰するも、復帰後3戦は振るわなかった。しかし4戦目のキャピタルステークスを逃げ切って復活勝利を挙げると、1戦挟んでの京都牝馬特別では、阪神3歳牝馬ステークス以来およそ2年1ヶ月振りの対戦となったヤマニンパラダイスに雪辱を果たし、重賞3勝目を挙げた。続く中山記念は直線で失速し11着に敗れるが、2000mの中京記念では逃げて見せ場を作り5着に入った。その後適距離に戻ったシルクロードステークスでフラワーパーク等、当時の一線級のスプリンターを相手に驚異的なハイペースで逃げながら、最後の3ハロンも33秒4という出走馬中2番目のタイムでまとめ、日本馬として史上初めて芝1200mで1分7秒を切る、1分6秒9という日本レコードタイムで圧勝した。

結局これが最後の勝利となったが、続くGI高松宮杯でも2着に逃げ粘り、その後も12戦して重賞で2着4回、GIで3着1回など短距離戦線には欠かせない馬として息の長い活躍を続けた。特に平たんコースの中京競馬場と相性が良く距離適性が無かった上記中京記念も含めてすべて掲示板に載っている。6歳冬のスプリンターズステークス10着を最後に引退。北海道の栄進牧場で繁殖入りとなった。

競走成績

以下の内容は、netkeiba.com[6]およびJBISサーチ[7]に基づく。

年月日競馬場競走名距離(馬場)


オッズ(人気)着順タイム
(上り3F)
着差騎手斤量
(kg)
勝ち馬/(2着馬)
1994.10.16 阪神 3歳新馬 芝1400m(良) 8 8 8 1.4(1人) 1着 R1:21.6 (36.2) -1.7 南井克巳 53 (マイアミスピリッツ)
11.12 東京 京成杯3歳S GII 芝1400m(良) 11 6 6 1.4(1人) 2着 1:22.4 (34.9) 0.4 南井克巳 53 ゴーゴーナカヤマ
12.4 阪神 阪神3歳牝馬S GI 芝1600m(良) 10 2 2 6.4(2人) 3着 1:34.9 (36.3) 0.2 南井克巳 53 ヤマニンパラダイス
12.24 中山 フェアリーS GIII 芝1200m(良) 13 5 7 1.4(1人) 2着 1:09.3 (35.6) 0.1 南井克巳 53 プライムステージ
1995.1.29 東京 クイーンC GIII 芝1600m(良) 9 1 1 5.0(3人) 1着 1:35.5 (35.4) -0.1 南井克巳 54 (プライムステージ)
2.26 京都 アーリントンC GIII 芝1600m(良) 16 7 13 6,8(4人) 1着 1:34.3 (35.3) 0.6 南井克巳 55 (ダイタクテイオー)
1996.9.21 中山 オータムスプリントS OP 芝1200m(良) 11 1 1 7.5(2人) 7着 1:10.0 (36.2) 0.7 柴田善臣 56 トーヨーロータス
10.13 東京 府中牝馬S GIII 芝1800m(良) 14 5 7 11.5(7人) 5着 1:46.5 (36.0) 0.5 柴田善臣 55 サクラキャンドル
11.2 東京 根岸S GIII ダ1200m(不) 16 2 3 12.3(6人) 12着 1:12.3 (37.3) 1.7 柴田善臣 55 ストーンステッパー
11.23 東京 キャピタルS OP 芝1400m(良) 14 8 13 8.5(3人) 1着 1:21.7 (35.2) -0.1 角田晃一 56 ベストタイアップ
12.15 阪神 阪神牝馬特別 GII 芝1600m(良) 15 7 12 5.7(3人) 7着 1:36.0 (36.2) 0.9 南井克巳 55 ヒシナタリー
1997.1.26 京都 京都牝馬特別 GIII 芝1600m(良) 10 4 4 9.2(5人) 1着 1:35.4 (35.8) 0.0 南井克巳 56 (ヤマニンパラダイス)
2.23 中山 中山牝馬S GIII 芝1800m(良) 15 2 2 5.7(3人) 11着 1:50.4 (35.7) 1.1 南井克巳 56.5 ショウリノメガミ
3.16 中京 中京記念 GIII 芝2000m(稍) 16 4 7 11.8(7人) 5着 2:03.1 (37.7) 0.9 幸英明 55 アロハドリーム
4.20 京都 シルクロードS GIII 芝1200m(良) 16 2 4 35.9(8人) 1着 R1:06.9 (33.4) 0.6 南井克巳 56 ビコーペガサス
5.18 中京 高松宮杯 GI 芝1200m(良) 18 8 18 6.0(3人) 2着 1:08.2 (35.1) 0.2 南井克巳 55 シンコウキング
6.8 東京 安田記念 GI 芝1600m(良) 18 7 14 20.7(6人) 9着 1:34.6 (35.9) 0.8 吉田豊 56 タイキブリザード
9.28 阪神 セントウルS GIII 芝1400m(良) 14 7 12 8.8(4人) 11着 1:21.6 (36.9) 0.6 松永幹夫 58 オースミタイクーン
10.25 京都 スワンS GII 芝1400m(良) 16 6 12 6.6(3人) 7着 1:21.3 (35.4) 0.6 熊沢重文 55 タイキシャトル
11.22 中京 CBC賞 GII 芝1200m(良) 15 7 12 4.1(2人) 2着 1:08.5 (35.5) 0.6 南井克巳 55 スギノハヤカゼ
12.14 中山 スプリンターズS GI 芝1200m(良) 16 7 14 32.0(8人) 10着 1:09.5 (36.9) 1.7 吉田豊 55 タイキシャトル
1998.4.26 京都 シルクロードS GIII 芝1200m(良) 12 8 11 12.2(6人) 5着 1:09.0 (35.7) 0.4 南井克巳 58 シーキングザパール
5.24 中京 高松宮記念 GI 芝1200m(稍) 16 8 16 8.7(5人) 3着 1:09.2 (35.5) 0.1 南井克巳 55 シンコウフォレスト
6.14 東京 安田記念 GI 芝1600m(不) 17 2 3 50.6(10人) 7着 1:39.1 (39.0) 1.6 福永祐一 56 タイキシャトル
7.19 函館 函館スプリントS GIII 芝1200m(良) 13 5 7 3.2(2人) 2着 1:09.3 (35.7) 0.3 南井克巳 55 ケイワンバイキング
10.31 京都 スワンS GII 芝1400m(良) 14 6 9 24.6(7人) 2着 1:21.9 (35.9) 0.0 南井克巳 55 ロイヤルスズカ
11.28 中京 CBC賞 GII 芝1200m(良) 14 5 7 2.0(1人) 2着 1:09.8 (36.1) 0.2 南井克巳 55 マサラッキ
12.20 中山 スプリンターズS GI 芝1200m(良) 15 8 16 28.2(5人) 10着 1:09.9 (37.0) 1.3 熊沢重文 55 マイネルラヴ

繁殖牝馬時代

引退後はリーディング上位の種牡馬との交配が続けたが、JRA、地方通じて重賞タイトルに縁があるような目立った馬を出すことはできなかった。またファンから、同じエイシン名義の1歳年上で、バーリンと同じく短距離の逃げ馬として活躍したエイシンワシントンとの交配を望む声が上げられていたが、2005年に実際に交配が行われ、翌2006年、鹿毛の牡馬が誕生しているが競走馬にはなれなかった。2007年からは丸村村下ファームへ移動した[8]

2013年は不受胎に終わり、メラノーマを患っていることもあり当年限りで繁殖を引退し、その後はフォスターホースとして丸村村下ファームで余生を送っていた[2]。しかし、2016年末ごろからクッシング病からくる蹄葉炎を患うようになり、手術も行われたが回復の見込みが立たなかったことから、2017年4月19日朝に安楽死処分となった[5][9]

産駒一覧

生年馬名毛色馬主管理調教師戦績主な勝利競走供用出典
初仔2000年エイシンゴユウザン黒鹿毛ミシエロ平井豊光栗東・坂口正則
笠松伊藤強一
→栗東・坂口正則
26戦2勝(うち地方11戦2勝)[10]
2番仔2001年エイシンパンドラ芦毛フォーティナイナー栗東・坂口正則
道営佐々木一夫
4戦1勝(うち地方2戦1勝)(繁殖牝馬)[11]
3番仔2002年エイシンアサヒオー栗毛サンデーサイレンス平井豊光
→橋本慎太郎
→阿部東亜子
栗東・坂口正則
→笠松・伊藤強一
→栗東・坂口正則
→笠松・伊藤強一
金沢松野勝己
船橋石井勝男
大井・佐野謙二
水沢三野宮通
82戦17勝(うち地方71戦17勝)[12]
4番仔2003年エイシンテンクー黒鹿毛ブライアンズタイム平井豊光栗東・坂口正則
→笠松・伊藤強一
2戦0勝(地方出走なし)[13]
5番仔2004年エーシンブランディ芦毛ダンスインザダーク9戦2勝(うち地方7戦2勝)(繁殖牝馬)[14]
6番仔2006年(エイシンバーリンの2006)鹿毛エイシンワシントン(不出走)[15]
7番仔2007年エーシンランマン栗毛エイシンプレストン(株)栄進堂
→柴田光男
→柴田浩二
栗東・坂口正則
→笠松・伊藤強一
→水沢・瀬戸幸一
→笠松・伊藤強一
→笠松・青木達彦
40戦3勝(うち地方38戦3勝)[16]
8番仔2009年エーシンウルベリン鹿毛クロフネ(株)栄進堂
→平井豊光
→佐藤和法
栗東・坂口正則
→笠松・伊藤強一
→道営・田中正二
浦和・横山保
18戦1勝(うち地方14戦0勝)[17]
9番仔2010年キクノメテオ芦毛スペシャルウィーク菊池五郎栗東・荒川義之
→栗東・森田直行
17戦3勝[18]
10番仔2011年ヴェラクルスタイキシャトル池田草龍小林荒山勝徳
→大井・森下淳平
24戦12勝[19]
11番仔2012年ホワイトアウトフォーティナイナーズサン島崎圭三
→吉開智雄
道営・原孝明
→大井・阪本一栄
15戦1勝(繁殖牝馬)[20]
12番仔2013年マイネルシュタット芦毛ダンスインザダーク(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
→甲原晃
美浦和田正一郎
高知雑賀正光
41戦6勝(うち地方31戦6勝)[21]

血統表

脚注

外部リンク

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